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意図せず内容が“ブラタモリ”化。修学旅行ぶりの「足尾銅山」現地リポート/★次回予告あり★
番組をお聞きの方もそうでない方もこんにちは。
ポッドキャスト番組『昭和オカルト奇譚』のマサです。
昨日は恒例の番組収録 in レンタル会議室。10月~11月公開予定のテーマに少し関連することもあって、前日の土曜日にひとりで栃木県日光市にある足尾銅山観光(閉山のため)へ足を延ばしました。
関東圏の修学旅行先「足尾銅山」
掲題の「足尾銅山」といえば、関東圏の小学校なら昔は日光への修学旅行で立ち寄った場所だ。例に漏れずぼくも朧気ながら記憶がある。「足尾銅山」は、かつて栃木県上都賀郡足尾町(現在の日光市足尾地区)にあった銅山。現在は「足尾銅山跡」として国の史跡に指定されている。鉱毒事件や田中正造の明治天皇への直訴などで有名だ。
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栃木県に住む番組リスナーさんから、この「足尾銅山」が地元では有名なオカルト/ホラースポットだという情報を得て、日帰りで観光がてらにいってみた。練馬からは高速(関越)で伊勢崎I.C.まで行き、風光明媚な渡良瀬渓谷沿いを通るコースで約2時間半。天候は曇り、たまに青空がのぞくが薄どんよりと淀んだ空だった。がらんと空いた無料駐車場に車を停めて、入場する。
坑道の全長1,234km!しかしトロッコ列車は入口まで
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画像のトロッコ列車の発車を待つ間、待合所に展示されている工夫の道具や写真を眺める。以前、富山県へ観光に行った際、たまたま黒部渓谷のトロッコに乗ったが、あれの地下坑道が長い版を想像していた。今日は土曜日だ。多少帰りが遅くなっても問題ない。しかし、実際にはトロッコは5分ぐらいの乗車で、坑道の入り口付近が終点。拍子抜けして下車。
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「足尾銅山」は日本でも有数の鉱山であった。古くは江戸時代から、昭和の時代まで現役であったゆえに、坑道の全長は1,234kmにも及ぶという。距離感をほかにたとえると…
・東京→博多まで
・東京→札幌まで
・四国お遍路の全長
とまぁ、途方もない距離の坑道がひとつの銅山周辺の地下に張り巡らされているのだ。また、入口(出口)はここだけではなくあちこちに点在しているので、もしも密かに坑道内に秘密の地下組織が町をつくっていたとしても不思議はない。
現地で番組用の収録はおこなった。後述する理由で番組テーマとして公開できるかどうか実に微妙なラインだが、可能性があるのでnote出張所では軽くにとどめておく。
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徒歩で少しだけ見学できる観光用コースがあり、トロッコ下車後はここを歩いて外に戻る。途中途中で、工夫、人夫の当時の働き方や道具、休憩の過ごし方などを知るためのリアルな人形が点在しており、ボタンを押すと会話が流れ、ちょっとしたアクションをする。同じものかは不明だが、小学生時代に見たような記憶がある。
文化交流館でブラタモリ!
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撮れ高的にも清里と同じで少し足りないかなぁと思いながら、出口付近にあった文化交流館へ入館すると、地元のボランティアスタッフのお爺さんが目を輝かせながらやってきた。客はぼくひとり。なるほど、これは逃げられないと覚悟を決めた。
ちょい観光と現地リポがてらに足尾銅山へ(小学生ぶり)地元ボランティアのおじいさんのアツい解説と謎掛けが意図せずブラタモリみたいになってるけどこれは公開できる内容だろうか(`・ω・´;)(オカルトみがなさすぎて。勉強にはなるけど。) pic.twitter.com/K92BUsy9v3
— 昭和オカルト奇譚@Podcast🎧 | マサ (@showaoccult) October 22, 2022
ーー 40分後
文化交流館を退館したぼくは、お勧めしてもらった「本山精錬所跡地」へ。ここからは車で約20分ほど。閉山後に打ち捨てられた銅の精錬所跡地だった。地元の方々は、建物を含む一帯をユネスコ世界遺産に登録すべく、奮闘しておられた。坑道内も入れれば十分に世界遺産レベルだと思うので、応援したい。しかし、足尾鉱毒事件の印象が強いので、どうイメージを払拭するのか、それとも負の遺産として残すのか、気になるところだ。
リスナープレゼント第三弾用の謎のお土産
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というわけで、こちらも恒例の現地リポート取材先で買う、謎のお土産(リスナープレゼント第三弾用)だ。年末のTwitterスペースによる抽選生配信に向けて、着々と謎のアイテムが集まりつつある。今回は、鉱山らしくアメジスト(謙虚、心の平安、愛の守護石、癒やし、気品の象徴などの意味)、そして、足尾銅山では江戸時代、硬貨の鋳造所もあったことから、寛永通宝なども出土している。なので、本物の一文銭をラインナップにした。
たいした価値はないが、「一文無しにならないように」という縁起モノ。
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見学コースから強制的に通らされることになるお土産ゾーンで購入した。この外観、とても昭和の名残りを感じる。また、ここに来るまでの道すがらも、ライダーのツーリングスポットにはなっているようだったが、国民宿舎かじか荘以外のホテルが廃業していたり、コンビニ以外の飲食店の少なさなど、鄙びた場所が余計に寂しい感じになってしまっていた。
世界遺産への登録が成就し、また昔の活気を取り戻すといいな…。ここに限らずだが。
おまけ
めっちゃ猿🐒おる🤣 pic.twitter.com/PPGrqDfHeE
— 昭和オカルト奇譚@Podcast🎧 | マサ (@showaoccult) October 22, 2022
そういえば日光が近かった。
10/28(金)最新回の予告
今回、収録テーマをいらすとやさんの絵であらわしてみたら、フォロワーさんたちによる予測が思いのほか盛り上がった。次回から恒例化してみてもいいかもしれない。
来週日曜収録🎧予定です。予定している収録テーマに関連するイメージを全部いらすとやで表してみた。予想以上にわかる気がする😇 pic.twitter.com/kp7Iiq73uB
— 昭和オカルト奇譚@Podcast🎧 | マサ (@showaoccult) October 20, 2022
というわけで、こちらが前後編の前編として今週末に公開予定のテーマとなる。予想は当たっただろうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1666591930873-1tKmD8pwKF.png?width=1200)
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