マスラヲブルーLv.2

船が行き交う神戸の海を背景に、ジャズ・フェスティバルが行われている。爽やかな初秋の風に吹かれて、東京から来たというバンドが演奏している。曲はほとんど知らない曲であったが、観衆は思い思いに身体を揺らしている。力強くも滑らかなボーカルを絶妙に軽妙なギター、キーボード、ベース、ドラムが支える。花を添えるように、時には主役となりサックスとトランペットが鳴り響く。雲ひとつない空へと音が消えていくときすらも、地球は周り続け、人々は営みをやめない。なんと尊いことだろうか。そんなことを思いながら、私は仕事に戻るのだった。

書くことないので昼休憩のときに書いたミニエッセイです。

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