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テゲバの開幕戦を見て
Xのフォロワーの皆さんもふらっと立ち寄ってくださった方も
こんにちは、こんばんは、おはようございます
しょーと申します。
今回は
「テゲバの開幕戦を見て」
と題しまして、先日行われましたテゲバジャーロ宮崎(以下テゲバ)の開幕戦を見た感想をお話していけたらなと思います。
また、僕自身、サッカーの戦術に精通している訳ではなく、見たままの感想を言うだけなので
その意見は違うと思う!
的はずれなこと言ってる!と思うようなことがあっても
暖かい目で読んでいただけると嬉しいです。
それでは、早速本題に入ろうと思います。
今回の開幕戦の相手はAC長野パルセイロ。
テゲバとの相性としては「最悪」
この一言に尽きるのではないでしょうか
昨季もシーズンダブルされましたし、正直、いいイメージはない相手です。
一方、長野も昨季はそのテゲバに勝利して以来、勝ち星はなく
逆にテゲバはその長野の敗戦後、破竹の勢いで勝利を重ねるといった真反対のシーズン終盤をすごした昨季。
長野はJ2のロアッソ熊本で旋風を巻き起こしたロアッソ熊本の大木監督の右腕である藤本さんを監督に据え
宮崎で2次キャンプを行うという周到ぶり。
長野としては好相性のテゲバ相手にまず勝ち星をあげてスタートダッシュを切りたい
一方、テゲバはホームで迎える開幕戦ということもあり、サポーターの前で勝利を掴みたい
そんな試合前の状況でした。
そして、注目の開幕スタメンが発表されます。
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テゲバのスタメンは大方予想通り。
新戦力である下川や奥村、大卒ルーキーである河合を交えて
昨季のベースをそのままという形になりました。
しかし、僕は奥村を入れたことにより
大分のTMで見せた4-4-2なのか橋本をワントップに据えた
4-2-3-1なのか、試合を見てから判断しようと思ってこのスタメンを見てました。
この日のスタジアムには
新富町、綾町、国富町の小中学生たちも招待され、地元の期待が高まる中、キックオフを迎えました。
試合の立ち上がり
テゲバは序盤から積極的にボールを保持し、主導権を握ろうと試みました。
中盤では新加入の下川が巧みなパス回しでリズムを作り、サイドバックの松本が高い位置までオーバーラップやアンダーラップを繰り返し行い攻撃に厚みを加えます。
一方、長野は中をしっかりと締め、堅実な守備で対応し、カウンターの機会をうかがう展開となりました。
前半28分:試合の分岐点
試合が動いたのは前半28分でした。
長野の中盤、ここまで再三いいプレイを見せていた樋口が自陣からドリブルで持ち上がり、テゲバの守備陣を引きつけます。
その後、巧みなスルーパスで藤川虎太朗にボールをつなぐと、藤川はペナルティエリア手前から左足を振り抜き、
ゴール左上隅に見事なシュートを決めました。
この一撃で長野が先制点を奪い、スタジアムは静まり返りました。
テゲバの反撃
失点後、テゲバはすぐさま反撃に出ます。前半35分、松本がサイドを駆け上がり、グラウンダーのクロスを供給。
ゴール前で待ち構えていた橋本が右足で合わせますが、相手GK松原の好セーブに阻まれます。
さらに前半終了間際、奥村がペナルティエリア外から強烈なミドルシュートを放つも、
これも惜しくも枠外に外れてしまい得点には至りませんでした。
後半の攻防
後半に入っても、テゲバは攻勢を強めます。
坂井が相手ディフェンスラインの裏へ抜け出し、絶好のチャンスを迎えますが、シュートはGKの正面。
複数の選手が詰めていましたが、それでもゴールにはならず。
後半の終盤にも、右サイドから中野が鋭いボールでゴール前に送り、
ヘディングで合わせますが、ボールはクロスバーを越えてしまいます。
その後もテゲバは攻撃の手を緩めず、
セットプレイからのチャンスを伺い何度もゴールに襲いかかりますが
相手ディフェンダーのブロックに阻まれ得点を奪うことができませんでした。
試合結果と今後への期待
