「誘うなら、責任持ってくれないと」という話
9月5日の投稿
金銭感覚は人それぞれの話|show16|note(ノート)
に登場した「その人」は、自分とは違うところに目の付け所があり、それが思わぬ発見であったりする一方、時に私を悩ませることにもなる。
その人が発した一言から考える。その言葉が、
「誘うなら、責任持ってくれないと」
とある夜、その人が運転する車で家に送ってもらい、家に着いたところで私が、
「…もうちょっと、話がしたいです…」
と言い、車はまた海岸線を走った。
「…もうちょっと、話がしたいです…」
の真意は、もう少し一緒にいる時間が欲しかったの裏返し。
話がしたいと言ってはみたものの、咄嗟に話題は浮かばず。あたふたしてた私を横目に、まるで私の心を見透かしたかのように、その人が発したのが、
「もう、誘うなら責任持ってくれないと…」
という言葉だった(ただし、言い方としては本気というより冗談気味に)。
その時は、「まぁ…そうですよね…」と恐縮し事なきを得たのだが、その言葉がここにきて割とズシリと重荷になっている。
9月5日の投稿でも書いた、私が旅行に誘った場合、
例えば、いざとなったらその人の代金も支払うくらいのことをしなきゃダメなんだろうか?それが責任ということなんだろうか?
レストランで私が少ししか食べてなくても、(妥協して)割り勘で支払わないといけないのだろうか?
そもそも、日帰り案の私に対し、一泊案のその人の場合、その人の案を丸呑みするのが責任なのか?
と、頭の中で考えているうちに、誘うことが怖くなってしまった。
「誘う」というのは、それだけ責任を問われるということを考えてしまうと。
これが、大人というものなら、明らかに私は背伸びをしすぎている。身の丈に合う生き方をするなら、一人で過ごした方がよい。
ただ、その人と一緒にどこかに行きたいという気持ち。これは何だ?
大人になりきれていない男の、戯言。
#大人とは #責任とは #戯言