フェス参戦のしおり-フェスは常在戦場-

2016年9月18日のイナズマロックフェスティバルに参戦してきました。

この書き出しの時点でお察しかと思われますが、2016年9月18日のイナズマロックフェスティバルは17時頃荒天のため一時中断、その後中止となりました。

天候による中止は主催者がどうこうできるものでもないし、朝の時点で雨天ではあったけれど荒天ではなかったし、この対応自体は正しかったと思います。クローク等で色々あったようですが…。

一番悔しいのは主催者や準備を重ねてきたスタッフ、アーティストだと思うのですが、参加者も悔しいです。楽しみにしていたアーティストは見られないし、雨で体は冷えるし、具合が悪くなった人もいた事でしょう。

夕方からが本番と思っていたら…という人も結構いたのではないでしょうか。そう、私だ

私は10時頃会場に到着、ワークショップなどを見ながら友人の到着を待って「ゲスの極み乙女からちゃんと見るか」と思っていたらチケットを持ってる友人とはぐれ、ゲスの極み乙女を諦めてトイレへ、友人と合流してマンウィズから見るかーはーやっと見られる、と思っていたマン・ウィズ・ア・ミッション以降の公演が中止。

正直私の落ち度ですが、「あれ、私諭吉をどぶに捨てた?」という事態になりました。

「お前フェスを舐めとんのか???また同じこと繰り返すのか??」と己を戒めるべく、「フェスとは戦場」という先達からの教えを元に記述しております。

フェスとは戦場、常在戦場の精神を持て

常在戦場とは長岡藩士の精神規範であり、山本五十六等、著名な人物も用いています。意味はそのまま「常に戦場だと思ってあるように」
今でも長岡市に行くと結構見られる…みたいです(行ったことがので確認は取れてません)

戦場で大切なのは補給とトイレと事前学習。

トイレはあるし補給はフードエリアがあるので我々が心配するのは事前学習とお金ですね。もちろんどんなアーティストが来るのか、等は基本ですがフェスの事前学習は「天候への備えとチケットとタイムテーブル」だと思います。

暑さと寒さと雨の備え

基本ですが結構抜けてる人が多いです。特に雨。
人が多いところで傘をさすと、傘の骨が人に当たったり最悪目に刺さります。昨日何回顔に当たったか数えたくもありません。また、雨傘は自分はよくても傘に溜まった雨水が人にかかったり落ちたりします。雨で苛立ってる人に雨水をかけたり当たった場合、どんなトラブルが発生するのか想像したくもありません。フェス会場で持ち込みが禁止されているのはそのためです。

開場で盛り上がってる人は見たいけどトラブルを起こしてる人は誰も見たくもありません。傘は持ってくるだけ無駄。むしろ邪魔だし凶器です。

雨具はレインコートやレインポンチョ一択。

それも薄手のものではなく、厚手のものを持ってきて、中にフードタオルを着るようにしましょう。
薄手のレインコートは破れてそこから雨水が入ります。今回も結構敗れたレインコートや薄手のレインコートを持ってきて「着てなくても一緒じゃないの?」って人が結構いました。

あと中に雨水が染み込むのかなんなのか、とにかくじっとりするので、フードタオルを着た方がいいです。いいレインコートを買うって手段もありますが。

多少の雨なら帽子で防げます。日よけにもなるし雨でも晴れでも帽子は持っておいた方がいいでしょう。

雨や汗でチケット半券やスマホをダメにしないためにも、完全防水仕様のチケットケースはあったほうがいいです。

あとこの手の製品はゴム、ナイロンなどで出来ているので経年劣化を起こします。フェスしか使わないというのは正直もったいないので、近年の豪雨や豪雪でも使えると思うので積極的に活用しましょう。

開演時間ではなく、開場時間には到着していること。

大体の人が開演時間に合わせて行動するので、その時間が一番混みます。

混むということは遅れるし混乱します。待ち合わせる場合、待ち合わせた人もフェスを楽しめません。

合流する場合は最低でも開場時間。開場に間に合わなくても開演時間には間に合います。

チケットはすぐに受け取る。金銭もその時やること

割と忘れます。チケットがないと入れません。

チケットを手配しない場合、チケット持ってる人と一緒にいればいいやーと思うかもしれないけど高確率ではぐれます。チケットは必ず手配してくれた人と会ったらすぐに受け取り、お金を渡しましょう。

はぐれても迷っても、会場のブロックに行けば会えるし演奏は楽しめます

ぼっちでも沢山の人と来ても、ステージの上の人を見上げるという事は一緒だ!!

エリア移動する時は声を掛け合って、行動を文字で残すこと

エリア移動する時に声をかけても、相手が興奮して覚えていなかったり力尽きていたりすることはよくあります。「あ、これ聞いてないな」と思った時はラインでもメールでもなんでもいいから「どこに行ってどれくらいで戻るか」「待ち合わせ場所と時間」を文字で残しましょう。

電話はスマホを握りしめていないと気づかないです。

今回私は、LINEのヒエログリフスタンプをガンガン使いました。これ、待ち合わせに便利です。「おいこらどこにいるんだ!」とか「待ってるよ!」とか、これで結構伝えられるし伝わります…。まぁ使わないのが一番なんですけどね!

何があっても楽しむ精神は忘れない

中止になってチケットが払い戻されるかどうか気にしたり雨で濡れることを気にしたり暑さや寒さ、飢えや乾きを気にするより「これが楽しかった」「これが美味しかった」ということを忘れないようにしましょう。

中止になって悔しいのはみんな一緒です。遠征費がかかった人、雨に濡れて体調不良を起こした人、出演者、裏で働いていたスタッフ、何よりも今後のフェスの運営をどうするのか考えなければならない主催者。みんな大変です。

この悔しさは別のフェス(できれば来年の同じフェス)で晴らす!

……という精神は忘れないようにしましょう。一時的には誰だって苛立ちますが、いつまでも怒っている人と文句を言う人はどんなに愛があろうとその人を愛していようと遠ざけたくなるものです。

あらゆる野外の大型イベントで、みんながもっと沢山の楽しみが見つけられるように!


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