最終的に、テゲバは0-1で敗北し、ホームでの開幕戦を白星で飾ることはできませんでした。
試合後、テゲバの選手たちは悔しさをにじませつつも、次節への意気込みを語っていました。
特に、再三チャンスを作り出した松本は
「今日の敗戦を糧に、次の試合では必ず勝利を掴みたい」と力強くコメントしています。
今回の試合では、テゲバは22本ものシュートを放ちながらも、相手GK松原の好セーブや決定力不足により得点を奪えませんでした。
しかし、新加入選手たちが僕が思った以上にチームにフィットしており、
攻撃の形を作り出している点は今後に向けて明るい材料と言えます。
ここで、僕が昨日の試合で印象に残った選手やプレイを紹介出来ればなと思います。
1人目は坂井 駿也 選手
昨季から僕が応援しているサガン鳥栖から期限付き移籍してきた選手です。
本職は中盤の選手で豊富なアイデアとキックの質、展開力や危機察知能力が高い特徴を持っています。
しかし、昨季終盤からウイングで起用されており、
正直、最初のうちはその意図をはかりかねてた部分がありましたが昨日の試合でようやくその意図を少しだけ汲み取れるようになった気がします。
まずはボランチさながらの展開力。
これはサイドチェンジだけではなく、昨日失点した後に
横パスを繋いでいた時間帯があり、ここら辺で何か変化が欲しいな…と思っていた瞬間の出来事でした。
急に鋭い縦パスを供給し、相手DF陣が慌てます。
惜しくもパスは通らなかったんですが、ああいったアイデアや視野の広さ、試合の流れをみる力というのはここ最近、凄く目に見えて成長した点だなと思います。
またクロスのタイミングやボールの運びどころなんかも
中盤さながらのアイデアに溢れたものばかりで、感嘆するものばかり。
また昨日1番の決定機と言っても良さそうなシュートでしたが
昨季、終盤あたりからエゴが出てきており自分でどんどん仕掛けてシュートまでいく姿を見ていると
初ゴールを決めたら一気に爆発しそうだなと思わずにはいられません。
そして、僕がこれが坂井選手をウイングに置いている一番の理由か…と思ったのがそのポジショニングの良さです。
彼は本当にひたすら首を振っています。
危機察知能力の高さもここから来ていると思いますが常に周りを見て最適なポジションに居ます。
そのお陰で相手がパスカットしてカウンターを仕掛けようとしても
テンポを遅らせたり、また逆にセカンドボールを拾えたりして連続攻撃に繋げれたりとその良さを存分に発揮してくれていました。
先述した松本が割と好きなタイミングでオーバーラップやアンダーラップを仕掛けれるのもこの坂井選手の存在が大きいのかなと思いました。
その長所というのは間違いなくテゲバの力になっています。
間違いなく今季ブレイク候補の1人と言えると思います。
そして次に河合選手。
僕がトリニータ戦で衝撃を受けた中盤の選手です。
間違いなくこれからテゲバの頭脳と心臓になる選手です。
そして、その実力を昨日も遺憾無く発揮していました。
まずはなんと言ってもそのボールの失わなさ。
中盤において何よりも大切なこの能力を兼ね備えています。
中盤ではありますがサイドに広く位置を取りボールを貰うと
決して無理をせず後ろに下げたかと思えば
ここはもう一度返すだろうな…と思った場面で画面で見てる僕も騙されるような体の使い方…
上手ぁ…と何度言ったことかわからないです。
またビルドアップにも積極的に参加したり昨季、安田がしていたタスクなどもこなし、そのプレイの幅の多彩さを存分に見せつけてくれました。
それから少し意外だったのはゴールへの執着が思ったよりもあること。
勝手に頭脳としてプレイするプレイヤーなのかなと思っていたんですが
ゴール前に飛び出し惜しいシーンがあれば表情に出して悔しがる姿。
ああいった選手は僕の経験上、大きな飛躍を遂げます。
デビュー戦で、この出来ならシーズン通して成長していけば
3ゴール5アシストぐらいしていてもおかしくないと個人的には思っています。
そして、中野選手。
この選手もやはりいい選手でした。
テゲバの右ウイングは阿野の代役や同じタスクをこなせる選手というのが昨季の悩みでもありましたし
