なんなら温泉に住めばいい
温泉に入るのが好きだ。
ついで書くとサウナも好きだ。
温泉に行き、サウナに入り、全身を洗い、そして湯上がり。至福の時間だ。
理想は、この綺麗になった体のまま布団に入る。完成形としては素晴らしい。
だが現実は、ここから家に帰るという行程が待つ。
それは温泉で施された気持ちよさを、外気によって剥ぎ取られるようなもの。
夏はその間に汗をかき、人工的な風や外気にあたり。
冬はその間に寒さに震え、雪にあたり、汗をかき。
洗ったばかりの足の裏は再び靴の中に入り、汗をかき。
家につく頃には、温泉に入る前の「汚さ」が、また体にも髪にもまとわりついている。
許されるのであれば、家でもう一回風呂に入り、それらの「汚れ」を洗い流したいが、そうはいかないこともある。
結局、温泉に行ったのに、家に着いた時にはそれらの効果は消えている。
そのままの状態で布団に入らなければならない。
となると、怖い。風邪が怖い。風邪を引くリスクが高まる。それより汚いまま布団に入りたくない。
家に温泉だのサウナだのを設置するのは非現実的である。
ならば温泉に住めばいい。うん、これもまた非現実的。
もしかすると、潔癖症の癖があるかもしれない。
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