STM体験記[HotStage 4日目]
2022年6月6日
社会人 研究開発部門
HotStage期間も折返し、4日目が終了しました。
普段の業務では、ローカル5G製品の検証及び評価を行っています。
STMは初参加で、これまで来場者として見てきたShowNetにHotStageから関わることができ非常に嬉しく思っております。
ShowNetのバックボーンは冗長化されていますが、万が一のケースを想定し、LastResortと呼ばれる機器を用意し、サービス提供を継続する設計となっています。4日目は、幕張メッセホール内の各ホールに展開される出展社収容機器とLast Resortとなる機器間の配線や、ShowNet内機器の死活監視を行う端末の接続など、主に物理作業を実施しました。
また、遠隔から装置のコンソールに接続するためのコンソールサーバの設定やフロー情報を取得するためのNetFlowの設定など、様々なタスクを実施しました。
今日実施した配線作業の中で、物理的に距離が離れたラック間の接続はパッチパネルと呼ばれる複数の配線を集約する中継器を介して接続がされているため、構成図とにらめっこしながら、ここのポートにさせば対向のラックのこのポートから出てくる、、あとはコネクタの形状も考慮してこのモジュールも用意して、、などなど構成把握が大変です。特に構成図を見慣れていない内は読みこむのに時間をかけすぎてしまいました。しかし、その後の物理作業では時間をかけずに構成理解をすることができるようになってきたため、率先してチームメンバへ説明して速やかに作業を完了させることができました。
ネットワークの知識やスキルも円滑にタスクをこなす上では大事ですが、たくさんの人が関わるイベントだからこそ、なにより情報を素早く正確に伝達する能力が求められていることを強く感じています。
担当するタスクの中で、担当NOCや機器を提供してくださっているコントリビュータ様へ要点を整理して質問や相談をすることが必要で、時にはその場で構成変更が入ることもあります。
その経緯を整理して作業報告をする必要がありますが、その場できちんと理解して後から認識齟齬が生まれないようにするため、自分でもしつこいなと思うくらい理解できるまで確認するようにしています。
このあとは、ShowNetバックボーンの冗長設定や障害時の影響範囲が想定通りかをチェックする正常性確認が行われる予定です。まだまだShowNetは続いていきますので、体調管理を徹底し、少しでもShowNetの成功に貢献できるよう最後まで尽力していきます!