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【ゲスト回】(後編)ミイラ大好き声優「奥井ゆうこ」さんと昭和オカルト奇譚SP!と、【劇的バックパッカー紀行!深夜特急】エジプト編

番組をお聞きの方もそうでない方もアッサラーム・アレイコム。
ポッドキャスト番組『昭和オカルト奇譚』のマサです。
後編では、マサのエジプト滞在中のハプニングや、これから行かれる旅人に役立つ?かもしれない情報のほか、ゲストの奥井ゆうこさん、マサ、ヤスくんの3名がそれぞれ推しエジプト神をプレゼン!

特別イラスト公開

当番組の絵師さん「かめラテさん」より、「奥井ゆうこさんと昭和オカルト奇譚」をエジプト壁画風に描いていただきました。細かい模様が凝っていて、さすがのクォリティです。ありがとうございます!

奥井ゆうこさんのYoutubeライブ

番組内で出張版をご披露していただいた、「奥井ゆうこのファラオでよろしくミイラ」、2月25日(土)の配信では、コラボ的に当番組もご紹介いただきました。ありがとうございます!(ぼくも番組公式アカウントで参加させていただきました)

今回のゲスト回で古代エジプトやミイラに興味を持った方は、奥井さんのアーカイブ動画などおすすめです!毎週土曜はライブ配信をされています。

後編内容と連携:階段ピラミッド付近の自家製おみやげ

番組内で教えてもらいましたが、現在はいろいろ規制が厳しくなっているようで、砂粒すら持ち帰れないとのことで…。当時はまだゆるかったこともあって、ハーン・ハリーリ市場で買ったらくだ型の小瓶に砂漠の砂を詰めて、お土産にしました。(※らくだ毛のカーペットと一緒に日本に送りました)

瓶は日本円で20円ぐらい

ちなみに背後に見えているのが、サッカーラの階段ピラミッドです。こちらはジェセル王のピラミッドで、紀元前2700年、エジプト第3王朝第2代ファラオのジェセルが、イムホーテプに造らせたといわれています。この近辺から、近年大量のネコのミイラや遺跡が発掘されている、とのこと。

ギザ付近の労働者住居跡、神殿跡地

こちらも番組内容とリンクします。ギザにあるクフ王のピラミッド近くにこういう感じの打ち捨てられたというか、既に発掘が終了した、考古学的な価値がないといわれる場所が点在しています。

観光地でもある3大ピラミッドのすぐそばにあります
発掘してしまった特急呪物
壁画も普通に彫られている

画像でみてわかるとおり、目の前の壁には壁画やヒエログリフが彫られており陶器片や特急呪物なんかがゴロゴロ捨てられていたりします。
まぁよく考えると、3000年以上続いた都市ですからそれも湿度が低いので風化もしにくく、我々の想像よりも遥かに残っているものが多いのだろうな、と実感した場所でした。ちなみに一応警備員さんと宿のオーナーさんに見せたところ「ん、ゴミだな」と一蹴されました(´・ω・`)

王家の谷の発掘現場

ちゃんとした発掘現場はこんな感じで立ち入りは許されません。ピントが手前のテープにあたってしまっているあたり、写真に全くこだわっていなかったことがうかがえます。

こちらが太陽の船

クフ王の船とは、1954年および1987年にギザの大ピラミッドの付近で発見された2隻の船である。クフ王の船は紀元前2500年頃、古代エジプト・古王国時代第4王朝のファラオであったクフのために造られたとされている。

出典:Wiki

当時の天然の色が残る神殿の天井

カルナック神殿で上を見上げると、こんな感じで当時のままの顔料が残っています。青はラピスラズリ、赤は…コチニール?(鉱石系だと思う)茶色続きの遺跡に飽きてきた頃に見ると、謎の感動があるわけです。

乾燥している大地がなせる業

モーセの十戒聖地、シナイ山の怪異

シナイ山山頂から。

ペンペン草一本生えない文字通りの不毛の大地。世代の方にわかりやすくいうと、DBZサイヤ人来襲!編で戦場になっていたような場所がイメージに近いと思います。どっかの岩山の上で「サンベェダァー!!」と叫びたい欲求に駆られます。

