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物語に溺れるソシャゲ「リバース:1999」を遊んでほしい(ネタバレほぼなし)

大型アプデも来るし、もっと色んな人に「リバース:1999」を遊んでほしい〜〜〜!!!

 そんな気持ちで今ほぼ初めてNoteを書いています。
こちらは勢い80%で構成された"世紀末タイムリバースRPG"「リバース:1999」のオススメポイントを紹介する布教記事です。

 前述の通り筆者はこうした形の記事を書くのが初めて、かつまともな紹介記事はおそらく誰かが上げているはずなので砕けた口調での記述になることをご了承ください。
 ネタバレはほとんど含まれませんが、先入観0でプレイしたい方はこんな記事閉じてすぐにでも本作をプレイすることをオススメします。いやマジで。

【ゲーム概要】
プラットフォーム:IOS, Android, PC
価格:基本無料(アイテム課金)
ジャンル:世紀末タイムリバースRPG
制作: Bluepoch
リリース日:2023/05/31(中国版) 2023/10/26(日本含むグローバル版)
※本記事は2024/02/21に執筆されたものであり、当時の(グローバル版)最新バージョンである"Ver1.3"時点の情報に基づいた内容になります。

記事に使われている画像のうち出典の記載がないものは全て公式サイトもしくは筆者のスクリーンショットによるものです。



①世界史×神秘学の重厚すぎるストーリー

 このゲームを1ミリも知らないという方は、まずはこちらの映像をご覧ください。大体の雰囲気はつかめるかもしれません。

1999年12月31日、23時59分。世紀の終わりに「ストーム」は訪れた。
消えていく。パーティーも、イルミネーションも。最終バスの行き先も。世界は新しい旧時代へと「巻き戻った」。
少女が一人。彼女は「時を司る者タイムキーパー」。
ただ一人、かの暴雨から守られた、幾重の時代を見届ける者。
時代の波を歩き、あらゆる時代、
あらゆる国の神秘学家アルカニストと共に。
そして、彼らと逃れるのだ、「ストーム」から。

(公式サイトより引用)

 いきなりわけの分からないポエムのようなものをぶつけられて困惑しているかもしれませんが、こちらが本作の導入部になります。

 ネタバレのない範囲でポエムを噛み砕いて説明すると、この世界では1999年末から「ストー厶」という現象が不定期に起きており、その度に世界がリセット(?)され時代がランダムに巻戻るようになっています。例えば1966年、ロックンロールの時代から1929年のジャズ・エイジへと。

1929年のニューヨーク。

 早い話が、この世界は21世紀≒未来を迎えることができなくなってしまいました。トンデモ厄介現象が過ぎる。

 そんな世界で唯一ストームの影響を受けない「タイムキーパー」[※]である「ヴェルティ」となり、様々な時代の神秘学者(アルカニスト、後述)と出会いながらストームの謎を追いかける、というのが本作の主なストーリーとなります。
※このゲームにおけるプレイヤーの総称でもある。「指揮官」とか「ドクター」とかそういうやつ。

本作主人公「ヴェルティ」。天性の人たらし。

 本作のストーリーは色んな意味でソシャゲの中でもかなり重めの部類。(類似作として「アークナイツ」や「FGO」などがよく挙げられます)
 文章量がとても多く、固有名詞もそれなりにたくさん出てきて、ストーリー展開も(メインストーリーに関しては)暗めです。ソシャゲのストーリーというよりは文学作品を読んでいる感覚。
 ですが、刺さる人にはとんでもなく刺さるストーリーになっています。本当にシナリオが良い。

  • 現実の史実に近い歴史を歩みつつも占星術や魔術などの神秘学(作中では"アルカナム"と呼称されるが現実ではオカルト学とも呼ばれる)が実在する独特な世界設定

  • 様々な人物の思惑や思想が絡み合う容赦のない読み応えのある展開

  • 二次創作が捗る登場人物の人間ドラマ

  • 多くは語られないが故の大量の考察要素

  • (これは筆者の所感ですが)未知と理不尽ばかりの世界で、それでも望む未来に向かって進もうとする者達の物語

と、テンションが上がりまくる要素が大量です。スマホに収めていい情報量じゃないぜ。一度読み始めるとマジで止まらなくなります。

ヴェルティの第一助手である「ソネット」。真面目な性格だが、外界への好奇心が強い側面も。

 さらに、だいたい1ヶ月半ごとにメイン1章分位の文章量があるイベントストーリーが更新されるため、ボリュームもバツグンです。
(イベントストーリーはメインと比べると明るめ)

