【ゲスト回】ミイラ大好き声優「奥井ゆうこ」さんと昭和オカルト奇譚SP!と、【劇的バックパッカー紀行!深夜特急】エジプト編
番組をお聞きの方もそうでない方もアッサラーム・アレイコム。
ポッドキャスト番組『昭和オカルト奇譚』のマサです。
2023年2月24日(金)公開の最新回を120%楽しむための補足記事です。当番組3人目のゲストは、古代エジプトに精通した、ミイラガチ勢の声優「奥井ゆうこ」さんでした!前後編で悠久のエジプトを語ります。
※本編はポッドキャストからお聴きください。
キッカケは「ツーリズムEXPO Japan エジプトブース」
この度、記念すべき3人目のゲストを迎えることができました。まずは、なにはともあれ奥井さん、お忙しいところありがとうございました!ステッカーも喜んでもらえてよかった。
さて、奥井さんと知り合ったキッカケですが、番組内でも少し触れていますが、毎年秋に催される国内外の旅行・観光の祭典「ツーリズム EXPO Japan」です。一般公開前の平日にプレスデーがあるので、東京開催の時は参加しているのですが、エジプトブースでお会いしたのが最初の出会いでした。
それ以来SNS等で仲良くさせてもらっており、いつかエジプトをテーマにする日が来たら、自分以外にもアツく語れるゲストがいたら盛り上がるだろうなと考えていたので、ダメ元で打診した結果、この度のご出演につながりました。というわけで、奥井さんの最近のご活躍状況の紹介です。
<出演情報>
【アニメ】
「劇場版きんいろモザイク Thank you!!」(日暮比奈役)
TVアニメ「となりの吸血鬼さん」(みかん役)ほか
【ゲーム】
全領域抗戦型RPG「カウンターサイド」ハネダ・ミズキほか
【テレビ・ラジオ】
「マツコの知らない世界」TBSテレビ(美しきミイラの世界)
「松任谷正隆の…ちょっと変なこと聞いてもいいですか?」TOKYO FM
【イベント】
ツーリズムEXPO ジャパン(エジプト政府観光局ブースMC)
【Youtube】
チャンネル名:奥井ゆうこの「くまミイラ工房」(毎週土曜日21時から生配信)
2月24日(金)と3月3日(金)の2週にわたって、古代エジプトやミイラについて語ります。後編では、それぞれの推しエジプト神のプレゼンも。3人はどんなカミサマを選ぶのかお楽しみに。
▼奥井さんのトゥイッターアカウントはこちら。
【劇的バックパッカー紀行!深夜特急(小江戸号)】エジプト編
オカルト系ポッドキャスト番組の公式noteなのに、なぜかぼくのバックパッカーエピソードを書き綴った記事へのアクセス数が大半を占める、貧乏旅 in エジプトをお届けします。番組内で語ったとおり、ほぼ縦断に近いコースをとっています。おおまかにカイロ→アスワン→ルクソール→アレクサンドリア→ダハブというルートをとりました。
※内容の大半は2005年当時のものです。
バックパッカーなので細かい計画があったわけではないですが、古代エジプトの悠久の歴史に触れるだけではなく、学生時代に愛読していたアガサ・クリスティーの名作『オリエント急行殺人事件』の舞台にもなった寝台列車「ワゴン・リ」に乗ることだけは決めていました。
オリエント急行はなかなかエグい区別のある列車
事実を正直に記載しますが、この憧れの寝台列車「ワゴン・リ」ですが、エジプト国内を走っているのに、現地通貨のエジプトポンドで予約・購入をすることができないというエグい仕様でした。ユーロかドル決済必須ということで、これのためにトラベラーズチェックを切ったのを覚えています。
日本でいえば、四季島に日本円で乗車拒否されるみたいな感じ。現地の窓口で現地人が「エジプトポンドNoNo」という姿には少しやるせないものを感じました…(´・ω・`)
アガサ・クリスティーが『ナイルに死す』を生み出した、オールドカタラクトホテル。もちろん泊まるお金はなかったので外観だけ…ちなみに、考古学者のハワード・カーターも宿泊していた、歴史のあるホテルです。
【カイロ】紀元前何千年からの都市なのに…
さて、まずは何をおいてもカイロからでしょうか。ピラミッドやスフィンクスなどのありきたりな画像は今やどこでも高画質で公開されているので、なるべくこれまで公開するタイミングのなかった誰得な画像で展開していきたいと思います。
宿泊先は、情報収集もかねてカイロ市内のタハリール広場近くにある日本人宿(ゲストハウス)でした。路地裏にある雑居ビルの5Fにありましたが、このビルに限らず、カイロ市内の建物で古代遺跡よりもまず驚いたのは…
エレベーターが手動(手回しハンドル)であったこと。
ネタではなくガチです。今は知らんけど。
建物の中央部に鳥かごのような旧式スタイルのエレベーターがあり、それに乗って合図を送ると、少年たちがハンドルらしきものをクルクル回すというまさかの人力エレベーター。これをいたるところで見かけました。
1つの文明の発生地の都市で、2005年にこれか…と感慨深い思いでした。
そして、イスラム教圏を旅すると次第に普通になってくることですが、礼拝(サラート)の時間になるといかなるシーンであろうとも中断してお祈りを始めること。それがたとえ、タクシー乗車中であってもです。
