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「藤井風~登れ、世界へ~」を見て伸びた背筋
「歌う人になってくれて、ありがとう」と、感謝してたわたしの中のお気楽さが、ちょっと背筋を伸ばした。
その苦悩、一緒に背負わせてよ、という気持ちになった。
受け取ってばかりで、ありがとう、と言っていたフェーズは越えた。生みの苦しみ、誰も登ったことのない坂道を行く大変さを、一緒に背負いたい、と思ってしまった。
いやいや、わたしみたいなただのファンができることじゃない。そりゃそうだ。ごもっとも。でも、気持ちでそうしたい。
さんざんもらって、さんざん幸せな気持ちにさせてもらって、お返ししたくてたまらない。
風さんはそんなことしてほしいなんて、ちっとも思ってないだろうけど、割と気持ち悪い自己満足でしかないけど、2021年に顔マスクしてピアノに向かってた風さんを経て、2024年に手で顔を覆ってひとりショートお散歩していた風さんに、もう…ああ…、くのいちのごとく駆け寄って、お支えもうしあげたい。
スタジオの扉前に控えて、おやつのピーナッツでも、ドライフルーツでもなんでも、補給しに行くのはおまかせあれ。
トイレにも、わたしが代わりに行く。(ばか)
ロスの山をハイキングするときは、クロックスじゃなくてちゃんとした登山靴をご用意もうしあげる。
ロスで一番おいしいミネラルウォーターを探し回ったっていい。
くーっ、ただのファンができることって、こんなもんか。いやいや、これも妄想にすぎないぞ。
でもでも、そんな気持ちで、祈るような気持ちで見守ってますっていうファンはたっくさんいるだろうから、急がなくちゃと思ったり、予定通りにいかないな、と反省したりとかはいらないから。
Workin’ Hardで「めっちゃがんばっとるわ」と鼓舞するでも、お尻を叩くでもなく、ありのままのみんなを全肯定してくれた風さんが「がんばる」というんだから、きっと今、がんばりたいと思っているんだろう。がんばらなきゃ、ではなく。
オーケー、オーケー、了解です。大丈夫です。
次の日本でのツアーが3年後だったとしても、その時まで楽しみに貯金しながら待ってます。
待つ時間も楽しむという、藤井風上級者になります。