Ver1.1のイベント「リメカップ窃盗事件」のキービジュアル。
怪盗と犬とお尋ね者がすったもんだする話。

 ただし結構人を選ぶシナリオであるのは事実なので、とりあえず一区切りつくメインストーリー2章のクリアまでプレイしてみて自分に合うか判断してみてほしいです。もっと欲を言えば4章までプレイしてみてほしいです。
(2章は筆者お気に入りの章なので無限に語り倒したいのですが、ネタバレになってしまうので何も書けない)

メインストーリーの1章から登場するキャラ「シュナイダー」。
ストーリーを読んだ多くのタイムキーパー(筆者含む)を狂わせた魔性の女。

 余談ですが、ストーリー内の登場人物や起こった事件には世界史に絡んだ元ネタがあることも多く、調べてみるのも楽しいかもしれません。教育的なゲーム。

例えば、先程紹介した「リメカップ窃盗事件」は実際に起きたFIFAワールドカップトロフィーの盗難事件が元ネタ。
このイベントには「ピクルス」(翻訳機のCV:斉藤壮馬さん)という犬が登場するが、実際の盗難事件で活躍した子犬と同じ名前。


1929年にて。歴史を良く知っている方なら「あっ」となるかも

②ハイクオリティな演出な雰囲気

 そんなメイン/イベントストーリーは豪華声優陣による全編フルボイス
 日本語音声は言わずもがな、英語音声は「キャラの出身地に合わせて訛りを変える」というとんでもないこだわりが仕込まれているためこちらもオススメです。
(オプションで音声言語と表示言語を個別に切り替えることが可能)

参考:メインストーリーに登場する主要キャラの日本語版CV(敬称略)
ヴェルティ(主人公) CV:高森奈津美
ソネット CV:内田秀
レグルス CV:山本希望
APPLe CV:平川大輔
ドルーヴィスIII CV:石川由依
サザビー CV:伊藤美来
X CV:土岐隼一
シュナイダー CV:悠木碧
アルカナ CV:小清水亜美
ミュオソティス CV:諏訪部順一

 スチル(挿絵)も豪華で、時折すごいクオリティのアニメーションが入ることもあります。イベントPVも毎回動くとかどうなってんだこれ。

▲最新バージョンのイベントPV。映画の予告編???

 雰囲気の徹底も凄まじく、アンティーク感あるUIや映画のポスターっぽいストーリー選択画面など、細かいところまで行き届いている。

ストーリーの選択画面。
執筆当時のVer1.3では4章までプレイ可能だった。

 BGMや音響も非常に良い。ホーム画面であるスーツケース内部で流れる曲はこのまま放置して作業用BGMにできるレベルで心地よいし、イベントでも雰囲気が変わった新規BGMが用意されており飽きさせないです。

ホーム画面となる「スーツケース内部」。
画面中央にいるのは筆者最推し「ポルターガイスト」(CV:前川涼子さん)。

 あと、中華ゲー特有のノルマなのか、「ゲーム中に一切流れない曲」のMVがいくつか存在しています。なぜ。

▲筆者お気に入りの楽曲その1。テレビCMでも流れたがゲーム内では流れない。

▲筆者お気に入りの楽曲その2。レトロな雰囲気抜群だがこの曲もゲーム内では流れない。


③個性的(すぎ)な神秘学者たち

 本作で仲間に加えることができるキャラは全員、「神秘学者(アルカニスト)」と呼ばれる種族。
 人類にとって未知の領域である神秘学を知り、触れることができる存在です。オカルト存在そのものな神秘学者もいます。

メインストーリーより。神秘学者はその特異性故に差別を受けることも多い。その逆も然り。

 そのため、他のソシャゲに比べて見た目が思いっきり人外なキャラの割合が多めです。浮遊するリンゴや哲学書を愛読する犬、ケンタウロスまで様々な人外があなたを待っています。

公式生放送より。全員編成可能だし喋ります。

 もちろん人型の神秘学者も数多く、こちらも個性的なキャラが揃っています。よりどりみどり。

筆者の推しの1人である「ボイジャー」(CV:本渡楓さん)。"音"で会話する地球外生命体。
プロフィールはなぜか「芸術作品」の形式で記載されている。キャラの香りが知れるゲーム(???)
テレビに閉じ込められた女性「TTT」(CV:鷲見友美ジェナさん)。このセリフが好きすぎる。
もちろん男性キャラも居る。なお上画像の「メディスンポケット」(CV:花江夏樹さん)は正確には男性ではない。
余談だが、☆4以上の全キャラに「本色スキン」という覚醒スキンのようなものが用意されておりなかなかに豪華。

④シンプルで戦略的なバトル

 ストーリーやイベントの進行や素材集めのために挑むことになるバトル。本作では最大3+1(サブ)人で戦うターン制コマンドカードバトルとなっており、毎ターン配られるカードを使って攻撃や回復などを行うシンプルな仕様となっています。

