【ポケモンSV単体考察】アローラキュウコン・イエッサン・壁クエスパトラ対策メタグロス【レギュHシングル】
前置き（読み飛ばし可）
初めまして、＠小吉と申します。シングルレートの生放送を時々行っています。
レギュH、面白いですね。レギュレーションが進むに連れ肩身が狭くなる一方だった一般ポケモン達が日の目を浴びられるいいレギュレーションだと思います。
それでも強いポケモンというのは存在するし、ポケモンの採用意図や順番もある程度パターン化されていきます。レギュHに関しては軸を3～4匹で固め、残りの2枠を特定の相手（受けループ、ギミック構築等）にめっぽう強い補完枠として採用するのがよくある流れだと思っています。
とはいえたった2枠で様々な構築に対する完璧な補完はなかなか取れないため、幅広く対応できる1匹がいると余白が生まれ非常に助かります。なんかいねえかなと思っていたら今年の正月の帰省で暇潰しに国際孵化していたダンバルが目に留まりました。昔からなんとなく好きなポケモンであったため活躍させるなら今しかないと思い考察を開始、脳内でめっちゃ強かったため即採用。割と思った通りに活躍してくれました。
今日（2024/12/27）からまた帰省なので私のレギュHは実質終了。軸でもなんでもないのですがこのグロスが埋もれてしまうのはちょっと寂しいなと思いここに供養することにしました。
（走り書きでとりあえず形にして投稿して後で推敲します。推敲し終えたらこの（）も消します。）
以下常体
型紹介
性格：いじっぱり
特性：クリアボディ
テラス：割と自由（後述）
実数値：187-187-163-*-115-91
努力値：252-116-100-*-36-4（火力不足を感じたらHA252とかでいい）
持ち物：割と自由（後述）
技（確定枠）：サイコファング/バレットパンチ/はたきおとす
技（自由枠）：地震/冷凍パンチ/アームハンマー等
A：11n、B4ガブリアス冷凍パンチぴったり確一
耐久：控え目イエッサンワイドフォース×2+意地オオニューラ霊テラスシャドクロ93％耐え
S：あまり
火力目安
・H252アローラキュウコン：ファング+バレットで確定（104％～）
・無振りイエッサン：はたきおとす確一
・H252サーフゴー：悪テラスはたき+バレットで確定（102％～）
本来もっと火力に回した方が強いとも思うのだが、イルカマン軸で採用したため後出しで受ける必要があり耐久を多めに振った。
素直にHA252がスタンダードな構築に組み込む補完グロスとしては一番強いと思う。耐久調整する場合もA実数値195（努力値180）が色んな乱数がブレるラインなので、これ以上落とすのは基本的におすすめしない。
（上記の調整はミリ耐えされてもイルカマンでなんとでもなる+どうしても後出しが増えるため行動回数を増やしたいと思いピンポ気味な調整を施したもの）
その場合上記調整からDを優先して削るのが望ましい。役割対象として挙げたポケモンは特殊ばかりだが、大ダメージを食らう場面は物理技の方が多い。
火力や素早さを最低限に止め残りを耐久に回す、という振り方が好きな耐久調整厨なのだが、「これはどうよ→H252だけでいいんかい→じゃあこれ+これならどうよ→これも耐えるんかい」をひたすら繰り返しイライラした結果めっちゃ耐えるラインを無理矢理思いつき7％届かなかった。いっそ速い赫月とS振りチキンレースするのもいいのかもしれない。
採用意図・試合中の行動
タイトルの通り、壁アローラキュウコンや壁クエスパトラ、イエッサン始動といった展開構築への対策として採用する。基本的に初手に選出したいが、始動ポケモン達への後出しも充分可能であるため後ろに回してもよい。
アローラキュウコン始動
壁を貼られようが殴られようが、サイコファング+バレットパンチで仕留められる。カイリュー・ガブリアス・セグレイブ・ブリジュラス・サーフゴー辺りがエースとして採用されがちであるため、これらに対する削りの手段をグロスに持たせると積極的に選出していける。
クエスパトラ始動
壁を壊せる上、超1/4+クリアボディでルミナコリジョンをほぼ無効化できる。
クエス側が悪テラスしてまで無理矢理壁を貼る場合もあるが、その時点で相手の100点の動きではない→試合後半のパワーが落ちているため、こちらの軸のポケモンでの巻き返しが狙える。
イエッサン始動
はたきおとすで確一。簡単に数的優位が取れる。
