Plug and Play Japan × SmartPitch ピッチイベント
執筆者紹介🖌
私は2023年3月末に株式会社ショーケースにインターンとして突如現れた通称ジン。ジンは飲めない。SmartPitchの認知度拡大と最適化に奮闘する中で、資金調達やM&A、業務提携情報が一括でまとめられたメディアの有用性に注目して週刊SmartPitch発行を決意した。
日頃は新しいもの・ことに常にふれながら、個人の裁量が大きなこの職場で、第3者かつ学生独自の視点を活かしつつ、様々なことを実行に移しPDCAを回し続けることを心掛けている。
シリコンバレー発「大手企業」×「スタートアップ」のイノベーションプラットフォームを展開するPlug and Play Japanとの共催ピッチイベント!
株式会社Plug and Play Japan様と共同で、当社の子会社で投資支援事業を行う株式会社Showcase Capitalは、ピッチイベント「Smart City Innovation Pitch」を7月18日(火)を開催した。
■共催に至る背景
Showcase Capitalは、スタートアップと事業会社・投資家をピッチ動画(=プレゼン動画)でつなぐマッチングプラットフォームサービス「SmartPitch (スマートピッチ)」を2020年から展開してきた。
2023年6月時点でのSmartPitchに登録するスタートアップは450社超、登録事業会社・VC・CVCは190社超となり、多数のマッチング支援をはじめ、ピッチイベントやMeet Upイベントを開催してきた。
Plug and Play Japanは、シリコンバレー発世界トップレベルのイノベーションプラットフォームであり、ベンチャーキャピタル事業に加えて、テーマ別アクセラレータープログラムの運営やオープンイノベーションの推進を行っている。
この度開催したピッチイベントのテーマは「スマートシティ」であり、様々な業界の事業会社・投資家とのコネクションとマッチング実績のあるショーケースおよびShowcase Capitalが手を組み、Plug and Play Japanとイベントを共催することになった。
今回は、そんな豪華なピッチイベントに参加してきたインターン生が、ピッチの内容や雰囲気など、アツいイベントを余すところなく、お伝えする。
■SmartPitch とは
「SmartPitch(スマートピッチ)」は、スタートアップと事業会社や投資家をピッチ動画でつなぐマッチングプラットフォームサービス。
スタートアップは、自社のサービス・プロダクトや事業計画に込めた“想い”と“熱意”を5-7分程度のピッチ動画にし、「SmartPitch(スマートピッチ)」に投稿している。
事業会社や投資家は、そのピッチ動画を見ることで効率的に業務提携先や投資先を探すことができるという利点がある。
■当日の流れ
当日は、オンラインとオフライン併用で開催され、筆者はオフラインで参加した。初めに、Plug and Play JapanとSmartPitchの紹介があり、その後スピーカー件審査員として、Plug and Play Japan Head of Ventures, PrincipalのJingqian Ma氏、Gazelle Capital 代表パートナーの石橋 孝太郎氏、株式会社ショーケース 代表取締役社長の永田 豊志が紹介された。その後、4社多種多様なスタートアップの非常に興味深いプレゼンと審査員の方々の素晴らしい質問が飛び交い、非常に刺激的なピッチが行われた。
また、ピッチ終了後オフライン限定でネットワーキングが行われた。総勢50名ほどの参加者の方々と、名刺交換し、さまざまにお話しした。閉場時刻ぎりぎりまで、ピッチ登壇されたスタートアップの方を中心に、活発な意見交換がなされていた。
■感想
ピッチ1社目はStroly(https://stroly.com/ja)という次世代のマップを制作する会社だった。どのように継続してマネタイズしていくかという質問に、一度導入したらデータ蓄積のために解約しにくい特性をプレゼンし、非常に適切なビジネスモデルのように感じた。
2社目はCiPPo(http://cippo.net/)という、有料会員限定向けにタイムセールを行える機能を導入した、地域クーポンを配布するアプリを開発する会社だった。あえて有料のクーポンを販売する一風変わったビジネスであったが、有料会員と無料会員の割合をどのようにするかと質問されるなどした。
3社目は塗るだけで発電するインクを開発するSOLAR POWER PAINTERS(https://s-p-painters.com/)。実際の使用シチュエーションについて、詳細な質問がなされた。いつでもどこでも電気が手に入るため、私自身このインクが実用化されたら非常に使ってみたいと感じている。プレゼンターの実現に向けた強い意志を感じた。
最後に4社目はwaqua(https://ysgv.jp/)というミカン箱サイズの海水ろ過装置を開発した会社であり、海や河川の工事現場で「その場で真水がつくれる」という水資源の課題を解消するビジネスを展開。公共工事が抱える現状の問題点・解決策に関する質問があがり、現時点でどのくらいの問題点を上回る解決策を提供できているか、など具体例を交えたわかりやすい回答がなされた。
なお、この4社のピッチのほとんどは、SmartPitchにアップロードされている。ぜひ皆様ご登録いただき、以下のリンクからご覧ください。
その後の交流会においても、普段より多くのVCの方々と交流し、さまざまな形でのスタートアップ支援や、それぞれの会社の方向性やシナジー、事業や投資を始められたきっかけなどをうかがうことができ、個人的にも非常に有意義な時間が過ごせた。
SmartPitchのオフラインMEET UPも随時企画していくので、ご興味のある方はぜひ、SmartPitch事務局までお気軽にお問い合わせいただきたい。