植物と歩く展〜練馬区立美術館
地方自治体の美術館や博物館に行ったことは、これまでほとんどなかったんだけど、最近とあるきっかけがあって練馬区立美術館デビューをした。
そのきっかけというのは、もとは吉本の芸人だった「アートテラー・とに~」さんが配信しているポッドキャスト番組『アートテラー・とに~のそろそろ美術の話を...』。
美術、アートが好きだったり興味のあるひとはかなり楽しめる、いろんな意味で濃くユニークで、かつためになる番組。
とくにユニークだなと思うのは、一般の鑑賞者にすぎないわたしなんかにすれば、なじみのない学芸員や画廊経営者、キュレーターなんかの話をかなりつっこんで聴けるというところ。
現役のアーティストの生の声も聴けたりして、これまた興味深く面白い。(バックナンバーを最初から聴いて、今は二週目)
練馬区立美術館に話を戻すと、ここの名物?学芸員(小野寛子さん)がそのポッドキャストに何度かゲスト出演していて(とてもユニークで視聴者の評判もいいらしい)彼女が勤める当美術館にも興味が湧いたから。
国立とかと比べて規模等が小さいせいもあるのか、入場料がとてもリーズナブルなのもすてき。(今回は500円だった)
とはいえ、内容はよく練られ、充実していて大満足。
「植物」がテーマなので、いろいろな作家の作品を観られたのも楽しかった。(中川一政のひまわりなんかもあったりして)
倉科光子の作品「ツナミ・プランツ」の緻密な描写、表現には圧倒された。(ひとつの作品に2〜3年かかるのはふつうらしい)
写真撮影は禁止だったので、気になるひとは検索してみてね。
駅からも(西武池袋線の中村橋)近く、公園も併設されている立地もナイス。
思い切り夏らしいジリジリと照りつける太陽と、豊かな雲にもいろどられて、とてもすてきな練馬区立美術館デビューであった。