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読書の轍

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わたしになにかしらの轍を残していった書物たち。
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2020年11月の記事一覧

エントロピーは情報であり、観測者によって変化する〜宇宙をプログラムする宇宙

エントロピーは情報であり、観測者によって変化する〜宇宙をプログラムする宇宙

科学が苦手で物理学とか宇宙のことなんかも全然知らないのだけれど、最近『三体』にハマっていたり

『TENET』を観て頭がこんがらがったりして、いや、このままでは悔しい、もっと感触を、手触りだけでも得たいとこうした本を苦労しながらも読んでいる。

タイトルは『宇宙をプログラムする宇宙』。

帯の裏はこんな感じ。

セス・ロイド(著者)は量子情報理論の導師(グル)である。その彼が書いた本書『宇宙をプロ

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現世利益にみる手書きの重要性〜ブレインプログラミング

現世利益にみる手書きの重要性〜ブレインプログラミング

現世利益(げんぜりやく)とは、この世(現世)において得られる利益のことです。

じゃあそう書けばいいのですが、専門用語はつい使いたくなります。

それはさておき

さらにわかりやすくいえば、お金(収入アップ)とか出世とか、好きな人と付き合いたい(結婚したい)、成功したい等々ということでしょう。

そういうのではない「利益」ももちろんあります(他者貢献とか、世の中の役にたちたいとか、自己表現とか)。

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瞑想で自分をアップデート〜LIFE 3.0

瞑想で自分をアップデート〜LIFE 3.0

「.0」というネーミングもいい加減どうかと思いますが(最初に使われだしたのはWeb2.0だったかと)去年読んだ『LIFE 3.0』がいつの間にか日本語訳で出てますね。

著者は『宇宙をプログラムする宇宙』のセス・ロイドとMITで同僚とか。

Lifeをステージでわけ、1.0(バクテリアなどの原子生物)、2.0(現代の人類)、3.0とし、3.0とはどんなLifeなのかについて書かれています。

Li

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殺菌、除菌社会への警告〜あなたの体は9割が細菌

殺菌、除菌社会への警告〜あなたの体は9割が細菌

店舗等、施設に入る際になかば強制的(というよりは、何のためにするのか考えず唯々諾々と従っているようにみえますが)にさせられている、アルコール等による手指消毒。

毎日のように行くカフェの出入り口にも設置してありますが、ほぼ皆さん当たり前のように(無意識でする儀式のように)消毒していますが、それは本当に必要なんでしょうか。

これが当たり前、日常になってしまっていいのでしょうか?

マスクについても

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雨の中でキス、スペイン旅行、そして〜ブループリント 下巻

雨の中でキス、スペイン旅行、そして〜ブループリント 下巻

錚々たる知識人たちによる推薦、帯文が目立ってつい(背伸びともいう)読み始めてしまった『ブループリント 「よい未来を築くための進化論と人類史」』をやっと読了。

上巻についてはこちら。

著者のニコラス・クリスタキスは医学博士、学術博士、公衆衛生学修士、イエール大学社会・自然科学スターリング・プロフェッサーといった肩書で、社会学、生態学、進化生物学、統計学およびデータサイエンス、医用生体工学、医学と

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わかりやすいことや聞き心地のよいことこそ、疑ってかかるべきなのだ〜アウトサイダー・アート

わかりやすいことや聞き心地のよいことこそ、疑ってかかるべきなのだ〜アウトサイダー・アート

わたしはアウトサイダー・アートやアール・ブリュットと呼ばれる、いわゆる一般的なアートとは違うアートがけっこう好きです。惹かれます。

自己表現や他者(社会)に伝えたいメッセージ、自己顕示、承認欲求といったものを起点とせず(これはかなり乱暴なものいいだけれど)その(作りたい)無垢というより剥き出しの思いから生まれるものたちに。

本書『アウトサイダー・アート 現代美術が忘れた「芸術」』のあとがきで著

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それがあなたの「生きる」カタチですか?〜三体Ⅱ 黒暗森林(下)

それがあなたの「生きる」カタチですか?〜三体Ⅱ 黒暗森林(下)

世界的大ベストセラー『三体』の第二部、『黒暗森林』の下巻を茫然自失な読後感をもって読了。

途方もないスケールで構築され、展開するこの世界観には本当に圧倒されます。例の喧しい感染症騒ぎの諸々から生じる閉塞感、停滞感を片時でも忘れることができます。(ま、しばらくすると若干戻ってはしまうんだけど)

第一部でどでかい風呂敷がひろげられ、この第二部ではそれを受けて怒涛の加速、凝縮、膨張といったジェットコ

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科学が信用に値するのは、科学が「確実な答え」を教えてくれるからではなく、「現時点における最良の答え」を教えてくれるからである〜すごい物理学講義

科学が信用に値するのは、科学が「確実な答え」を教えてくれるからではなく、「現時点における最良の答え」を教えてくれるからである〜すごい物理学講義

カルロ・ロヴェッリの『すごい物理学講義』をやっと読了。

流れとしては『すごい物理学入門』からでよかったです。この二冊を経た(四苦八苦しながらも)今なら『時間は存在しない』も、もうちょっとは読めるかもしれない。

本書は2014年に刊行され、その年に「メルク・セローノ文学賞」と「ガリレオ文学賞」という2つの賞を受賞しているとか。

どちらも「文学賞」なんですね。

科学の魅力を広く一般に伝えること

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監視社会のインフラはもう十分すぎるほど、この世界にゆきとどいている〜超監視社会で身をまもる方法

監視社会のインフラはもう十分すぎるほど、この世界にゆきとどいている〜超監視社会で身をまもる方法

『闇ウェブ』を読み、その勢いでもうちょっと突っ込んでそのへんのところ(インターネット利用における危険性)を知りたかったのでケビン・ミトニックの『超監視社会で身をまもる方法』を読みました。

闇ウェブについてはこちら。

ケビン・ミトニックはもとはクラッカー(悪いことにハッキングの知識、技術を使う)だったのだけれど(それで逮捕、収監されている)、現在はそのスキルを生かして、いわゆるホワイトハッカーと

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