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ベースという楽器について。

音楽不況と言われているけど、なんだ神田うので、フェスは盛り上がっている。
音源が売れなくなった分、フェスは昔からしたら、信じられないほど国内で乱立している。

そうすると「俺も、私も、楽器ないし、バンドやりたい」となって、楽器が売れるのかというと、そうでもない・・・のかな?

俺、楽器の売れ行きの推移を知っているわけではないけど、確実に言えることは、
「音楽の専門学校」は減少しているということだろう。
今はYouTubeでレクチャー動画あるし、リアルタイムでセッションもできる。
わざわざ田舎から東京に出て行って、学校行く必要なんてない。
俺は、これは「絶対」をつけてもいいくらい「良いこと」だと思う。

なんでそう言えるかというと、専門学校は「ベラボーに入学金が高い」からだ。
もう、そういう所にお金を入れるのはやめよう。
音楽なんかどこでだってできる。
それでタイトルにある「ベース」という楽器に関してなんだが、「ベースは弦が四本しかないから簡単」とか言う風潮?意見?があったけど、やってみると分かる。


ぜんぜんそんなことない。。。(;´・ω・)


ベースって難しい・・・。
(低音だし、目立たないから、ミスっても分からないだろう)
という甘えは通用しない。

ベースはその名の通り、音楽の「ベース(根音)」となるパートだ。
ミスったら、正直、丸わかりだ。
日常生活で例えるなら「地震」みたいなもの。
グラグラ、地面が揺れたら(お、地震だ)と、分かるようにベースがミスると明らかに(ム?(´・ω・`)・・・)となる。

昔、某有名ロックフェスで、誰もが知っている日本のバンドのライヴを観ていたときのこと。

写真と本文は関係有馬温泉(関係ないって意味)。


彼らの代表曲である「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」(文字数で察してください・・・(;^ω^)・・・)を演奏中、ベースシストの〇〇〇〇〇が、
思いっきりミスっていたことがある。

よくある(あ、いまミスったな)というレベルではなく、

何小節もミスし続けていた。


マジで曲のコードとまったく関係ないフレーズを弾いていたから、途中ヴォーカルの○○○○が(おい)と、チラッとベースの○○○○〇に視線を投げたのを覚えている。
しかし、それでもベースは(フレーズ忘れた)状態から抜け出せないから、あわや
(すわ、演奏が止まるか?)
と、俺は、内心ヒヤヒヤしながら観ていた。

・・・が、なんとか途中でフレーズを思い出したようで、ようやく流れに乗れて無事に完奏した。
(よかった・・・)
と、俺は安堵した。
彼ら「○○〇〇〇○○○○」は、メインステージだったので、演奏ストップはシャレにならない。
その直後、ヴォーカルがMⅭしたのだが、ベースのミスに関しては一切触れず
「テメェら、まだ全然足んねぇぞォッ、バカヤロー!!」
と、観客を扇動したのには感心した。
(そうそう、それでいい!)
と、強く共感した。
ここでイチイチ、
「あ・・・いま、気づいた?(苦笑)」
とか言ってしまうと、一気にカッコ悪くなってしまう。
少なくとも彼らは、そういうバンドだと思うから、ヴォーカルの○○〇〇のアティテュードは(サスガだな!カッコいい)と思った。

あそこまでベースが外されると歌だって、歌いにくかったろうに、そんな態度は出さずに歌い切った、演奏しきった彼らを更に好きになった。

・・・上記のようなことがあって、気づいた。
ベースは本当に重要なんだ、と。

いま、個人的にSOPHIAの「ビューティフル」のベースをコピーしているんだけど、サビのグリスを駆使したフレーズが難しくて、
(ムッズ・・・(#^ω^)・・・)
と、なっている。

SOPHIAのベーシスト、黒柳能生。

グリスで「ヴォンッ」って、やりつつフレーズのリズムを保つのが難しい。
もう、これは練習あるのみだけど、なかなかできない。

でもね、ここがポイントなんだけれど、


この曲のベースは「決して難しくない」の。

むしろ、初心者向けくらい。
別に速いパッセージとか出てこないし、BPMは130の標準的なテンポ。
基本は4分と8分音符で構成されている。

パッと見(簡単そう)に思える。
だけど、そこが落とし穴で・・・。

聴いた感じ、スコア見た感じの印象と、実際弾くときって、一致しないことがある。
これはGLAYのベースをコピーした時も思ったけど、弾いてみるとかなり難しい・・・(;^ω^)。(ちなみに、コピーした曲は「誘惑」「彼女の”modern…"」「SOUL LOVE」「SHUTTER SPEEDSのテーマ」)

一音もミスしないで弾けるのは、数えるほどしか無い・・・。
だいたい一曲の演奏で何か所かミスしていることが多い。

例えば松井常松みたいに、ひたすらルートで8分をダウンピッキング・・・こんなシンプルな演奏スタイルだって、やってみると、とんでもなく難しい。
ましてやBOΦWYは編成もシンプルだから、一人一人の責任は重い。

松井常松。

昔、オリジナル作っていたときは(なんとなく・・・こんな感じ?)みたいなノリで弾いていたけど、
色々、バンドの曲弾いてみると、この楽器の奥深さを思い知る・・・。

まぁ、もうオッサンだし、趣味で弾いているわけだから、あんま深刻になる必要はない。
あくまで自分のペースでやっていくけど、

要は、ベースは難しいよ。

・・・って、ことだけを伝えたい記事でした。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました(*''ω''*)


                                 了


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