裏にいるエースポケモンがほぼアローラキュウコン軸のエースポケモン+オオニューラで構成されるため、これらに対する削りの手段（略）。
持ち物の選択肢
役割対象を倒した後に出てくるエースポケモン達に削りを入れるための各種半減実を採用理由に応じて使い分けるのがおすすめ。使用感は以下の通り。
シュカのみ（地面半減）
発動機会が最も多かった。
ガブリアス、カイリューに滅法強くなる（要冷凍パンチ）。
セグレイブ、赫月をがっつり削れたり、ヘイラッシャの残飯を強気に叩けたりする。
カシブのみ（霊半減）
対サーフゴー、ドラパルト、ミミッキュ、イダイトウ用。
これらを相手する場合2回被弾することになるため、必ず対面勝てるようになるかと言われればそんなことはない。グロスを雑に扱い大きく削りを入れる為の持ち物という意識。
ナモのみ（悪半減）
はたきおとす対策。ナモのみ叩きは持ち物ありの威力を半減して計算される。
ほぼマスカーニャ用。そのためアームハンマーを採用することになるのだが、ドドゲザンにぶっ刺さって勝った試合があった。
テラスタイプ
地面、霊、悪のいずれかを無効、半減させるものから選択。
持ち物同様、役割対象を倒した後に出てくるエースポケモン達に削りを入れるために使用する。自らテラスを切って大暴れするタイプの型ではないため、積極的にテラスを切る必要はないし、後続にテラス前提のエースを控えさせる選出もしやすい。
飛行
地面無効の他、対オオニューラに有効なテラス。
オオニューラ側の最高打点がインファイトorテラスシャドクロorテラス地獄突きと完全に相手依存のため、下手に霊/ノーマル/悪テラスで無効化や半減を狙うと痛い目に遭いがち。飛行テラスがインフイト半減を狙いつつ裏目のない選択肢ということになる。
悪
霊技を半減にしながら一致はたきおとすを叩き込める攻防一体のテラス。
サーフゴーやミミッキュに滅法強くなる他、「捨てるしかないし叩きで型判別しとくか」の場面で火力を上げる選択肢があるのが地味に有難かったりする。
地面
この記事を書いている最中に思い付いた。ここだけエアプ。
ほぼエレクトロビーム無効ピンポ。H252サーフゴー程度ならテラス地震で確一。
ガブリアスやカイリューが見えない冷凍パンチを恐れて鋼テラスしてくれたらぶっ刺さるがそんな場面はくるのだろうか。
自由枠技の選択肢
上述の通り、冷凍パンチ/地震/アームハンマーから選択。採用意図や使用感も既にちょこちょこ書いてはいるが、技を軸に考えると以下のようになる。
冷凍パンチ
ガブリアス、カイリューに撃つ。やはり4倍というのは魅力的である。
この技を嫌ったり耐えられたりした後に炎/鋼テラスを切られる場面も多かったが、裏のイルカマンのジェットパンチが通るようになるため非常に相性が良かった。冷凍パンチに限らず、相手にテラスを切らせる技としてこの枠を考えるといい感じになると思う。
地震
ブリジュラス、サーフゴーに撃つ他、有象無象の鋼テラスに対する有効打になる。
命中安定かつ高威力と、サブウェポンとして無難に優秀。
猛烈に飛行テラスを誘うが、それを見据えた技選択での対応を心掛ける。
アームハンマー
赫月、マスカーニャ、セグレイブに撃つ他、地震同様ブリジュラスや鋼テラス勢への有効打となる。
ナモのみとの相性が良い。ドドゲザン、サザンドラ辺りがいても強気に選出できるようになる。
この他カイリューやウルガモス意識のステルスロックや岩石封じも試してはみたが、上手く使いこなすことができなかった。
相性の良いポケモン
上述の通り、軸がしっかり出来上がっている状態のPTに補完枠として採用するポケモンである。また基本的に交代せず目の前のポケモンに削りを入れて退場、裏に繋ぐのが役割である。
したがって、対面構築や対面選出が可能な構築に組み込むのが適しているといえる。
また、選出画面で相手のサーフゴー、ヘイラッシャ、アーマーガア辺りを猛烈に誘うため、その辺に強いポケモンがPTの軸であることがより望ましい。
長年サイクル構築ばっかり組んできたため、対面構築というものがよく分からぬままこのグロスのポテンシャルを活かせずレギュHが実質終わってしまった。願わくは残り僅かな期間でこいつを救えるトレーナーの元にこの記事が届き、最後のピースとして採用されんことを。
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