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Mクロにマッチ参上!昭和から平成を駆け抜けた青春メモリー
昔懐かしい音楽を聴いて、
当時の思い出のみならず、匂いや感覚までもが
蘇った経験をした人は多いでしょう。
これは脳神経科学で「手書き記憶」と呼ばれるもので、自転車に乗ったりタイピングをするなど、
一度培われるとずっと体が覚えている
記憶システムによる作用。
脳の成長期において重要な時期でもある
「青春時代」に聴いた音楽は、
まさに体に染み付いて、
生涯忘れることがないのです。
そこで12月5日に放送したMUSIC Xのテーマは
『青春メモリー特集』。
80年代、90年代、2000年代、
3つの時代の音楽を振り返りながら、
当時、青春時代を過ごした世代の思い出と共に、
忘れられないメモリーソングをお届けしました。
▼たのきんトリオが全力投球した80年代
その筆頭として奮闘してくれたのが、
MUSIC X初参戦の近藤真彦さん。
たのきんトリオとして大活躍した青春真っ盛りの
80年代を振り返って、
司会の関根勤さん、早見優さんと当時のテレビの
舞台裏トークを明かしてくれました。
近藤さんと関根さんは「カックラキン大放送」や「たのきん全力投球」、
たのきんトリオが主演のドラマ「ただいま放課後」でも共演した間柄。
また、早見さんにとってマッチとの初共演が
「ヤンヤン歌うスタジオ」内の
マッチ主演のドラマでした。
近藤さん曰く、ヤンヤンのドラマ
「マッチの燃えろ青春!」は、
川島なお美さんや奥村チヨさんなど
色っぽい女優さんと一緒になることも多く、
毎週楽しみだったと、アンケートで当時を回顧。
そんなマッチが今回は、
自らのバンドを率いて「ブルージンズ・メモリー」を熱唱!
関根さんも早見さんも、
あの頃に戻ったかのようだと大盛り上がりでした。
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▼マッチと令和アイドルの意外な関係
デビューから来年で45周年、
今や芸能界の大ベテランとなった近藤さんと対照的だったのが、今年メジャーデビューしたばかりSHOW―WAの皆さん。
「昭和歌謡・昭和ポップスを現代に」という
コンセプトのもと、
3000人の応募者の中から選ばれた、
秋元康プロデュースの新グループ。
料理研究家や元テレビ技術マンなど、
さまざまな経歴を持った個性派の面子が揃う中、
マッチ先輩と意外な縁のあるメンバーが。
それが、元Jリーガーの青山準さん。
実は彼の叔父上は、直木賞作家の伊集院静さん。
伊集院さんは「ギンギラギンにさりげなく」や
「愚か者」などを手掛けた作詞家でもあり、
近藤さんにとっても大切な恩師の1人。
青山さんは現役Jリーガーだった28歳の時、
叔父の伊集院さん、叔母の篠ひろ子さんと
共に近藤さんの35周年ライブを観に行き、
その後一緒に食事にも行った時のエピソードを
告白、近藤さんを驚かせました。
ステージでは、SHOW-WAとマッチが
スペシャルコラボ!
昭和・平成・令和の3つの時代をまたぐ、
世代を超えたクロスオーバーとして、
「ホレたぜ!乾杯」を歌ってくれました。
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さらに今回、
柏木由紀さんが平成育ちの代表として、
90年代のヒット曲、ELTの「Time Goes By」や、2010年リリースのいきものがかり「ありがとう」を爽やかに歌唱。
それぞれの世代の青春メモリーを
呼び起こしてくれたのでした。
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ゲスト:近藤真彦、柏木由紀、SHOW-WA
構成作家 工藤ひろこ