戦闘画面。画面右下に手札のスペルカード、画面中央上部に選択したカード及び残りの行動回数が表示される。
形が異なるスペルカードは「アルティメット」。

 ただ、同じ種類のカードが隣り合うとカードのランクが上がり効果が変化する「融合」やカードの位置を動かせるが行動回数を消費する「移動」などのシステムにより、戦略的なバトルが繰り広げられます。

 編成した神秘学者ごとに異なるカードの効果や限られた行動回数の使い方、MPが貯まると使用できる強力な「アルティメット」などが攻略の鍵となるでしょう。

▲アルティメットの演出も豪華。一例としてボイジャーのアルティメット。(画面左下)

 高難易度コンテンツである深眠域やUTTU閃光集会ではそれなりの力量と育成を要求されますが、ストーリーを読む分には難しすぎないし戦闘数も多すぎないちょうどいいバランスになっているので詰むことは無いはずです。


⑤自分のペースで進められるゲーム構成

 ソシャゲにはデイリーミッションとガチャが付き物。もちろん本作にもそれらは存在しますが、結構優しめな仕様になっています。

・デイリーミッション
 本作のデイリーミッションは慣れてしまえば5分以内で終わるボリュームとなっており、オート周回に近い機能が存在するためスタミナ消化も楽に行える。
 このゲームは育成(というよりスタミナ消費)が結構重めな仕様のため、毎日コツコツプレイするのが重要。
 忙しい日はサクッと、暇な日にガッツリ進めるというような遊び方ももちろん可能だ。

本作はイベントのボリュームもとんでもなく、イベントストーリーの他、ミニゲームを伴ったキャラエピソードイベントやミニイベントもある。
画像はVer1.2のキャラエピソードイベントにて、唐突にウ〇娘みたいな育成ゲームが始まったときのもの。
本筋からは逸れるが、本作にはウィルダネスという箱庭機能も存在する。
ミニチュア感があって配置するのが楽しい他、枯渇しがちな育成素材を時間経過で生産してくれる。

・ガチャ
 ガチャはキャラガチャ=神秘学者の召喚のみ。(装備品にあたるアイテムの「心相」はガチャではなくイベントや交換所で入手)
 最近のゲームにありがちな「確率低め、天井も低め」 なシステムになっており、本作はさらに「天井カウントは他召喚や次回召喚に持ち越せる」という仕様があるため、コツコツプレイしていれば無課金でも最高レア☆6のキャラが必ず入手できる。

召喚の選択画面。画像は現イベントにも登場するパワー系イケオジ「シャーマイン」(CV:安元洋貴さん)のPUガチャ。

 いわゆる凸システムも存在するが、対人などのマルチ要素がほとんど存在しない完全ソロゲーのため、高みを目指す層以外はあんまり気にしなくてもOK。
(デイリーミッションだけでも毎月15連分のガチャ石を獲得可能[※]なので、イベント報酬や配布分なども含めれば無課金でも2〜3ヶ月に1回仮天井が叩けるはずです)
[※]¥650くらいの月パスを購入するとログボで15連分のガチャ石を入手できるためデイリーと合わせて毎月30連ガチャが引けます。ウィークリーやその他報酬を合わせるともっと引けます。暴力すぎる。

 上記により本作はなるべく早めに始めるのがオススメ。
 なおリセマラは「複数メアド前提+ガチャ引けるようになるまでそこそこ時間がかかる」というとても面倒な仕様のため非推奨。
 いわゆる人権キャラはあまり存在しない(☆5以上は大体強い)ためリセマラにこだわる時間があるならメインストーリーを進めたほうが吉。


番外編:割としっかりしていて二次創作に寛容な運営

 ソシャゲといえば運営のサービス姿勢も見逃せない。
 グローバル版のサービス開始から約4ヶ月経過したが、それなりに石配布もありトラブル解決のスピードも迅速な印象。ユーザーに優しすぎて逆に心配になる。
(一度だけデカ目のやらかしをしましたが即日で完璧な対応をしていてさすがに称賛)

 また本作は二次創作歓迎のスタンスを取っており、公式サイトにて二次創作ガイドラインが公開されている。


 なんなら定期的に公式で二次創作コンテストを開催している。多分次回バージョンも開催されると思われるので創作に自信がある方はX(旧Twitter)の公式アカウントをチェックだ。

▲Ver1.2の二次創作コンテストの結果発表。レベルが高すぎる。

創作しない人でもX(旧Twitter)で #リバース1999  や #リバース1999二次創作CP と調べてみると沢山ファンアートが出てくるのでオススメ。


⑥新バージョンが来る。

※以下、Ver1.3(2024/02/23)当時の内容
 この記事をこのタイミングで書いている理由です。 来たる2/29(木)にVer1.4が配信され、ついに初のメインストーリー更新がやってきます!!! やったあ!!!!

