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アフターコロナの世界

ここ数週間は毎日何らかの予定が入りあたふたしている。就活、学会、インターンと楽しくはあるが日に日に身体に疲れがたまって言っているのがわかる。

最近、といっても1ヶ月以上この話題ばかりだが、新型肺炎が流行りだし世界は混沌と化している。指数関数的に感染者は増え未だに収まりを見せない。
新型肺炎に関しては全くの無知なので多く語ることはできないが、ニュースや記事でたまに流れてくるのを見て少し考えた。アフターコロナには世界はどんなふうに変わっているだろう。

WHOがやっとパンデミックだと言った。これまではコロナはパンデミックでなく、インフォデミックだと語っていた。パンデミックとは病気の世界的流行を指す言葉で、また広い地域で流行することをエピデミックという。対し、インフォデミックとは、エピデミックとインフォメーションお組み合わせた言葉で、「不確かな情報が大量に広がり、問題解決を遅らせるような状況」を指すという。つまり、人災である。
様々な情報が飛び交い答えがわからず「もっともらしい嘘」を皆が信じ、本当の答えを持っている者の意見が通らない。エモクラシーを感じる。
僕の住む田舎でもマスクは買い占められ何処にも売っていない。それでも、街中でマスクを着けている人は例年と大して変わらなかったりする。マスクは感染している者が咳やくしゃみで飛沫感染を防ぐものとしとしては優秀だが、マスクをしているから感染しないというわけではない。けれど、それもプラシーボなのかもしれない。

お隣中国では、街ごと隔離されるようなこともおきた。人を移動をなくし街に留める策はさすがとしか言いようがない。(他の国はなかなか真似できない)。ここで僕が個人的に気になったのは、人を使えない場所でどう物資を運んでいるかだった。人間という機械(身体)は万能で優秀だがウイルスの類には使えない。やはりパンデミックに備えて無人化を推し進めないといけない気がする。日本にも同じだけのロボットを作れる技術はある、インターネットも普及している、けれど無人化できない何かがこの社会には蠢いている。

たまに見る仮面ライダーゼロワンの世界では、ヒューマギアというアンドロイドが様々な現場で活躍している。医療現場でもそうだ。ウイルスに負けず、清潔を保てるヒューマギアは人間にとって最愛のパートナーであり希望でもある。そうやって見ていると面白い。

かつて僕は人間が滅びるには、人間(戦争)かウイルス(病気)だと思っていたことがあった。けれど、もしかすると科学や医療で立ち向かえたはずの状況に、人間の愚かな判断で滅びるのではないかと考えるようになった。結局人間を滅ぼすのは人間なのだと思わざるを得ない、AIなんかよりも人間の方が怖い気がする。

災害は国を強くする、人は経験から学び対策を立て実行していく。積み上げてきた英知はインフォデミックや愚かな判断に負けてはならない。アフターコロナでは我々は何を経験し何を学ぶのだろうか。無人化で立ち向かう者、我慢と自粛で立ち向かう者、合理と批判で立ち向かう者、己の正義を貫く者。アフターコロナにはどんなふうに変わるのだろう。

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