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RED HOT CHILI PEPPERSの東京ドーム公演(5月18日)に行った日について。あと写真展「UNLIMITED LOVE DREAM」についても。

今年は4回東京ドームに行った。
野球観戦…ではなく、コンサートだ。
BILLY JOEL、THE YELLOW MONKEY、そして今回の主題であるRED HOT CHILI PEPPERS(以下RHCP)の公演を2回行った。

正直に書くと、俺は東京ドームをコンサートとして観に行くのは好きではない。
理由は「デカすぎる」からだ。
大きい会場でやることは、アーティスト側には名誉なことだろうが、お客である俺には、さほど恩恵はない。
かと言って、観たいアーティストが、そこでしかやらない場合もある。
そういう時は仕方なく、行く。
と書くと、過言だが、どちらにせよ、さほど好きではないのは事実だ。
東京ドームに限った話ではなく、横浜アリーナも埼玉スーパーアリーナも、あんまり好きではない。
幕張メッセなんかは、フェスで行くから嫌いとは言わないけど、ワンマンで行ったときは、あんまり好みではなかった。
要は極端にデカいステージがあまり好きではないのだ。

しかし、今年のRHCPの公演は、昨年と違い、二日間とも東京ドームでの開催。
実は、昨年のRHCP東京ドーム公演にも行った俺は(今年も行くか)と、二日間行くことにしたのだ。
理由は単純で、昨年の東京ドーム公演が素晴らしかったからだ。
John Frusciante再々復帰後の初来日公演。
俺はその日、絶叫していた。
あまりにも叫びすぎて、翌日声がガラガラになってしまったほどだ。
前任者のJosh klinghofferも大好きなギタリストだったが、ことライヴに関してはJohnが戻ってきてからの方が良かった…(俺はJoshのファンなのでそのことを認めるのは悔しい気持ちもあるが)。

前おきが長くなったが、今年の公演は、来日記念ということで、東京、千駄ヶ谷にある「UNDER R」というスタジオでRHCPフォトブースが開催された。
それにも、行ってきたのだ。

アルバムタイトルから拝借して、写真展は「UNLIMITED LOVE DREAM」という名称になった。

当日、俺は(たいして人は来てないだろ)とたかを括っていたが、現地に着くと、まさかの行列・・・。
無料ということもあってか、お店はだいぶお客さんが来て、盛り上がっていた。

行列の最後尾に並び、しばし待つ。
(まさか、これほどとは・・・)
と、日本におけるRHCPの人気ぶりに改めて驚きを禁じえなかった。
というのも、俺は昔から、なぜ、このバンドがこれだけ日本で人気があるのか、が理解できないのだ。
別に悪口を書いているわけではない。
シンプルに疑問なのだ。
長くROCKを聴いていると分かるが、アメリカやイギリスで人気ある=日本でも人気がでる、というわけではないのだ。
ことは、そんなに単純ではない。
逆にBIG IN JAPANと言うように、日本でやたら人気に火がつくバンドもいる。
代表的なバンドにQUEENやMr.BIGがいる。
俺の好きなグランジ/オルタナ・ムーヴメントなんかは、日本ではさほど盛り上がらなかったと思う。
もちろん、代表格のNIRVANAは未だに外を歩けばTシャツを着ている人を多く見かけるが(たぶん、知らないで着てると思うけど)、ALICE IN CHAINSやSOUND GARDEN、PEARL JAM、STONE TEMPLE PILOTSなどは苦戦を強いられた感がある。

そんな中、グランジではないにしてもRHCPが初来日の90年から、未だにコンスタントに日本に来ているのは単純に「チケットが売れるから」だと思うが、売れるのだから受け入れられているわけだ。
いたって単純な理屈だ。
しかし、俺にはその理屈がよくわからない。
(なんで、このバンドがそんなに日本でウケんの?)
と、この2024年になっても、未だに解明できない個人的謎である。
「なんで、そんなこと言うんだ」
と、思われるかもしれないが、そもそもRHCPの楽曲世界観は、アメリカン過ぎて、歌詞の内容含めてスラング満載で、日本人の俺には共感しづらい面が多々あるのだ。
初めて買ったCDは「BLOOD SUGAR SEX MAGIK」だが、このアルバムを聴いた当時15、6歳の俺は完全に頭に(?)マークが浮かんでいた。
(ナニ、コレ…?)
だったのだ。
これは「俺が理解できないんだから、お前らに分かる訳がない」とかいう理屈ではなく、単純にRHCPの楽曲構成は「玄人向け」なものであり、そこらの日本のキッズが「いいね!」なんて、気軽に言えるようなシロモノではなかったと思うのだ。
俺はそんなわけだから、彼らを理解するのに何年もかかった。
いつ頃から好きになったかは、忘れてしまった。
ただ、やたら周り(ロック好きや、バンドマン)が「レッチリ最高ッ!」と言っている風潮はあまり好きではなかった。

いま、思い出したが、俺が好きになったキッカケは1stの「THE RED HOT CHILI PEPPERS」かもしれない。
あのアルバムを某中古店で、安く買って聴いたら、大好きになった記憶がある。

