出雲大社を10倍楽しむ!
またお読み頂き、ありがとうございます。
出雲大社シリーズ第3弾です。
今回は出雲大社を10倍楽しむ、と題していくつかのへーっていう話題を提供します。勿体ぶってるようですが、実はほとんどがガイドさんからの受け売りです笑
そうです。6月に妻の誕生日にお参りに行った際は現地ガイドさんにお世話になりました。
出雲 に まつわる10個 の へーっ🤔
①出雲大社は「いずもたいしゃ」ではなく「いずもおおやしろ」
②参拝の際は、二礼四拍手一礼
③各地域で風土記というものが編纂されたが完全な形で残っているのは出雲風土記だけらしい
④旧暦10月は神無月(かんなづき)だが、出雲大社だけ神在月(かみありつき)
⑤甘くて美味しい「ぜんざい」は「神在餅(じんざいもち)」からきた
⑥出雲大社は大国主大命(おおくにぬしのみこと、大黒様)を祀っているが、一時期、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀っていた時代があった
⑦宮司さんは出雲国造(こくそう、くにのみやつこ)であった千家氏(せんげし)と北島氏(きたじまし)の二氏。現在は千家だけが受け継いでいる。
⑧千家氏の宗教は出雲大社(いずもおおやしろ)教、北島氏は出雲経
⑨出雲大社では御本殿までに4つの鳥居がある。
⑩出雲大社で一番のパワースポット素鵞社(そがのやしろ)。御神体である岩に触れられる。ご利益のある砂を持ち帰ることができる。
これらの中からいくつか選び、順不同で紹介していきます。
4つの鳥居
御本殿までに4つの鳥居をくぐります。
しかも4つ全て材質が石、鋼、鉄、銅とすべて異なる(鋼と鉄は同じ鉄だけど💦鋼製の前はなんと木製でした!)って興味湧きませんか?
一の鳥居(宇迦橋 =うがばし= の大鳥居)
現在、工事中のためくぐれません。JR出雲市駅からバスを利用する際は「正門前」という二の鳥居近くの停留所で降りますが、せっかくなので一の鳥居まで一旦戻りましょう。ちなみに10分くらい歩きます。
二の鳥居(勢溜 =せいだまり= の大鳥居)
なんと言っても「出雲大社」と大きな石碑でアピールしているため一番有名な鳥居です。なぜかバス停の名前は「正門」前。参道(神門通り)から坂を登って行って一番の高台にあります。
勢溜(せいだまり)ってなあに?って思いますよね。この辺りは少し広くなっており以前は芝居小屋等があったそうです。人の勢いが溜まるところということで勢溜。
以前はここの鳥居は木製だったそうです。
で、平成の大遷宮のときに株式会社山陰合同銀行の出資で新日鉄住金の耐候性鋼 COR-TEN®(コルテン)という鋼材が使われている現在の鳥居となりました。
なお、この辺りは地面が砂地なんですよね。鳥取砂丘から続いてるのかな?それとも稲佐の浜も近いし、元々は海だったのかな?
三の鳥居(松の参道の鳥居)
鉄の錆びた感じが侘び寂びの寂びのようです(適当💦)。
先程の下りの参道を過ぎ、素鵞(そが)川を渡るとすぐ松の参道です。
庶民は真ん中の道はもともと通れないのですが、さらに今は松の木の根を保護する目的もあり参道の両サイドの道を通るようになっています。別に一方通行ではないのですが、参拝客のみなさんは右側を通行しているようです。
今回ガイドさんに誘われ三の鳥居の隅っこをくぐらせていただきました。
松並木の終わり部分、次の鳥居の手前あたり、手水場の反対側にある松が最も古いようでかなりの巨木です。
四の鳥居(銅鳥居)
長州藩の二代藩主毛利大江綱廣が寄進したもので銘文が刻まれています。「素戔嗚尊者雲陽大社神也」と記されています。素戔嗚尊(すさのおのみこと)が雲陽大社の神なり、です。雲陽大社は出雲大社を指すそうです。更には雲が月読尊、陽が天照大御神を意味するそうです!
興味ある人はじっくり読んでみましょう。古事記に出てくる神様がたくさん出てきますよ。
二礼四拍手一礼
お参りする際、の儀式。
ガイドさんのお話では手を叩く際は「しーあーわーせっ」とこころの中で唱えながらパンパンするとよい、とのこと。
ちなみに出雲大社の中には御本殿の他にも多くの神様が祀られていますのでお賽銭は少なくとも30回分くらい準備されていた方がいいと思います。
これら全て二礼四拍手一礼でお参りします。
ちなみに勢溜の鳥居をくぐってしばらくしたら右手に祓社(はらいのやしろ)が見えます。
御本殿へ参拝する前にここで心身の穢れを払い、身を清めるのが正しい参拝方法らしいです。
ガイドさんと一緒に「祓い給え~、清め給え~」と声に出しました。心の中で唱えることでよさそうです。
実は5月に一人で参拝したときも気になってここでお参りしました。
流石に「はらいたまえ〜」は知らなかっですが、お願いごとではなくはじめまして、宜しくお願いしますみたいな感じのことを言った気がします。
私って何か持ってますね✨
パワースポット!素鵞社(そがのやしろ)
先ほど出てきた素盞嗚命(すさのおのみこと)は、大国主大神(おおくにぬしのみこと)の父神とされており、御本殿の後方の一段高いところに祀られています。
社の裏手にある巨大な岩は、御神体である八雲山の山肌の裾らしく触ることができる唯一の場所らしいです。
出雲大社で最も強い神気が宿る場らしくて両手で触れたら背筋がビビビっと来ました。寒気のような身が引き締まる感覚のような感じです。気のせいかもですが…
素鵞社の向かって左側、裏側の社殿下にご利益のあるというお砂があります。
稲佐の浜(いなさのはま)にある砂をここに持ってきて交換していただくというものです。
もう1つのねた。御本殿の後方と言いましたが、大国主大命は素盞嗚命にお尻を向けていません。なぜなら大国主大命は西側(稲佐の浜方向)を向いているらしいのです。
稲佐の浜
神在月に全国の神様が出雲にいらっしゃる玄関口(上陸地点)です。神様は海路で出雲にいらっしゃるんですね。旧暦10月10日に全国の八百万の神々をお迎えする、神迎神事の浜なのです。
なお、因幡の白兎(素兔:しろうさぎ)の話もここが舞台だとか。
今回はガイドさんが予め稲佐の浜から砂を取ってきて下さったのでここでご利益のある砂と交換させていただきました。
家の四隅に撒いたら良いそうな。マンションなら敷地を囲むようにしたら良いそうです。
ガイドさんがいて良かったです!
話し足りないですが今日はこのくらいで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
偶然読んでくださった方とのご縁にも感謝します。