
吾輩はNEETである。(無職目線のPUNK ROCK論評THE DAMNED編)
う~む・・・なんだ神田古書街で、ニート期間半年くらい経っちまったぞ・・・(#^ω^)
しかし、こうして無職期間長いと、普通は、
(早く、働かなきゃ・・・)
とか
(いつまでもこんなことじゃ、ダメだ)
という思いに駆られるものだと思うが、ぶっかけ・・・じゃなくて、ぶっちゃけ
未だにまったく働きたいと思わない。
なぜかは分からない。
しかし、思わないものは、思わないとしか書きようがない。
俺はどちらかと言うと、人生を通して「働いて何かを得た」経験より、圧倒的に「働くことによって失った」経験の方が多いからだろう。
俺は、子供の頃から、自分がそういう「社会的不適合」な成分が精神内部に多量に含有されている自覚があった。
そういう男が、やれ「結婚」だの「子育て」だのと言ったステージに上がると、破綻する危険性を感じ取っていたので、その手の「一般的な幸せ」には背を向けていた。
・・・まぁ、ただ単にモテないことの言い訳なんだけどさ・・・(#^ω^)
そんな「Mr.NEET」な俺だけど(Mr.BEANみたいに言うなw)、CDラックの中から、今の俺を励まそうとするかのような一曲を見つけた。
それが、こちら。

今年の「PUNKSPIRNG2024」にも出演していた、パンクロックの鼻祖的存在である「THE DAMNED」だ。
もうあの春の日のフェスが、遠い昔のように思える・・・。
具体的にはこの「DAMEND DAMNED DAMNED(邦題 地獄に堕ちた野郎ども)」収録曲、オープニングナンバーの「NEAT NEAT NEAT」だ。
俺はこのタイトルを見て、こう思った。
(む・・・?これは俗にいうニートに対する応援ソングでは?)
と・・・(ゼッタイ、違う!w)。
俺は歌詞を読んで、更に思う。
(この曲は「世の中皆んな、ニートになっちまぇ!」という、反労働ソングでは・・・?)
と・・・(んなわけ、ねぇだろッ!w)。
俺は、この曲を聴く。
4小節のベース・ギターのイントロ。
4小節3泊目から、スネアの4分の連打に続いて「whaaaw!!」というシャウトと高音弦ダブルトーンと思われるギターが導入され、曲は勢いを増す。
バンドサウンドも重要だが、ここでは歌詞に着目したい。
Be a man can a mystery man(男になるのさ、謎めいた男に).
(ふむ、これは、特定の職に就かないヒッピー的な男になれ、という意味か・・・)
と、俺は考察する
(おーいッ(#^ω^)・・・)。
A distant man can`t sympathise(遠い野郎には共感しねぇ).
(ここでの遠い野郎とは、手の届かない存在、上の位の人を指すと思われる)
(これは、大きな企業には、なびかねぇって意味か・・・)
と、俺は深読みする。
He can't uphold his distant laws(そんな法律は守れない).
(企業の傘下に入って、規則なんて守れないってことか・・・)
I said neat neat neat. she can't afford canon.
Neat neat neat she can't a gun at all.
Neat neat neat she ain`t got no name to call
Neat neat neat
(俺はニート、ニート、ニートと言ったよ。彼女はキャノン砲も買えない。
銃も撃てやしない。呼びかける名前もねぇ。ニート、ニート、ニート)
これは「ニートになっちまえ!」
と、この歌詞の主人公は言い、同じ境遇の女の子は、金がねぇからキャノン砲も(サブカル女子なのかな・・・キャノン製のカメラが欲しいのだろうか)、銃も買えない極貧状態だ、と言っているのだろう。
オマケにこの彼女は、ラリッているのか、自分の名前も分からない有様だという。
・・・なんと惨憺たる有り様であろうか・・・。
つまり、この曲は「世の中の役に立たない人間たれ!」
と声高に叫ぶ、2024年現在聴いても、戦慄するほどの「反逆ソング」なのである(いや、だからゼッタイ違うって!)。
これを1977年に発表していたTHE DAMNEDは、さすがパンク・ロック界の帝王だと感服する他ない。
俺の解釈は少し間違っているかもしれない(いや、全然違うから!)。
しかし、よくミュージシャンは言うではないか。
「この歌詞の意味は?」
と聞かれて、
「聴き手の判断に委ねる」
と・・・
(・・・・・・(#^ω^))。
その論理を適応させるのであれば、俺の解釈もあながち「間違っている」とは言えないのではないだろうか・・・。
少なくとも、俺はこの勢い任せで感情をぶちまけたような、稚拙な演奏と歌を聴くと「少しだけ元気が出る」。
意味なんか違くたって、聴いて踊って、一緒に歌っていれば、その時間だけは「自由」だ。
3分にも満たない「NEAT NEAT NEAT」には、なにか俺を奮い立たせてくれるロックンロールの魔法が込められている気がするのだ。
社畜まみれの世界にTHE DAMNEDは
「ニートになれ」と叫ぶ。
「世の中の役に立つ人間になるな。お前は生きているだけで素晴らしい」と・・・。
これをパンクと言わず、なにがパンクであろうか・・・。
追伸。
この記事はジョーク記事です。
歌詞の解釈が違うことは承知しているので、イチイチ「お前は、間違っている!」とか、マジレスしてこないでください(#^ω^)
了