▲Ver1.4の告知画像。毎度のことながら映画のポスターっぽくてとても好き。

 頑張れば配信までの1週間で最新章まで駆け抜けることも可能ではあるので今のうちに始めてメインを進めておくのがオススメです。
 テーマイベント「スーツケースパレード」もやってくるらしいです。詳細は2/23(金)20時から予定されている特別生放送を観ましょう。



まとめ(?)

 筆者はソシャゲが苦手です。大抵のソシャゲを1~2週間で辞めてしまうレベルでソシャゲ耐性が0でしたが、このゲームはリリース日からずっと欠かさずプレイし続けています。それぐらいドハマリしています。
 ずっとやっているからこそ、このゲームが万人受けしないゲームなのも分かっています。
 それでも、1人でも多くの人にこの狂気的なほど芸術とこだわりと物語に満ちたゲームをプレイしてほしくて、この記事を書きました。
 もしこの記事を読んで気になった方がいれば、無料なので是非気軽にプレイしてみてほしいです。1人でも多くのタイムキーパーと一緒に最新章を迎えられればうれしいなと思ってます。

 では、スーツケースの中でお待ちしております。



おまけ:序盤の進め方について

 ここからは「始めてみたけど何から手をつければいいか分からない!」という方向けのアドバイスになります。
 取り返しのつかない要素はあんまり無いため、手探りで進めたい人はここで記事を閉じてもOK。(筆者も攻略サイトは見ない派)
 詳細な解説はネット上にたくさん転がっているはずなので、この項目は軽い参考程度でどうぞ。
(力尽きたのでここからは手抜き気味)

①まずはメインストーリーを進めよう

 本作はメインストーリーを進めることによって機能が段階的に開放されるようになっているため、とにかくメインストーリーを読み進めてみましょう。
 3章中盤まで進めれば、ほぼ全ての機能が解放されるはずです。

②「物語のはじまり」をクリアしていこう

 本作にも「物語のはじまり」という初心者ミッションが存在しており、ガチャ石や育成素材、ソネットさんのスキンなどが貰えるためメインストーリーを進めつつこちらもクリアしていこう。

 中でも特殊なミッションとして「成長のリベート」なるものがあり、こちらは指定されたキャラ(全てストーリーを進めると仲間になる)を育成すると使用した育成素材が返ってくるというもの。
 シンプルに得かつ、配布されるキャラ達の相性が良くこれだけで3章位まで行けてしまうため誰を育てるか困ったらこのミッションを進めるのがオススメ。

③ウィルダネスを強化しよう

 1章をクリアすると「ウィルダネス」が解放される。
 ウィルダネスはいわゆる箱庭要素で、育成で使用するダストや咬噛銭貨を定期的に生産してくれるようになる。この生産施設はゲームを起動していない間も稼働し続けるため、もしスタミナに余裕があれば資源ステージの「豊作の候」を周回して施設の強化素材であるケルンベイビーを集めておくと少し楽になる。
(施設レベルの上限を開放する「古の間」のレベルアップ素材はメインストーリーを進めると入手可能)

④召喚は「最初の一滴」がオススメ

 本作におけるガチャに当たる召喚は3~4種類ほど存在している。

  • 恒常召喚に当たる「湖の中央」

  • イベントキャラがPUされている期間限定召喚①(「イベント」というバナーが付いてる)

  • 恒常キャラがPUされている期間限定召喚②

  • 30回だけ引ける限定召喚「最初の一滴」

 このうち「最初の一滴」は30連以内に最高レアの☆6キャラが確定で引けるため、まずはこのガチャを引いて出たキャラを育てるのがオススメ。
 イベントキャラはその回を逃すと3バージョン後に恒常入りするため「最初の一滴」を引き終えたら期間限定召喚①を引いていくのがいいだろう。(天井カウントは引き継げるので期間内に引けなくても損にはならない)
 もちろん期間限定召喚②のPUキャラや今後登場/PUされるキャラをお迎えしたい場合は引かないのも手だ。
 ただ、恒常召喚の「湖の中央」だけは期間限定召喚と天井カウントが別なのであまりオススメできないかも。

⑤:用語が分からなくなったら

 本作のストーリーは専門用語が頻発しますが、ゲーム内であまりしっかりとした用語解説は用意されていません。
 自分で世界観を探りながら読み進めるのも面白さの1つだと筆者は考えていますが、「あまりにも用語の意味が分からなくてストーリーが頭に入ってこない」という方は(非公式にはなりますが)このピクシブ大百科の「用語」の項目を読むのがオススメです。
 重要な単語の解説がまとまっていて読みやすいです。





#verneider はいいぞ
(ある程度メインストーリーを進めてから調べてみよう 百合に抵抗ある人はやめとこう)

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