番組内で触れた、シナイ山での不思議な出来事は、こちらの最後のほうで語っています。

箸休めにお食事事情

前後編でエジプトの砂岩の画像ばかりだったので、現地のお食事事情です。イスラム教圏なので当たり前ですが豚肉はNG。肉といえば基本鶏肉(ハト)。日本だとそのへん飛んでいるような土鳩が丸焼きになっている姿を町中でよく見かけました。なかなか口にあわない食べ物が多いのですが、唯一の救いは「コシャリ」。

シンプルなコシャリ

こちらがその「コシャリ」。「コシャリ」とは「混ぜる」という意味で、どこ産かの米にパスタ、マカロニ、豆類を加えて、フライドオニオンとトマトソースをかけ、それをごちゃ混ぜにした料理のことです。お店それぞれにこだわりがあるそうで、画像のものはスタンダードタイプです。日本円で約30円ほど。エスニック味のオートミールのような食感でうまくて、なんとかエジプトの食事情に耐えることができました。

3人の推しエジプト神

さて、後編最後でプレゼンした、推しエジプト神。ファーストファラオ、マサが選んだのはもちろんメジェド様。フリーザ様に次いで、「様」を自然に付けてしまう相手としても有名。

British Museum EA10554,12, Public domain, via Wikimedia Commons

セカンドファラオのヤスくんが選んだのはバステト。ネッコの神様です。

Louvre Museum, CC BY-SA 1.0, via Wikimedia Commons

トリファラオの奥井ゆうこさんが選んだのは、セト神!

Jeff Dahl (talk · contribs), CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

それぞれ、どういう事情でこのカミサマ推しなのかは、ぜひ後編をお聴きください。
「いまのところ、猫とオバQ」

こちらはぼく撮りおろしの「ミン神」

メンフィスとメムノンの巨像にまつわるオカルト

古代エジプト遺跡とその出土品は日本に住む我々が考えている100倍以上の量が存在しているため、考古博物館などちゃんとした場所でも、割と野ざらしです。郊外の展示など青空展示で触れても乗っても何にもいわれません。

メンフィスのスフィンクス

日本だと、強化ガラスに入って周囲をロープで囲われて、警備員がついて撮影もNGになりそうな展示物がゴロゴロとそのへんに転がっているさまは見ていて圧巻でした。

壁画もふつうに横を見ると壁として使われている
メムノンの巨像

こちらは収録時少し話していたのですが、なぜかカットされていたのでnoteにて。地震で一発アウトな感じがするメムノンの巨像。どちらもアメンホテプ3世の像です。右側の像は紀元前27年の地震によりヒビが入り、夜明けになると朝露の蒸発のせいで、うめき声や口笛のような音を発していたというから古代エジプトのオカルトです。

ハトシェプスト葬祭殿

こちらは、過去に観光客が銃によるテロ被害にもあった痛ましい地としても記憶している方は多いと思われますが、ハトシェプスト葬祭殿。上のピラミッドに見立てている山は登ることが可能です。中東においては、どこにいてもリスクは伴う時期があり(今でもたぶんそう)、カイロにある最大の市場「ハーン・ハリーリ」でもぼくの居た時期にちょうど爆破テロが起きていました。

続きはまた次の機会で…!

エジプトで当時撮影した画像はたくさん残っているので、まだまだ素材には事欠かないのですが、今回はアブ・シンベル神殿で有名なアスワンや、アレクサンドリア、ダハブの話題もないので、一旦このへんで。第二回の「奥井ゆうこさんと昭和オカルト奇譚」でまた続きを公開できればと思います。

左下の傾いている土台がぼく

…というわけで2週にわたってお届けしてまいりました、「奥井ゆうこさんと昭和オカルト奇譚 古代エジプトSP」。いかがだったでしょうか。
まだまだ語り足りない、話題の尽きないテーマではありますが、少しでもミイラやエジプトの不思議にご興味を持っていただけたならよかったです。

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昭和オカルト奇譚@Podcast🎧 note出張所
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