故 沢田泰司の追悼イベントに参加した日について。
本来であれば、こういったブログは、行ってからすぐに書くのが普通なんだろうけれど、まぁいいですよね。
先月7月21日㈰に、故 沢田泰司の追悼イベントに参加するため「秋葉原 CLUB GOOD MAN」という小さめのハコに行ってきました。
秋葉原駅を「昭和通り口」方面に出て、横断歩道を渡って、右手に折れます。
しばらく歩くと「みずほ銀行」のATMが見えてくるので、そこを左に曲がって、しばらく歩くと右側にある、楽器店と併設されているライヴハウスですね。
僕が来たときは、既に「それらしき」人たちが列を作ってました。
僕は本来、ライヴ向きの人間ではなく、一人部屋で音楽を嗜むのが好き、というタイプなのですが、ライヴというものは「その日」だけが全てのものです。
あとから(行きたかったなぁ~)と、いくら思い焦がれても、絶対にその日に戻って観ることはできません。
ましてや、今回の追悼イベントは、そもそも泰司が亡くなってから13年目にHEAVEN‘Sのメンバーが思いつきでやることになった、偶発的なイベント。
下手したら、これが最後になるかもしれない、と思い、前日にチケットを予約して、地元から秋葉原に向かいました。
この「GOOD MAN」というハコは、以前「少年ナイフ」のライヴを観に来て以来でした。
今回は、ライヴも、もちろんですが、泰司が生前使用していたベースやストラップ(楽器に装着して、立って弾くために肩にかけるもの)などが展示されるとのことで、そういった物を見たい、ということも訪れた理由の一つでした。
ベースは撮影OKとのことで、さらにベースを持っての記念撮影も良いとのことで、早速スタッフの方に頼んで、僕も撮ってもらいました(写真は割愛)。
愛用のストラップや私物、そして表紙を飾った音楽雑誌「GiGS」が展示されていました。
来場者のかたたち、それぞれが、泰司の遺品と記念撮影したり、思い思いに過ごす中、イベントが始まりました。
まずはスクリーンに、生前の泰司が楽曲制作や、レコーディング、スタジオ練習をしている姿が流れました。
その映像を観て思ったことは(泰司、上手いなぁ・・・)というものでした。
ベーシストとして世間に出た泰司ですが、ギターの腕前も折り紙付きなのは、ファンなら周知の事実。
Xの「Voiceless Screaming」は、その代表的な楽曲でしょう。
この秘蔵映像、けっこう長かったですね。
見ごたえあるものだったと思います。
現在のネット社会では、流出しているものもありましたが、観たことないものも観れたので、貴重な体験でした。
そして、お次は「TAIJI with HEAVEN‘S」のライヴです。
当然、泰司はいないですけどね・・・。
このライヴが、すごい良かったです。
けっこう驚異的な演奏でした。
お世辞ではなく、良かったですね。
僕は前述したように「ライヴ向き」の人間ではないので、飽きやすいのですが、最後まで、ほぼテンションを緩めることなく観られたと思います。
(良かったな・・・)
と、思ったので、物販でCDを買ったほどです。
途中、来場者からあらかじめ募集していた、質問用紙を箱に入れて、ランダムで引いた質問に答える、というコーナーが設けられました。
質問が選ばれた人は泰司の写真がプレゼントされました。
・・・僕のは読まれなかったな( ^ω^)・・・
たしか僕の質問は
「泰司さんは、昔話をすることはありましたか?するとしたら、いつの話しでしたか?」
「泰司さんは、皆さんに会ったとき、どこに住んでいましたか?」
というものだったかと…。
質問コーナーは全部書いちゃうと、アレなので、抜粋すると
Q「泰司さんはカラオケで何を歌いましたか?」
A「俺ね(ギターの方)、泰司さんとラウドネスのメンバーでカラオケ行ったことあるんだよね(スゴイ!)。その時はね「Born to be wild(ステッペン・ウルフの代表曲)を歌ったりしていたよ」
とのことでした。
選曲が(泰司らしいな・・・)と思いましたね。
上記のバンドはHIDEも好きで、共通の趣味だったので、そこから親睦を深めた・・・と、泰司著の「伝説のバンドXの生と死」で書かれていましたから。
そのあとはアコースティックに切り替えてのライヴ演奏。
途中、なぜか「Smells like teen spirit(ニルヴァーナの代表曲)」を演奏。
そこからROCK BAND形式になり、最後を駆け抜け、アツいライヴが終了しました。
正直、参加は悩みましたが、結果的に
(行けて良かった・・・)
と、思える良い時間になりました。
でも、僕は結局、泰司の生前、一度も姿を見ることなく、彼は天国に逝ってしまったので、改めて
「推しは推せるうちに推せ」
という金言が頭をよぎったのも事実です。
hideもそうですが、追悼イベント、という形ではなく、できれば生きているうちに観に行けるのがベストだと思います。
そうは言いつつも、参加できて良かった、と思えるステキなイベントでした(*^▽^*)
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