DX入門編②-DXの位置づけ
かわいいイラストがあったのでお借りしていますが、記事の内容は旧年振り返りや新年の抱負的なものとは全く関係なく、DX入門編の第2回です。
DXが世の中的にどういう位置づけにあるかを考えていきたいと思います。
「結局いつものバズワードでしょ?」
と言われることに対して精一杯それっぽく理由付けしてみます。
ほんの少しだけでも「ただのバズワードじゃなかったんだ!」と思ってもらえたら、DXの未来は明るいんじゃないかと勝手に考えてます笑
第四次産業革命
蒸気機関、電気、ITで語られるのが第一次から第三次までの産業革命です
これを受けてドイツが提唱を始めた概念を核に、総務省が情報通信白書で以下のようにまとめているのが第四次産業革命です。
産業革命は技術的な革新により社会が変革する現象をさしたものなので、まだまだ抽象度は高い内容です。
ただし以下の部分を取り出すと、前回記事で調べた定義に非常に似てるように思えてきませんか?
・デジタル技術
・IoT
・限界費用や取引費用の低減
・新たな経済発展や社会構造の変革
前回引用した経産省の定義では、主語が企業であるということが特徴的でしたが、各企業が主体的にDXを進めることで起きる社会変化が第四次産業革命であると言える位の関連性はあると思います。
Society 5.0
また内閣府が日本の直面する社会課題が解決された状態の社会として、Society 5.0を描いています。
Society 5.0では、センサー情報を含むビッグデータ、それを分析するAI、そしてそれらから新たな価値の創出が実現されています。
このSociety 5.0は、世界における環境問題や食糧問題などの課題と、特に日本が抱える高齢化社会の課題の両方が解決され、経済発展が実現されるものとして描かれています。
DXは産業革命を促し、社会課題を解決する
第三次までの産業革命も、情報化社会と呼ばれるようになったSocietyの発展も、そうなってきたものを概念としてまとめたもの、既にそうなったものを振り返ったものの見方です。
一方で第四次産業革命もSociety 5.0も途上であるものを定義して、自分たちでそこを目指そうとしています。
そういう意味でいずれもそうなっていくものという断定ができるものではないですが、国をまたいで議論していく中で、産業や社会が次に向かっていくべきものとして出来上がっています。
この流れを踏まえたDXの捉え方として、私は以下のように考えてもよいのかなと思っています。
まず各企業が生き残るためにDXの観点で変革を進める。
その集合が第四次産業革命と位置付けられる技術革新を達成する。
達成された技術革新を社会に展開することで人々がその恩恵を受けた生活を送れる。
結局ニワトリ卵な部分はありますが、Society 5.0を見据えつつ各社がDXに取り組み、それを世の潮流とすることが現状の世界を良くしていく一つの解だということです。
今後の目次
さて、現時点で考えているDX入門編の今後の目次を仮置きします。
・なぜ今DXか
・何がDXか
・会社でするDX
・IT化との違い
・国内のDX状況
・海外のDX状況
・FAQ
どこまでこの通りに内容が積み重なるか分かりませんので、これもあくまで自分への、「継続して書けよ」というプレッシャーです笑