アシスタントは重要!【ライブ配信コラム#2】
こんにちは。ライブ配信クリエイターの湯浅です。
今回は「トーク型ライブ配信におけるアシスタントの重要性」のお話。
ライブ配信の特徴は「不特定多数の視聴者とのリアルタイムコミュニケーション」だと思います。そのコミュニケーションを発生させるためには、魅力的なコンテンツが必要になります。例えばゲストとパーソナリティがトークを展開する場合、両者は会話に集中し、パーソナリティはゲストの魅力を引き出したり、共感したり、キレのある質問を繰り出したりする必要があります。
しかし、ゲストとのトークに集中するほど、視聴者とのコミュニケーションを意識するのが難しくなります。どうしよう。
そこで必要になるのが「アシスタント」と言う役割を持った、もう1人の出演者なのです。重要。
アシスタントの役割
私が番組を仕切る役(ここではパーソナリティと呼びます)になる場合、アシスタントになる方にお願いするのは主にこんな感じです。(あくまで筆者の場合)
1、視聴者のフォローとタイムキーパー
2、パーソナリティとは違う視点からの質問、意見、共感。
この2点について、お話ししていきましょう。
1、視聴者のフォローとタイムキーパー
冒頭で述べた通り、ゲストとのトークセッションを行う場合、パーソナリティとゲストがトークに集中するほどコンテンツのクオリティが上がります。逆に言えば、パーソナリティはタイムキープをしたり視聴者のコメントに気を配るなどのファシリテーションには気を配らない方が、配信のクオリティが上がりやすくなることになります。そこらへんをアシスタントにお願いしたいわけです。
特に視聴者と出演者のコミュニケーションは重要です。例えば私は、自分の配信では「コメントをくれた全員に"ありがとう"を言う」ことを目標にしています。視聴者からのコメントは、視聴数より大事だと思っています。視聴者としては、出演者が自分のコメントに反応してくれたら「また見よう。コメントしよう。」と言う気持ちになりますよね。
しかし、ゲストとのトークセッションに集中するとコメントを追うことは疎かになりがち。「ありがとう」を忘れることにも繋がります。そこをフォローし、視聴者と出演者を仲介するアシスタントの役割はとっても重要なのです。
2、パーソナリティとは違う視点からの質問、意見、共感。
ライブ配信で目指したいのはゲストやテーマに対して視聴者が共感すること。
しかし、ゲストが多くの人に共感されるエピソードを持っていたとしても、カメラの前で話すことに慣れていない方が話すと、うまく伝わらない場合も多くあります。そこでゲストの話を視聴者が共感しやすいように翻訳編集するのも、パーソナリティやアシスタントの役割なのです。
しかし、共感するにも限界はあります。
例えば「女子校あるある話」に対して男性が即座に共感することは難しいように、ゲストの話に対して全ての人が「そうそう!それあるよね!」と共感するのは難しいのです。
そこに対するリスクヘッジの一つが
「アシスタントを出演させることで、出演者の視点や感性の幅を広げる」
と言う方法です。
パーソナリティが共感しづらい話題でも、アシスタントとゲストとの間に共感が生まれればパーソナリティや視聴者に対して伝わりやすい表現で伝え直してもらえたりするわけです。
話者は「3人」がちょうどいいかも。
前章の話からすると「アシスタントをたくさん増やせば、もっと共感は生まれやすくなるじゃないか!」となるかもしれません。そこで気にしないといけないのは「情報量」です。
出演者が増えれば、情報量も同時に増えます。視聴者が一度に受け取れる情報量には限界があって「一度の配信に受け取れるメッセージは1つ」だと思っています。人が増えたり、エピソードが増えたりすると、その分ゲストの顔や話にフォーカスすることが難しくなっていくのです。
その辺のバランスを最大化できるのが
「ゲスト+パーソナリティ+アシスタント」
の3人体制だと感じています。僕の経験上は。
アシスタントは貴重な人材!
ここまで読んでいただけた方にはもう伝わっているかもしれませんが、アシスタントの人選はパーソナリティとのコミュニケーションが円滑に取れたり、どんな人が視聴者か理解していることが大前提です。最初からそれができる人が周りにいない場合も多いと思いますので、そうなって欲しい人をアサインすることが基本。その番組やパーソナリティとともに、アシスタントも成長していくものだと思います。
では、「誰もができるか」と言われるとそうでもない気がする。アシスタントができる人材って重要で、貴重なのでは?と思うわけです。
【結論:トーク型ライブ配信にはアシスタントが必須!】
必須なの?と思われる方もいるかもしれませんが、現段階の僕の結論はこれです。
ちなみに、パーソナリティ1人で、もっと言えばカメラワークなども含めて1人でやった場合はどうなのか?実際やった経験を元にお話しすると、求めたいクオリティを100%とした場合、1人でやっても慣れれば70%ぐらいまでは持っていける印象です。話しながらコメントをなんとなく追ったり、時々チラッと時計を見てタイムキープしたりは可能です。ただそれをした場合、ゲストが話していることを100%聞き取ることはできませんし、下手するといちばんの共感ポイントをスルーしてしまうことにもなってしまいます。呼ばれて出演してもらったゲストからすると、自分との会話に集中してもらえないことは、番組出演する価値そのものが低下することになります。止むを得ない状況ももちろんあると思いますが、本当にクオリティを重視したい場合は、できるだけ避けたいところです。
逆に、アシスタントをアサインした場合は、パーソナリティとゲストのトークのクオリティが100%になるだけでなく、アシスタントの視点からさらなる共感が生まれることで、配信の価値が120%にも200%にもなる可能性があるのです。
なにより、ライブ配信について共感してくれる人がいつもいる。それって、ハッピーだと思いませんか?
トーク型のライブ配信をやりたいと思ったら、アシスタントとなるようなパートナーをぜひ探してみてください。きっと視聴者の共感を呼びやすくなるし、配信することが楽しくなりますよ^^
たくさん書いちゃったんですけど、正直まだまだ語り尽くせていないです。気になる方は、ぜひコメントやご連絡をくださいね^^
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