金銭感覚は人それぞれの話

正月の深夜に放送されている「英語禁止ボウリング」という企画。
タレントが英語を発してしまうと、チーンとベルが鳴らされる。
そして、タレントがポケットの中から、クシャクシャになった千円札を「罰金」として、透明な箱に入れる。

この番組を初めて見たのはいつか覚えていないが、
「タレントって、千円をいとも簡単に出せるんだ。さすがだなぁ」
と思った記憶がある。


現世に話を戻す。
人間関係を築く上で、人の価値観や死生観、物事の考え方や捉え方はそれぞれ違うことはわかっている(はず)。
そして、金銭感覚も人それぞれ違う。稼ぎも違うし、使える金額も違う。家庭環境によってもまた。

その、金銭感覚でドキリとさせられる瞬間。
それは、ある方と地元の祭りに行った時に感じた。

その人が何の仕事をしているか、話は聞いていたが、流石に月の稼ぎまでは聞いたことはない。

夕刻時、出店している屋台で何か食べるものを買おうという話になった。
想定内ではあったが、私はなるべくなら安いものを買おうという考えだったのに対し、その人は、割と簡単に千円札を出して、いろいろと買っていた。

それから、その後も予想外の出費に付き合わされることになってしまった。

私も決して月の稼ぎが多いというわけではない。
なお且つ、そのお祭り含めてその月は、思わぬ出費が重なっていて、実はヒーヒーとしていた。

だけど大人なら、あまりそういったことを口に出したりしない方がいいのか?
ましてやそこに残る男女の壁、男なのに「金がない」と言ってしまうというのはどうなんだ?という考えがあった。
(いや、男だって金がない時は金はない)


金の問題と心の病は、割と悪化させやすい原因の代表例。
なぜ人間は金がなくなると、余裕がなくなり、狭い視野でしか物事を見られなくなってしまうのだろう。

その前に、その人と「旅行へ行きませんか?」という話をしたことがある。
私は日帰りで温泉に入れりゃいいやくらいの考えだったのに対し、その人は、前日から移動し泊まり、翌日も各所巡っていこうという考えだった。

やはりそこでも、根本的に使う金の額が違っていた。

その人とは少し距離を置いたほうがよいのか。
それともそういった感情はさておき、知らぬ顔で付き合った方がいいのか。
また、誰かに試されている気がしてならない。

#金銭感覚 #雑記 #人付き合い #男として #貧乏万歳



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