・・・と、相変わらず前おきが長くなったが、「UNDER R」の中に入ったので、中の写真の一部を載せる。

ベースを手に、背をのけぞらせ、天を仰ぎ見るFLEA。
グルーヴィーでパワフルなドラミングで魅了するChad Smith。
再々復帰した天才John Frusciante(もう、辞めんなよ!笑)
デビュー当初から変わらぬライミングで、バンドのカラーを決定づけたAK。盟友FLEAとCHADと共に。

どう?
なかなかカッコいい写真じゃないですか?
俺はこの写真展のRHCPはどれも、彼らの生の魅力を顕著に感じられて、好印象でした。
画質もキレイだったし、ワイルドな写真はどれも素晴らしかった。

お客さんも、意外と若い方も多く見受けられたし(スゲェなぁ…RHCPは…こんな若い世代も引き込むなんて…)
と、ひとり、感慨に耽っていました。

さて、写真展はオマケみたいなものなので、お目当てのライヴに話しを移します。
レポートは初日の5月18日のものです。
東京ドームは、周辺含めて人がすごかったです。

グッズ売り場はゴラン・ノ・アリサーマ…(´・ω・`)

(皆んな、物販好きね…)
と、冷めた思いで、この光景を眺めていました。
そりゃあ、俺だってグッズは好きだけど、あんな列に並んでムリしてまで欲しくない。
でも、RHCPのレコード売っていたのは少しだけ気になりましたけどね╰(*´︶`*)╯

入るだわさ٩( ᐛ )و

さて、会場に入ると、人生初のアリーナ席…(^ω^)
オマケに二日間とも。
(さぞかし、観やすいのだろう)
と、期待していたら、初日は
(……まぁ、こんなもんかな…(´・ω・`)…)
ていどの観やすさでした。

コンナ・カンジー('ω')

観やすいといえば、観やすい。
しかし、すごい観やすいとも言えない。
下手したら、一階先のほうが観やすいかも。
というのも、アリーナは平面なので、その点が多少ネックといえばネック。
一階席は、坂になっているから、観やすいんですよね。
んまぁ、ワガママはさておき、ステージが始まりました。
因みに写真は一切撮ってません。
理由はステージに集中したいからです。
まずは、Chad、FLEA、Johnの3人でのジャミング(即興演奏)。
ここで、少しずつ、少しずつ、会場をあっためてゆきます。
JohnのギターもFLEAのベースも冴えまくってます。
Chadのパワフルなドラミングも最高にロッキンしてます。
そして、会場の熱気、3人の熱気が上がりきったタイミングでのJohnのギターカッティング。
「Can't stop」
です。
ここでAKが登場して、会場は大盛り上がり。
AKお得意の、あのライミングを聴かせてくれます。
俺も身体をタテに揺らしながら、ノリます。
サビでは合唱して、楽しみます。
こうしないと、ライヴは楽しくないんです。
(さぁ、楽しませてくんない!)
という態度で腕組んで直立不動もいいけど、ライヴは自ら積極的に楽しまないと、楽しくならない。
これ、オレ論 笑

さて、お次は、Johnのオクターヴ奏法が物哀しいメロウ・ナンバー「Scar tissue」。
シットリとした歌、だけど、タイトルはたしか訳すと針の刺し過ぎによる傷跡のことだったと思う。
(どういうこと?)
と思われるだろうか。
これ要は、ドラッグで使用する注射針の刺し過ぎ故の傷跡に関する歌だと思う。 
親しみやすいメロディーだけど、内容は日本人には分かりづらいとは思う(つーか、分かる!分かる!って言われたら引く・・・(´・ω・`))。

新譜からの「AQUATIC MOUTH DANCE」を挟んで、お次はChadのドラム・イントロで直ぐに分かる「Dani California」。
映画「DEATH NOTE」で使用されたことで、日本人にとっても馴染みがあると思う。
俺も大好きな曲。
因みに、ハッチャケタPVも大好き。
(やはりRHCPはこーでなきゃ!)
と思わされる。
小難しいことはいいから、とにかくアガりたい俺には最適な曲(しかし、歌詞は一筋縄ではいかない、難しい内容だが)。

…とまぁ、全部書くのもアレなんで、端折るけど、
本編終了後、アンコールラストは「Give it away」で締めくくり!(端折りすぎだろ 笑)

演奏終了後、パッと客電が付いたので、
(あ、終わりか…)
と、思った。
正直(早く終わったなぁ…。短くなかったか?)と思う、コンパクトなライヴだった。
これは翌々日の20日もそうだった。
(だけど、たまにはコンパクトなライヴもいいか)と、思い、会場を後にした。

昨年ほどではないにしても、良いライヴだった。

実は、この時期の俺は、体調が不安定だったのだが、この初日に関しては安定していた。
問題は20日の日なのだが、そのことはまたあとで・・・。

最後まで読んでくれてありがとう!HA!
  
                     了



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