シリーズ北海道3.大雪山登山①旭岳(1回目)
北海道旭川の市街地から見える、どこよりも高く美しい山。その山の名前は大雪山と言う。
深田久弥が選んだ百名山のひとつである大雪山は、旭岳や黒岳を含む山の総称で、一帯を大雪山というらしい。旭岳が大雪山の最高峰で、標高2291メートル。北海道の最高峰でもある。
山ヤであれば、北海道に行くとなれば、大雪山のことがよぎってもおかしくないのだが、わたしは全く思い出さず、山に登るなんて考えもせずに旭川にやってきた。
そして旭川の市街地から見える美しい山並み。
目に入る場所にある美しい山に登らないなんてことがあるだろうか、否。
ということで、仕事の合間をぬって登ってきました!
なんだかんだと旭岳には2回登ったので、まずは1回目のときについて。
はじめての大雪山は7月後半、朝の仕事後に思い立って行ったため時間がなく、山頂まで行かずに周遊するだけで下山するという行程となった。
5合目までロープウェイで行き、周遊コースがあるので、山登り装備がしっかりしていなくても天気が良ければ観光として楽しむことができる。みんなに優しい良い山だ。
ロープウェイを降りるとまず大雪山の自然についての説明を受けた。山に詳しくない人たちも登ってこれるからこそ、こういった取り組みはとても重要で大切だ。登山客の人たちの安全と自然保護、どちらにとっても素晴らしい。
説明を聞いた後、説明パネルを読んでいると、募金をしたら貰えるポストカードがあったので少額ながら募金してポストカードゲット。可愛い動物のイラストのポストカードで、悩んだけれど北海道らしさを意識してキタキツネにした。今はわたしの部屋の本棚に立てかけられている。
そして時間を気にしながら周遊スタート。
天候は微妙。
前日の雨の影響で、道は良くなく、たまにある水たまりをよけながら歩く。
そもそもの地形が湿地帯を含んでおり、「湿地の植物」という看板が出てきた。
看板に載っている植物はひとつも見つけられなかったが、他の植物が可愛くてなんかいっぱい撮った。
まだまだあります。
なかでも、多肉植物みたいな植物たちがこの日のわたしに妙に刺さって、なにこのデザイン!テキスタイルみたい!おしゃれ!と思いながらいっぱい写真を撮った。
植物を愛でながらうきうき歩いて、たまに歩いてきた振り返る。気持ち良いなぁ。
なんか、道って良い。
ほとんど平地を歩いてきたが、少し登った先に姿見の池がある。
火山らしく、噴火の影響で大雪山には池がたくさんある。
しかも、その奥には噴気孔が見える。
噴気孔にはもっと近づくことができる。
火山格好良いっす。
さらに歩いていると、「手を入れてみよう」という看板を見つけた。他には何も書いておらず、ちょっと怖いけど手を入れてみる。
暖かい。
地中から暖かい空気が出ているようで、火山ならではの体験ができた。
周遊は2時間程度。そして、登山(ハイキング)後の楽しみは温泉。ロープウェイの駅の近くにある湯駒別温泉へ。
そんなに疲れてはなかったけれども、1山1温泉は行きたいので入れて良かった。
泉質は忘れちゃいました。人が少なくて良かったです。
1回目の旭岳ハイクは楽しかったけど、ピークを踏めていないのが心残り。またどこかのタイミングで登ろうと決意して、旭川に帰ったのでした。
2回目に続く。