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【キャリアと向き合う】

10社以上の会社を渡り歩き、
正社員、フリーランス、派遣、バイトと幅広く経験をしてきた。
業種業界も多種多様。

このような経歴で、かつ学歴は高卒のため、
普通の転職をあまりしてこなかった。
基本的には紹介かヘッドハンティングによる転職である。

大事なのは、
自分は何ができるのかを明確にすること。
そしてその会社において自分はどういう価値を発揮できるのか。
それが相手に具体的なビジョンとして見えればいい。
それは正社員だろうとフリーランスだろうと変わらない。
会社としては払うお金以上に価値を見出せる人間であれば喜んで採用したいはずだ。

そういう意識を持てるかどうか、
その意識を持って日々の業務に取り組めるかで、
キャリアは大きく変わってくると思っている。
1社目、2社目で運良く良い職場に就けることもある。
でもそんなことは奇跡だ。
それよりもどういう人間になっていきたいのかを定めて、
そのために必要なスキル経験を、業務を通して、
場合によっては独学で積み上げていくことが重要だと思う。

正社員として雇用されていても未来がどうなるのかは誰にもわからない。
不景気で会社がうまくいかなくなれば解雇されることも十分にあり得る。
だから自分ではない何かを頼りにするのではなく、
自分のキャリアは自分が責任を持つということ。
依存していると何かがあったときに自分ではない何かのせいにしてしまう。
でも自分のキャリアに責任を持って日々自分の仕事をやっていけば選択肢は広がっていく。
選択肢が広がれば選ぶことができるので不利な状況になっても、
自分のキャリアにとってプラスにならなければそこから離れることもできる。
もちろんその会社と一緒に不利な状況を頑張って乗り越えていくことも大切だ。
そこは1人の人間として正しい選択をしていく必要がある。

世界のどこかではきっとあなたの力を必要としている人がいる。
平凡な私でも必要としてくれる会社がある。
これは本当にありがたいことである。
力不足で期待に応えられないことも多々あるが、
想いとしては関わる会社に貢献できるように頑張っていきたいと思っている。

仕事は恋人探しと同じなのかもしれない。
お互いが大事にしている条件があって、
両思いにならないと仕事は決まらない。
好きな会社があってもスキルや経験が足りなければ採用されないし、
採用したい人がいても文化や雰囲気、待遇などの条件が合わなければ採用することはできない。

そう考えれば、
恋でいう元恋人。
仕事で言う前職。
たとえ辛い経験や失敗をしたとしても、
その分、次の人を次の会社を幸せにするために活かすことができればその日々も報われるのかもしれない。

すべては過程。
どんなことも永遠に続くことはない。
うまくいかない日々、
ひたすら我慢の日々、
ただただ理不尽な日々
そういった日々もいつか出会うことになる仕事へ繋がっていくのである。


時には逃げることも必要だけど、
心の中に怠け者を飼っている自分は、
一つ逃げるとまた逃げてを繰り返す。
だからいつも何かと戦っているのである。

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菅野翔馬
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