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『ころぬを終えて』

また、1つ舞台が終わった
今回は10ステージ
いつも通り緊張と戦いながら

過ぎてからいつも思う
時間は止まることなく、
あっという間に過ぎていく

今回、共演したキャストの皆さんと
また共演する時にはさらに成長したいと思う


そして、気づけば2021年も残りわずか


今回の公演を通して、
特に強く感じたことは、
人としても役者としても精進していきたいということ
人生や役者としての先輩の姿を見る中で、
自分の中にアツくなるものを感じた
これから成長していきたい人からすればそれは希望
どれだけそれが今後の活力になるか
先行き不透明で不安定なコロナなこの世の中で、
そういった姿を見ることで不安が払拭され、
目の前のことに打ち込むことができる
ただわかっているだけではなく、
目でしっかりと見ることができたのは有難いこと

1人で生きられるぐらい強ければいいが、
そんなタフな人間ではないから、
よく心も折れる
先を歩いている先輩たちがいることの有難さ
前回同様、強く感じたことの1つだった
自分もいつかこれから成長しようとする人たちにとっての
希望になれたらと思う
そこからきっと活力が生まれる、原動力

自分が今日やることの1つ1つは誰かの人生にいつかつながっていく
そう考えると1日1日がとても大切に感じてくる


自分の力不足は最初からわかっている
でもそれは今回に限った話ではない
だから自分のできることをこれまでの反省を活かしてやると決めていた
当然、新しい課題はたくさん出てきたし、
そもそもうまくいかないこともたくさんある
その中でもほんの少しだができることが増えた気がする


本番も含めてキャストの皆さんと過ごした20日間
それが急に無くなるというのはやはり寂しい
ただ、今は自分の課題が溢れて頭も心もぐちゃぐちゃ
落ち着いたらさらにきっと押し寄せてくるのだろう

とにかく今は、目の前のことを1つ1つやっていくしかない
言い訳をしている時間も嘆いている時間もないのだから
そんなことをしていても誰かの心に届くような人間には役者にはなれない
とにかく自分に与えられているのは今この瞬間しかない
自分が感じたことをそのままにせず、
今この瞬間の行動に活かしていく
そうやって積み重ねた先に何か少しでも掴んでいければと思う


今回、たくさんの声をいただいた
その中には痛いと感じることもあったし、
下を向きたくなることもあった
それでも少しずつでも頑張ろうと思えるのは、
自分が1人ではなく、
先を歩く人たちやこれから成長しようとする人たちのおかげ
そしてその声、1つ1つには想いがこもっていた


無責任な生き方はできない
これまで以上に自分という人間を磨いて精進していく
自分と同じように悩む人が目の前に現れた時に、
その人の力に、支えになれるような人間になっていきたい


至らない点は多々あっても人生は待ってくれない
今この瞬間も時間が止まることはない
それらを抱えながらも今日を生きていくしかない
どんな状況に置かれたとしても自分のやるべきこと、
そして、自分の仕事に集中して精一杯積み上げていく
たとえそれがコロナだろうとなんだろうと

自分にできることはそれしかないのだから


キャストの皆さん、スタッフの皆さん、観劇してくださったお客様
本当にありがとうございます
これからも自分という人間を磨き、役者として精進していきます

ころぬに負けぬぞ、ころぬ

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菅野翔馬
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