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音楽雑誌「BURRN!」について。

おいおい、ついにあのHR/HM(ハードロック、ヘヴィ・メタルのことね)専門誌「BURRN!」が、今月出る号で40周年だとよ!(#^ω^)

「じゃあ、今月号出てから記事を書け」
・・・って話しかもしらんが、まぁ、いいや!笑
なんか知らんがノリで9月号買ったからさ…。
表紙はPetit Brabancon。

最近、日本人が表紙多いっすねBURRN!さん…(#^ω^)

なんだ神田正輝で、この雑誌との付き合いもそれなりにある。
俺が初めて買ったBURRN!の表紙はAEROSMITHのSteven TylerとJoe Perryだった。
確か01年の頃だったと思う。
その頃はもう、世界を震撼させた「同時多発テロ」のことで話題がもちきりだった。
特に米国なんか「もう音楽どころじゃない」という雰囲気もあった。
BURRN!に掲載されていたほぼ全てのミュージシャンが「同時多発テロ」のことを話題にしていた。
でも、今はウクライナとソ連の戦争が収束が見えないし、意外と状況は変わってないのかもしれない…。

話しがそれてしまったが、BURRN!は01年から買い始めたのだ。
その頃は以前紹介した「Player」「rockin`on」「バンドやろうぜ」も買っていたような・・・気がする。
うろ覚えだが。

BURRN!を読んだことが無い人に分かりやすく説明するなら、
海外のヘヴィ・メタル、ハードロックバンド、ミュージシャンをメインで扱う(もちろん、国内も扱うよ!)、奏法解説や機材紹介は一切ない、「インタビュー」「アルバム&ライヴ・レビュー」「当時のシーンの状況」などがメインの雑誌・・・と言えばいいだろうか。

もちろん、それだけがBURRN!ではないが、大体そんな感じの雑誌です。

「週刊プロレス」や「週刊ゴング」を買う人でプロレス嫌いな人はいないように、
この雑誌を買う人で「俺は、私は、ハードロックやヘビメタなんて嫌いだ」という人はいないと思う。
つまり、この雑誌を買っていた俺は、けっこうなHR/HM好きだった。

もう、夢中になって読みました。

・・・という訳ではなかったが・・・。
なんか、当時はなんとなく買っていた記憶が・・・(#^ω^)

というのも、俺が買っていたころのBURRN!は、たまにミュージシャンのことをバカにするような書き方をすることがあって、、、そーゆーところが、なんかね・・・。
まぁ、当時、ちょっと面白がっていた自分も悪いんだけど。

もう、買っていたころなんて、だいぶ前のことだし、今買っても(ふ~ん・・・)って感じで読んでいるので、熱はあんまり無い・・・。

だけど、いまでも覚えている連載コラムや、ミュージシャンの言葉があるので、それを紹介したい。

いまもBURRN!の真ん中あたりのページには、いろんなライターのコラムが連載されている。
俺が当時、定期購読していたころのコラムで印象に残っていたものに、
「ユーロ・ロック幻想」(ライターは山崎尚洋)
というものがあった。
この連載コラムは、主にプログレッシヴ・ロックのアルバムを紹介していた(
文中でも書いたが、BURRN!はヘビメタばかりの雑誌ではない)。
そこで元King CrimsonのMicheal Gilesの「PROGRESS」を取り上げていて、そのコラムは印象に残っている。

1978年に制作したにも関わらず、24年後の2002年にリリースした、不思議なリリースの仕方をした一枚。

「バンドの成功から離れて、ゆったりとした自分のペースで音楽を作っている、自然体の音楽が聴ける」
と、書かれていた記憶がある。
このアルバムは持っている。
正直、アルバムとしては弱い。
弱いとは、楽曲があまり、よくない・・・笑
・・・が、その中で「SUNSET」という小品があるのだが、その曲が大好きで、当時MDに入れて、MDウォークマンで聴きまくっていた・・・。

King Crimsonは大きな成功を収めたが、その創始者であるMicheal Gilesは、成功という喧噪から早々に撤退して、穏やかな音楽を作っている・・・そんな彼に(いいなぁ・・・)なんて思ったものだ。

それ以外にも、なぜか「エロゲー」を紹介しているコラムがあった(これは、マジで全然関係ねぇー笑)。
そのライターが(名前もコラムのタイトルも分からん・・・すまん)、