実際、トリニータ戦で阿野が怪我した場面では開幕戦大丈夫なのか?という不安もありました。
しかし、途中出場ながら、その不安を払拭するプレイを見せてくれたと思います。
阿野のボールの失わなさやトラップなどに目を奪われるものの
クロスの質やドリブルなんかは阿野と同等、
特にクロスに関してはあの鋭いクロスというのはこれから大きな武器になると思っています。
トリニータ戦では、散らばったボールをスタッフと一緒に集める姿もあった中野。
そういう細かい部分に気付いたり出来る選手はどうしても応援したくなります。
その左足でゴールを量産していってほしいです。
他にも徹底的にマークされながらもその良さやフィジカルの強さ、ポストプレイの上手さを存分に見せつけた橋本。
(夏にも必ず上位クラブからオファーが来そうと思ったのはここだけの話)
そして、大分戦では、もう一歩かな…と思っていたケンチも
昨日の動きは格段に良くなっており、もう少し長い時間見ていたいなという気になりました。
そして、今日、行われた鹿屋体育大学戦でのトレマでは3得点とゴール感覚を確実に身につけています。
武の代役どころか、エースはこの俺だ!ぐらいの気迫を見せてくれればテゲバとケンチの未来はきっと明るいものになるはずです。
他にもメンバーには入っていませんでしたが高い推進力とテクニックを見せ
今日のトレマでも得点した安藤くんなど、期待する選手は多岐にわたります。
ただ、昇格を目指す!といったシーズンで開幕戦で負けたのもまた事実。
昨日、初めて現地に足を運んだ上司からもピッチの近さや選手達のリアルな声などを聞けた感動なんかも言われましたが
ワンチャンスを物にした長野と複数のチャンスを決めきれずに勝ち点を取れなかったテゲバ
昇格を目指すてならこの一敗は軽く見れない
こういう言葉を貰いました。
この言葉には正直、共感しかないです。
今までの開幕とは比べ物にならない完成度で期待がある分、
この一敗さえなければ…と涙を飲む可能性すらあります。
「この敗戦を無駄にしないために」
— 昇格を信じ、共に戦うサポーターへ —
僕自身、昨日の敗戦をとても悔しく感じています。
昇格を目指すうえで、一つの敗戦がどれほど痛いものかは言うまでもありません。
試合終了の笛が鳴った瞬間、勝ち点を落とした現実に打ちのめされました。
きっと、サポーターの皆さんも同じ気持ちだったのではないでしょうか。
今シーズンの開幕前から、ユニフォームの納品遅れ、そして開幕戦での敗戦。
チームを取り巻く環境には暗いニュースが続いています。
Xのタイムラインを見ても、ネガティブな意見を多く目にしますし、それは当然のことだと思います。
シーズン開幕を楽しみにしていたからこそ、思い描いていた理想と現実のギャップに落胆するのは仕方のないことです。
しかし、選手たちは決して諦めていません。
ピッチ上で、最後まで走り続け、戦い抜く姿勢を見せてくれました。
試合に負けたからといって、当然ですが彼らが努力を怠ったわけではありません。
むしろ、この敗戦を次に生かそうと、誰よりも悔しさを噛み締めているはずです。
だからこそ、僕たちサポーターも、チームとともに前を向きたいと思います。
この敗戦を乗り越え、次の試合から再び勝利を積み重ねていけるように、
僕たちも全力で声を上げて応援しましょう。
どんなに苦しい状況であっても、僕たちの声援が選手たちの力になることは間違いありません。
シーズンはまだ始まったばかりです。
この悔しさが、シーズン終了時には
「開幕の頃は大変だったけど、今は笑い話になったね」
と振り返ることができるよう、僕たちは最後まで信じて戦い続けるしかありません。
「試練は、覚悟を持つ者の前に道を開く。」
この試練はきっと今の僕たちに覚悟を問う試練だと思っています。
テゲバサポの心の強さは応援して触れ合っている僕もよく分かります。
これからシーズンの連勝街道を突き進むために
この言葉を胸に刻み、僕たちサポーターも全力でチームを後押ししていきましょう!
それでは皆さん
𓂃 𓈒𓏸𝑰 𝒉𝒐𝒑𝒆 𝒕𝒐 𝒔𝒆𝒆 𝒚𝒐𝒖 𝒂𝒈𝒂𝒊𝒏𓂃 𓈒𓏸