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【河村たかし政治塾】減税日本の減税政策を分かりやすく解説・・・できるのか?【減税日本・日本保守党】
「減税をすれば短期的には予想されていた税収が減るが、中長期的には民間取引が活発化し、結果としてトータルの税収が増えるのでみんなメシウマ」
というのが、ざっくりとした減税日本の主張でしょう。
マス向けのコンテンツで減税政策を主張する場合、ガチの経済理論を展開してしまうとマス向けではなくなってしまうため、上記のようなざっくりとした主張にならざるを得ないという事情があるのでしょう。
しかし、因果関係と相関関係の違いくらい理解できる層からは、「14兆円の地域経済規模の中のたかだか100億円規模の減税で、減税と増収に因果関係があるとするのは我田引水すぎるやろ!」とツッコミを喰らうのは必須。
2025年2月3日の定例会見で、広沢一郎名古屋市長がその点について言及していたので、減税日本もその点は重々承知。
・減税政策と増収には因果関係がない!詭弁だ!
・大衆の人気取りのためのポピュリズム政策であって、将来世代に負担を先送りしてしまう!
・得られていたはずの税収で、もっと福祉などの市民サービスを充実できたはず!
・そもそも非課税世帯には恩恵がなく、定率減税のため金持ち優遇政策だ!
これらの批判に対して、『「追われる国」の経済学』の内容を分かりやすく引用しながら、減税政策を正しく理解してもらえないだろうか?と思い立ったので、なるべく平易に解説できるようにチャレンジしてみます。
・・・と論理を展開しようと構成を練っていたら、前提となる上位の抽象概念に対する理解がないと、下位の抽象概念を説明したとしても理解してもらえないという壮大な罠を発見しました。
文章で書くと長文になりすぎるので、項目だけ箇条書きにして、気になる人には動画を視聴してもらうという形式にしてみます。構成を練りつつ、細かい論点抽出作業として、全体をざっくり扱ってみるのも面白そうです。
ということで、面白そうだな!と思った方は動画をご覧ください。
そもそもお金とは何か?
・お金とは矢印(貸し借り)
・記憶するのが無理なので記録する
・記録を見に行くのがメンドクサイのでポータルポータブル化する
・そこそこ豊富でそこそこ稀少な物質を記録として扱う
・金と銀の産出量の制限の罠
・ポータブルな紙に記録するという発明
・今や単なる電磁的記録に過ぎない
そもそも国家とは何か?
・相対的にIQが高い人たちが、相対的にIQを低い人たちをマインドコントロール(思考→発言・行動)
・コントロールツール(思考プログラム)には色々ある(物語、抽象概念、数字、お金、記録、国家、憲法、法令、軍事力、宗教・・・)
・グーテンベルクの活版印刷術
・技術的イノベーション→経済的軍事的イノベーション→制度的イノベーション
・国民国家や会社という発明
そもそも税金とは何か?
・もともとは保存が効く穀物メイン(最初期の文字は穀物の記録用)
・商品貨幣から信用貨幣へ
・電磁的記録を弄るとホモ・サピエンスをコントロールできる(超便利!)
そもそも民主主義とは何か?
・海沿いとか船の中とかで流行中
・銀河英雄伝説におけるラインハルトとヤン・ウェンリーの議論
・エリート民主主義と参加型民主主義の2つの方向性
・トランプさんとDSが人気な理由
なぜ日銀と財務省(東京大学法学部)は経済オンチなのか?
・法とは「当為(べき)」
・官尊民卑、ネコ文2
・統制できればOK、後は知らん!
・大東亜戦争のトラウマと高度経済成長の成功体験
『「追われる国」の経済学』のざっくりとした内容
・中央政府、中央銀行、民間銀行、企業、家計
・貸し手ありなし×借り手ありなしの4パターン
・①バブル(イケイケドンドン)②BS不況(しょんぼり)
・①バブルと②BS不況の往復ビンタで、ますます官尊民卑
・減税はしょせん漢方薬、本当はシャブ(起債と積極財政)が必要!
・しかし、世界は軒並み財政規律論!
・プーチンが証明してしまったコントールされた国家間の正規戦争
・ならば戦争だ!