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ラジオと下ネタについて真面目に考える

みなさん、ご機嫌いかがでしょうか。

 今日はラジオにおける「下ネタ」について、大真面目に語っていきたいと思います。不快に思われる方は途中で降りてもらっても構いません(でも、できれば最後までよろしくお願いします)

 ラジオはテレビやネットと違って、視覚的情報がないメディアです。したがって、直接的な発言以外のいわゆる下ネタは聴く側の想像力に任される訳です。

 例えば、「オールナイトニッポン」で一世を風靡した笑福亭鶴光さんはリスナーの想像力に訴えかけるようなネタを多く提供していました。「ええか、ええのんか」という発言を一度は耳にしたことがある方も多いかもしれません。


さて、実際はどのようになっているのかを2つの番組を紹介しながら、検証していきます。

 1つは東海地方を中心に放送されているCBCラジオ「つボイノリオの聞けば聞くほど」です。
 パーソナリティのつボイノリオさんは「金太の大冒険」などのコミックソングで知られる歌手ですが、ラジオパーソナリティ歴も45年以上に及んでいます。「聞けば」が朝9時からの放送にもかかわらず、放送のそこかしこ(特に10時台の「10時のつボ」のコーナー)に下ネタがちりばめられています。アシスタントのCBCの小高直子アナウンサーも普段は抑えたり、突っ込んだりして、沈静化させていますが、時折一緒になって暴走したり、思わぬ失言をこぼしたりすることもあります。またリスナーの中には放送に載せられないような下ネタのラジオネームを送ることがあり、どう変読しようかと四苦八苦する様子も伺えます。
 ですが、オレオレ詐欺の啓発ソングを作成するなど、社会問題に一石を投じることも多く、下ネタも番組に欠かせない要素として認知されているあたりが番組が25年以上続いている一因とも言えます。

 もう1つは沖縄県のRBC-iラジオで放送されている「ラジオBar 南国の夜」です。土曜10時から1時間だけオープンするBarという設定で放送されています。パーソナリティは実際に宜野湾市でBar「南国の夜」のマスターをしている與古田忠さんとRBC-iラジオのよしみ大雅アナウンサー。この番組の特徴としては冒頭のトークからAVの話になったり、嘉アナが初めて男性用避妊具を買った時の話を延々とするなど、とにかく下ネタだらけ。リスナーも巻き込んで、下ネタの応酬がなされます。県外からのリスナーも多く、「南国の夜」での話題がtwitterのトレンド入りをすることもあります。また、番組終了後に、ラジオクラウドを使った「閉店後のカウンタートーク」も展開されています。爆笑問題の太田光さんもヘビーリスナーだそうで、與古田さんと嘉アナが爆笑問題の番組に出演するなどの深い交流があります。


 2つの番組に共通するのは、下ネタをただ言うだけではなく、リスナーとの共通話題として使用しているということです。下ネタというと、人前で言うのは憚られるところがありますが、実は潜在的に興味があるのではないかというポイントをつボイさんや與古田さんは突いてきているのではないでしょうか。もちろん、そういったネタに嫌悪感を感じる方がいることは事実です。でも、そういった人たちにそういう話を押し付けるといった感じではなく、内輪で盛り上がればいいという風に思っているのではないでしょうか。

今日は「下ネタ」ばかり言い過ぎました。疲れたので、今回はこの辺でおしまいとさせていただきます。今回は本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(おさらい)
CBCラジオ AM1053KHzなど FM93.7MHz radikoは愛知・岐阜・三重県とradikoプレミアムでお聞きいただけます。
「つボイノリオの聞けば聞くほど」毎週月曜日から金曜日 午前9時から11時55分まで

RBC-iラジオ AM738Khz FM92.1MHzなど radikoは沖縄県とradikoプレミアムでお聞きいただけます。
「ラジオBar 南国の夜」毎週土曜日 午後10時から11時まで

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