『ハビゾを終えて』
1月にビジュアル撮影をし、
3月中旬に顔合わせをして始まった今回の舞台
振り返るとものすごく濃く充実した時間だった
ビジュアル撮影では、
何パターンか動きを変えながら撮らなければならないのに、
緊張とポーズの引き出し不足により、カメラの前で固まる
そんな自分を見て、周りの皆さんが声をかけてくれて、
無事に撮影をすることができた
撮影で固まる、とは?って話なのだが、、、
日々の稽古では、
多方面から色々な声をいただき参考にして、
役と向き合いながら楽しく演らせていただいた
サポートが手厚すぎて、
やるぞ、と力が入りすぎることもあった、笑
本当に感謝、ありがとうございます
今回は旗揚げ公演ということで、
公演に至るまでの経緯や想いをたくさん聞かせてもらった
そこで、自分にできることは精一杯やろうと思って、色々と動いた
共演者の方からは「目的はなんだ?笑」と言われることもしばしば、笑
初参加なのに、やけにズカズカと動いていたからかもしれない
そんな温かい人たちに囲まれているうちに、
気づけば、何か力になりたいという動きに拍車がかかっていた
本当に魅力的な人たちが多く、楽しい現場だった
少し角度を変えて、話をする
自分は今、29歳
約3年前に役者になって、
経験的にも年齢的にも人の何倍も努力をしないと
この世界で生きていけないと感じている
そういう思いもあって、
とにかく動くということを忘れてはいけない
そんな風に思っている
年齢29歳、役者経験3年
この事実は当たり前だけど、変わらない
悔しい思いも腐りそうになる時もあった
でも、やっぱり芝居がやりたいと思った
心が折れそうになった時に、
先を走ってくださる先輩方の存在が、
すごく励みになって、
自分もまだまだやれると奮い立たせてもらった
本当にかっこいいなと思う
自分もいつかそういう存在になりたいと思う
人の心に届くような生き方をする人間でありたい
人として未熟な部分も見えた今回
迷惑をかけてしまったこともあった
そこは本当に反省をしなければならない
なんでもかんでもやればいいという問題ではない
時には冷静になって考えていかないと、
うまくいくこともうまくいかなくなる
(言い回しがちょっと馬鹿みたい)
昔から「冷静」という言葉は皆無なので
ちょっと厳しいかもしれないが、
一旦、落ち着いてちゃんと考えるということも
必要だなと、29歳で改めて思った
人と人が関わるということは、
綺麗なことだけではない
ぶつかってしまうこともある
ただ、今回の公演を良くしていきたいという
想いは同じで、一緒に頑張っていた
このご時世で、全員欠けることなく、
無事に終演できて本当によかったと思う
皆さん疲れが取れてきて、
今頃、寂しくなってきているのではないかと、
勝手に思っている
また会うその日までに、
役者としても、
人間としても、
成長していきたいと、
そう思うのである