【世界初】フランスのプライベートバンクが、NFTを活用したメンバーシップを開始
こんにちは、showです。
NFT web3 AIなど最先端の今をレポートしています。
今回は『【世界初】のプライベートバンクが、NFTを活用したメンバーシップを開始』
と言うテーマでお送りします。
プライベートバンクの世界で初の試み
フランスの主要銀行であるCrédit Agricoleのグローバルウェルスマネジメント部門であるIndosuezが、nftを活用した高級顧客向けのプライベートメンバーシップクラブ「Le Clu3」を立ち上げました。
これは、プライベートバンクの世界で初めての試みであり、その意義は大きいです。NFTは、ブロックチェーン技術を利用してデジタルアセットの所有権を証明するもので、その特性を活用してロイヤルティプログラムを構築しました
NFTは、その所有権がブロックチェーン上で確認でき、それぞれが唯一無二の価値を証明することから、デジタルアートや音楽、ゲームアイテムなど、様々な分野で利用されています。
その特性を活用して、顧客のロイヤリティーを形成し、そのロイヤリティーをデジタル資産として取引可能にするという考え方は、これまでのロイヤリティープログラムとは一線を画すものです。
Le Clu3は、Sia PartnersのデジタルデザインエージェンシーであるSiaXperienceとフランスのWeb3プラットフォームMETAV.RSによって作成されました。
このようなロイヤリティープログラムは、AdidasやLacoste、Louis Vuittonなどのファッションブランドですでに活用されていますが、ここではプライベートバンクの顧客同士の強固なコミュニティを構築するために作ることを目指しています。
これは、金融業界がテクノロジーと結びつき、新たな顧客層を引き付けるための新しい方法を模索していることを示しています。
テクノロジーに精通した超富裕層の子供たちをターゲットに
IndosuezのチーフイノベーションオフィサーであるLydie Percierは先月、Sia Partnersのパリ本社で開催されたイベントで、顧客ターゲットは
「テクノロジーに精通した超富裕層の子供たち」
「投資家」
「新たに誕生したクリプト起業家たち」
であると説明しました。
これは、新たな世代の富裕層がテクノロジーに対して高い関心を持っていることを反映しています。また、彼らは新たな価値創造の場としてクリプトスペースを見ており、その中でもNFTは特に注目を集めています。
このサービスは、メンバー向けのジェネシスSBTを提供し、Indosuezのウェブサイトの秘密のセクションへの「トークンゲート付きアクセス」を可能にします。
SBTとは、一度購入すると売却や転送ができないため、そのウォレットにロックされます。これにより、メンバーシップの会員権が保証される仕組みです
このような新しい形のロイヤルティプログラムは、顧客の関心を引きつけ、彼らのロイヤルティを深めるための新しい手段となります。
また、NFTという新しいテクノロジーを活用することで、顧客は新たな価値体験を得ることができ、その結果、銀行との関係性をより深く、より強固なものにすることができます。
「お金では買えない」報酬と独自の体験
所有権は「お金では買えない報酬」と「独自で前例のない体験」をもたらします。
これはLe Clu3の説明によると、「一部の高級パートナーブランド」との関係を示唆しています。
プライベートバンキングの性質上、これらのパートナーブランドの名前は秘密にされていますが、Foucher氏は、その特典がそのブランドがトップクライアントに予約するVIPトリートメントに関連していることを確認しました。
これは、NFTを活用した新たなロイヤルティプログラムが、顧客に対してどのような価値を提供するかを示しています。
それは単なるポイント制度や割引制度ではなく、顧客が他では得られない特別な体験や報酬を提供することで、顧客のロイヤリティーを獲得し、深化させることを目指しています。
これらの「お金では買えない」報酬や独特の体験は、顧客がプライベートバンキングサービスを利用する動機を高め、彼らの満足度を向上させる可能性があります。
また、これらの報酬や体験は、顧客が自身の社会的地位や成功を示す手段ともなります。
これは、プライベートバンキングの顧客が求めるものに直接的に応えるものであり、その結果、顧客のロイヤルティを高め、彼らとの関係を強化することができます。
プライベートバンクがNFTを活用してコミュニティーを形成することが、顧客満足につながるのか?
引き続き、リサーチします。
まとめ
高級ブランドや、スポーツブランドなど、一定のコミュニティーを構築している分野からのNFTの参入は増えています。
プライベートバンクと言う、富裕層のコミュニティーとNFTの活用がどのように受け入れられるのか注目していきます。