「アザーン」と呼ばれる、イスラム教における礼拝への呼び掛けが一日に5回、町中に鳴り響くのですが、このアザーンがだんだんと心地よくなっていくのが不思議でした。旅の後半にはちょっとした目覚まし代わりでした。
あらためて見ると宿泊していた宿も中東っぽさフルマックス…
この画像はおそらく、ルクソールで宿泊していた宿です。
世界ふしぎを発見!?ピラミッドとスフィンクス
さて、番組内容とも多少連携することにします。こちらが、吉村作治教授とミステリーハンターの竹内海南江さんをセットで思い出す、世界ふしぎ発見ど真ん中世代には一度はナマで見てみたい遺跡No1の、スフィンクスとピラミッド群。場所はギザ地域にあるので、カイロからはバスに乗って移動します。滞在中、いろんな旅人に案内を頼まれたりしたので、都合5度ぐらい訪れることになりました。
定説では紀元前2500年ごろ、第四王朝カフラーの命により、第2ピラミッドと共に作られた(Wiki)とされる、スフィンクス。周囲は柵に囲われており、さすがに触れはしない。「維新前夜―スフィンクスと34人のサムライ」(鈴木明著)という古い本を図書館で借りたことがあり、古代エジプトよりも、幕末の侍がここにいたことを先に思い出しました。
江戸幕府がヨーロッパに派遣した使節団の写真。このときはまだ、胸元ぐらいまで埋まっていたのですね。背後にはクフ王のピラミッドもあり、幕末の最後の侍たちは、この景色をどういう気持ちで見ていたのだろうと思うと浪漫がとまりません。文久3年(1863)12月なので、実に142年を経ての書籍の聖地巡礼です。※撮影時2005年。
画像で見てもお気づきになるかと思うのですが…どの部分も全くスキマがないのがほんとに不思議です。接着に使われた素材もよくわかっていないという現存する世界七不思議のひとつ。
サッカーラとダハシュール
今は、tiktokなどでピラミッドが見渡せるリゾートホテルからの動画などもあるようですが、おそらくぼくのバックパッカー時代からこのあたりも変わっている気がします。交通手段もなくて、階段ピラミッドのあるサッカーラや、スネフェル王の赤や屈折ピラミッドのあるダハシュールなどは、こんな感じで砂漠を歩いて向かっていました。もちろんお金があるなら車をチャーターするほうがよいでしょう。
背景に見えるのは、赤のピラミッド。ここから屈折ピラミッドまでは約2kmですが、その距離がものすごい長く感じたのを覚えています。
化粧石がまだ現存している珍しいピラミッドです。クフ王の大ピラミッドなんかももともとは化粧石に表面を覆われていたといわれています。
ファラオの名札「カルトゥーシュ」
奥井さんが「見てだいたいわかるものもある」とおっしゃっていたファラオの名札的な文字装飾のカルトゥーシュ。古代エジプトで使われていたヒエログリフの文字の1つで、ファラオの名前を囲む楕円部分を指します。
…が、これはどのファラオだったのか、もはや失念しました。画像フォルダの並び的にアブ・シンベル神殿の内部っぽいので、おそらくラムセス2世かなと思われます。
死者の書(コフィンの書)
マフィンではない。冥界に旅立つ死者のために描かれたもので、オカルト的な視点でみてもなかなか不気味。ちなみにこれは王家の谷の地下王墓に向かう壁面。当たり前だが、紀元前3000年とかにはLEDも電気もないので真っ暗なはずなのだが…。現代の精度の鏡面のような鏡もなさそうななか、日光を鏡で反射させて内部を照らして描かれたものといわれる。ベタぬりとか色塗りも含めて。信じられますか?
エジプトの都市伝説のひとつに、紀元前に存在した電球というオーパーツ話が有名。通称“デンデラの電球”。デンデラの電球は、デンデラのハトホル神殿にあるレリーフとして彫られたもの。見た目が現代的な電気照明装置とかフィラメントに見えるので、実はあったんじゃね?っていうオカルトです。実際に現地を訪れると、あながち都市伝説とも思えない気分になります。
例によって旅人:マサを晒す
今回もまた、少ないながらも自分を撮影してもらった貴重な画像がありました。お世話になっていた宿の主人と、そのお友達の方と一緒に。左から2番目がエジプトスタイルのぼくです。この直前まで、画像にもあるアラファト議長模様のクーフィーヤ(頭に巻く布)をしていた気がします。一番右は、別フロアで長期滞在中だった留学生の日本人で、“ヌシ”と呼ばれていました。ほぼ現地人化して旅行者とは距離をおいていた感じですが、FF9とジョジョ三部トークで盛り上がって仲良くなりました。ヲタトークもたまには役立つものです。現在は助教授になりました。
前編はこんなところで。
ポッドキャスト、note出張所ともに後編もお楽しみに。
※購読(無料)、フォロー、いいねなど
応援よろしくお願いします!各種リンク先はこちら。
この記事が参加している募集
500円以上のサポートをいただいた支援者さまには番組のオリジナル返礼品をご送付させていただいています。詳細は記事をご覧ください。 ▼【改定版】番組サポートのご返礼について https://note.com/showaoccult/n/n122cb5e6332d