「エロゲーの進化により、いつか人類にはセックスが必要なくなるのでは」

と、書いていて、すごく印象に残っている。未だに覚えているからね・・・。
そして、俺はそのエロゲーを買ったなぁ・・・(゜o゜)
中世が舞台で、とある国の王子とそっくりな主人公が、王子に依頼されて、王子と入れ替わって、お城のなかでヤリタイ放題やるっていう、設定だった。
敵国の王女を捕虜にして、その王女にフ〇〇させたり、口内発射したり、木馬の上に股がらせて、小便垂れ流させたり・・・。
スゲーことさせていたなぁ・・・(´◉◞౪◟◉)グフッ♡

・・・って、ヘヴィ・メタルどころか、音楽すら関係ねぇーじゃあねーか!(#^ω^)

ミュージシャンのインタビューで、印象に残ったものと言えばやっぱり、
Yngwie J. Malmsteenだなぁ・・・。

ちょうど彼が「ATTACK!」というアルバムを発表したころで・・・。
Yngwieが、なんでそういう話しの流れになったかは忘れたが、バンドのメンバーというものに関して、

「代わりのきかない人間なんていないんだよ」

と、言っていたことは、今も忘れません。

そう・・・そうなんだよなぁ・・・。
よく「このバンドは、このメンバーじゃなきゃダメだッ」って言われたりする場面に遭遇するけれど・・・。
実際は、脱退者がでたり、諸々の事情でいなくなってしまったメンバーがいたときは、代替メンバーを補充して、アルバム作ったり、ライヴをやっているのが現実・・・。

劇場公開された「SLUMDUNK」でも、同じことを思わされたな。
覚えている方も多いと思うけれど、あの映画、制作陣が声優をテレビアニメ放映時の声優を使わないと発表したとき、SNSですごいバッシングされた。

そのバッシングぶりは、端から見ていると(これは、興行に影響出るのでは・・・)と危惧するほどだった。

しかし、しかし、だ。
いざ劇場公開されたら、なんのことはない。
絶賛の嵐。
興行的にも大成功だったことは、推して知るべしだろう。

あの劇場公開前にバッシングしていた連中は「蜘蛛の子を散らしたように」雲散霧消してしまった・・・。
やつらは、いったいどこへ行ったのだろう・・・。
多分、多分だが・・・バッシングしていたやつらの中にも
(なんだ、声優変わっても、ぜんぜん問題ないじゃん)
と、思った人はいたのではないだろうか。

でなければ、説明がつかないくらい、あの映画は劇場公開後、悪く言っている人を見ない。

この現象を見たときも、俺は思ったものだ・・・
「代わりのきかない人間なんていないんだよ」
というYngwieの言葉を・・・。

なにげに、この言葉、メディアで言えないと思う。。。

さて、BURRN!といえば、名物企画がありますね。
そう「DISK REVEIW」です。

毎月出る新譜を、B!のライターが意見と点数をつける企画です。

この旧態依然とした企画は、いったいいつまで続くのか・・・笑
いや、これが無きゃ、BURRN!らしくないから、良いんですけどね。

BURRN!の別冊の「METALLION!」で、RAGE AGAINST THE MACHINEのファーストを低評価つけちゃったライターが、あとで読者から「あのライターは分かっていない」と言われた・・・とか書いていたな・・・。
まぁ、レビューは「正解」ではなく「意見」だからね・・・。

でも、俺もBURRN!の、このアルバムに点数をつける制度は、どうなんだろう・・・と思う時もある。
低評価付けられているアルバムを見たら(へぇ、じゃあ、買ってみようかな・・・)と、なりづらいよね。
そういう意味では、諸刃の剣だと思う。

そういえば、山手線だったかな、電車に乗っている時に、ヘヴィ・メタルの話しをしている男性二人組がいて、

「昔は、ネットが無かったからBURRN!とかで高得点のアルバムとか買っていたけど、いまはネットで聴けるから分かるけど、低評価つけられているアルバムにも良いものはある」
と、言っていて、
(・・・なるほど)
と、思ったな。

そう、あのレビューはあくまでも「一人のライターの意見」だから。

「百聞は一見に如かず」
は、現代社会でも通用する概念ですね。

・・・とまぁ、エライ散文的に書いてしまったが、明日出るBURRN!で、ついに40周年。

おめでとうございます!\(^o^)/
表紙は「鋼鉄の処女」!Steve Harris!

苦境に立たされている出版界にあって、40年続くって凄すぎます!

これからも、なまぬるくて、炭酸が抜けたビールみたいな視線で(笑)、応援してゆきますね。











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