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無料で読める、ニーチェ入門、哲学史入門におすすめな6冊

今のような世界、状況(ニヒリズムが当たり前になる世の中)を予見し、予言していたニーチェ。

そんなニーチェが気になって、いきなり『ツァラトゥストラはかく語りき』を読むという暴挙に出たことのある(そして挫折した)ワタクシです。

今になって思い返してみれば当たり前のことで、ニーチェ思想の背景や経緯、変遷、周辺知識といったものがある程度はないと無理なんですよね。

たとえば、彼のオリジナルだと思われがちな「超人」や「永劫回帰」、「ルサンチマン」といった言葉、概念、思想には元ネタがあり、それくらい知ってるよね?という体で語られているので、その「パロディ」をわかって、楽しむ余裕くらいがないと。

そんな過去のワタクシと同じめにあってしまった(またはこれからあうかもしれない)アナタに朗報の参考書籍紹介です。

といっても、彼も語っているように、彼と同じようなこと(人生に意味、価値はない、生きがいはない、というような)を考えたことのないひとには理解できないし、その必要もないでしょうけど。

自分と同じようなことを考えたことがある人でなければ、まず理解することができないだろう

ニーチェ談

学習コストは極力下げたいので、今回も無料で読める Kindle Unlimited の読み放題対象です。

Kindle Unlimited会員であることが前提ですが(月額980円)、30日間の無料トライアル期間があるので、その間に集中して学ぶのもよいかと思います。

ま、そんな枕はさておき、書籍の紹介です。

このあたりを読んでおくだけでも、彼(ニーチェ)の著作を読むのには大変役立ちます。(とくに『教養として〜』は)

ニーチェに特化してませんが、以下の書籍も哲学史をざっくりと概観(そのうえでニーチェに触れるのにも良)するのに、おおいに役立ちます。

とくにこの『やさしすぎる〜』は、タイトルに偽りありというか、いや、かなりの力作です。本書を読むだけでも、いわゆる「哲学」を語るに十分な(もちろん、専門家と渡り合うレベルではないにせよ)知識が得られます。

そこから興味のあるところに分け入って、深めていくのにも大変によい入門、指南書。

以下の二冊はさらに「ニーチェ」個人からは逸れますが、相対的にもニーチェを捉えることもできますし、抽象度をあげて「哲学史」の観点からも彼(ニーチェ)の思想を量ることが出来るのでおすすめです。

これらを経て、あらためて「いやー、やっぱりニーチェ読みたいわぁ」となったら、以下の二冊も Kindle Unlimited の読み放題で。

*「読み放題」対象の書籍は時期によって変わることもあります

とくに『道徳の系譜学』は必読かつニーチェ入門に最適との誉れたかし!

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