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年間億単位の利益をあげるオウンドメディアの運用とは?
広告・メディア事業部では、いくつかのオウンドメディアを運用しています。
“オウンドメディアの運用”と聞くと、なんだか華やかな印象を受けますが、実際のところはどんなことをしているのでしょうか?
メディアグループのマネージャー、吉見さんにお話を伺いました。
吉見直樹:広告・メディア事業部メディアグループ マネージャー
入社5年目。カスタマーサクセス事業部に配属後、広告・メディア事業部に異動。
「bitWave」の運用を担当して2年目で、億単位の利益をあげるメディアに育て上げる。
その知見を活かし、現在は「金融Lab.」の運用を主に担当。
メディア運用って何してるの?
――吉見さんのお仕事内容を教えてください。
ショーケースでは、「bitWave」「金融Lab.」「スマホのススメ」「ARVO」の運用を行っていてます。
「そもそも、オウンドメディアって何?」っていう人のために、簡単に説明しておきますね。
僕が担当している「金融Lab.」を例にすると、“お金に関する情報”を分かりやすくまとめて配信しています。例えば、クレジットカードをつくりたいときに、インターネットで調べると色々な情報が出てくるじゃないですか。とても情報が多く、逆に多すぎて分からないこともあると思います。笑
そうした情報を整理し、分かりやすく発信しているメディアが「金融Lab.」です。
整理されていない不便な情報を、整理して便利にしている感じです。
業務内容としては、主に
・ディレクターの管理
・ライターの管理
・SEO
・記事編集
などです。
どうやったら、記事が見やすく&分かりやすく、そして見つけてもらいやすくなるか、工夫するのが僕の仕事です。
――吉見さんは転職されてショーケースにジョインされたそうですが、それまでもオウンドメディアを運用されていたんですか?
いえ、ショーケースに入る前はアパレルに勤めていました。
アパレルだと相手が人だということもあり、思ったようにいかないことがあるので、努力した分成果が出る仕事に就きたいなと思ったんです。そこで、コンピューター相手の仕事ができるショーケースに入社しました。
最初は別の部署で、webのいろはやコーディングの知識を習得した後「bitWave」の運用を任されるようになりました。
記事編集などについては無知だったので、最初はどうしようかと正直思いましたが、気合で何とかしましたね(笑)
自分で色々調べたり、他のサイトを見て研究したりして、PDCAをとにかくたくさん回しました。
――最初はほぼ1人でメディアを運用されていたと伺いましたが、1人で背負うって辛くなかったですか?
もちろん結果が出なかったときは地獄でしたけど、むしろ楽しかったですよ。
この仕事は僕に向いてるなと思いましたね。天職だと思いました。
――なぜですか?
元々、本が好きで、文章を書くのも小さいころから好きだったので、文章を読み書きするのが苦じゃないんです。
また、オウンドメディア運用には、webのフロント部分の知識が必要なんですが、それはカスタマーサクセス事業部時代に培ってきました。
これまで自分がやってきたことを全部活かせる職業がオウンドメディア運用なので、すごく向いてるなと思いましたね。
メディア運用は地道な作業の積み重ね
――その結果、PV数をわずか半年で10倍以上にまで伸ばし、2019年上半期にはMVPも受賞されたわけですね!
記事編集、SEOをコツコツやり続けた成果が報われて嬉しかったですね。
メディア運用って華やかな感じがするかもしれないですけど、誤字脱字をチェックしたり、キーワードを入れ込んだり、文章だとわかりづらいところはデザインをつけてリストにして読みやすくしたりするなど、本当に地道な作業なんです。
PV数が伸びて、利益が出るようになるまでも正直時間はかかりました。
オウンドメディアは儲かると思って運用を始める企業も多いですが、実際のところは、1年程運用してみて、利益が出ないのを理由にやめる企業が多いんです。
そんな中、ショーケースは我慢してくれたから、運用して2年目に「bitWave」は年間億単位を稼げるメディアになりました。
――億単位!!その秘訣は何だったんでしょうか?
「bitWave」はスマホメディアなので、読者が気になるiPhoneの予約方法を詳しく記事で解説することで、読者に「bitWave」からiPhoneのお申込みをしていただくことがポイントです。
他社サイトなど、世の中に沢山あるiPhoneの予約に関する記事の中から、「bitWave」の記事を1人でも多くの方に読んでいただくために、読者が検索しそうなワードをどう予想するかなどが重要になるんです。
――この経験を今は「金融Lab.」に活かされているわけですね。
「金融Lab.」もいい感じに運用できているとは思いますけど、まだ物足りないですね。
3年後くらいには数十億稼げるメディアにしたいです。
――そのために今努力されていることはありますか?
色んなサイトを見て、研究していますね。
でも特別派手な事なんてなくて、日々の積み重ねなんです。
繰り返しになりますけど、SEOや記事を見やすくするという一つ一つをしっかりやることですね。
広告メディア事業部の"おもてなしテクノロジー"
――最後に、広告メディア事業部の"おもてなしテクノロジー"とは何でしょうか?
サイトのUIです。「見やすいサイト」にするということですね。
例えば、
・文字や文の間を読みやすい広さに調整する
・記事を読んでいる時に「ここは興味がないな」と思った人のために、興味のない部分を飛ばして読めるようなスキップボタンを用意してあげる
・改行する箇所
・画像や表の大きさ
・強調するマーカーの色使い
など、細かい点をあげるともっとありますが、常に読む人の気持ちを考えたサイト作りをしています。
まとめ
”オウンドメディア編集者”
一見、華やかかもしれませんが、その裏では地道な作業が日々積み重ねられていたんですね。
その結果、見事成果をあげ、MVPを受賞されているとは…すごいです!!!
ちなみに、お休みの日は、本を読んだり、他のサイトを見て研究したり、仕事で使える工数を削減できるツールを作ったりしているそう。
ストイック…!!!!
当社のオウンドメディアの今後がますます楽しみになりました!
吉見さん、ありがとうございました!