![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40885307/rectangle_large_type_2_faf4315600c75c77ef20417bff55bc18.jpeg?width=1200)
Photo by
kiyofico
新ことわざで遊ぶ辞典「胃の中の蛙たいがい死なす」
胃の中の蛙たいがい死なす
【いのなかのかわずたいがいしなす】
【意味】胃の中で蛙を飼うという試みのような,誰もがそりゃ無理だろうと思う行為は,予想通り失敗する,という意味。無謀な試みは,たいてい失敗するということのたとえ。無謀な試みといえば,昔,風船おじさんという方がおられた。何を試みられたかというと,巨大な風船をくくりつけたゴンドラに乗り込んで,太平洋を渡ってやろうとしたわけだ。どれくらい勝算があっての挑戦だったかは知らないが,たいていの人が案じた通りに,挑戦からわずか2日後には消息不明となり現在にいたる。この風船ゴンドラの名前はファンタジー号といった。ううむ、ファンタジー。ファンタジーと付けておけば,どんな無茶でも通用するという願望の表れだろうか。だが,ファンタジーという井戸の中にいたおじさんは,太平洋という大海の広さを知らなかった。いや,知っていたが甘く見ていたということだろうか。おじさんは,存命なら今年で御年80才。なんとなくだが,どこかの無人島で逞しく生きておられるような気がする。ああ,これもファンタジーだな。
いいなと思ったら応援しよう!
![鐘子寿ゞ実(かねこすずみ)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51368419/profile_ce5923b4eace8d1500465f9a63307cf8.png?width=600&crop=1:1,smart)