『ムード歌謡 おとこの女唄』特集! 女心を巡ってスタジオ紛糾!?果たして結論は?
今回は『ムード歌謡 おとこの女唄』と題し、男性歌手が女心を歌った曲にスポットを当て、
ランキングでご紹介いたします。
男性が女性の心を表現する『女唄』は、
何故か悲壮感や切なさ、そして、時に女の強さまでも感じさせてくれるから不思議ですよね。
ちなみに森進一さんのデビュー曲「女のためいき」を担当した猪俣公章さんは、自伝本『酒と演歌と男と女』の中で、森さんの生い立ちや声を聞いた
上で、デビュー曲が『女唄』になった経緯を綴られています。
『森の場合は怨歌、恨み節がぴったりするだろう。心ない人間や社会に対する恨みつらみ。
その底にあるやさしさ、温かさ。愛にあこがれ、
追い求める希望。それを歌にしたらと考えた。
が、それをストレートにぶつけると暗く、愚痴っぽくなる。そうだ、女歌にしてみよう。女の情念を
男が歌うのだ』
確かに男性が恨みつらみ、ましてや失恋の歌を
唄うと愚痴っぽくなるけれど、女性目線で歌うとそれがクリアされますね。実に奥が深いです!
▼『バス・ストップ』の歌詞を巡って男性陣が
スタジオで『女心』を大激論!
昭和47年に発売された平浩二さんの大ヒット曲
「バス・ストップ」。
バス停を舞台に一組のカップルの愛の終焉を描いた切ない女唄ですが、この歌詞を巡り男性陣が
大激論!
まず、当の本人、平さんが「『何をとり上げても
私が悪い』普通は男性が悪いんですよね。
この歌は女性が悪いと言ってますよね。
僕もまだそこがクエスチョンなんです。
彼女は何をしたんだろう?」と切り出すと 角川博さんが「女性の方が『私が悪い』と言った方が
『アナタが悪い』って言っちゃうと女性の心情にならないんで、それでもの悲しさがでる」と続きます。
すると、MCの関根勤さんが言った『バス・ストップ』の女性の心理に一同納得。
関根さんは一体、何と言ったのでしょうか?
是非、放送でご確認を!
今回は、つくづく女心は難しく、永遠に理解できないと実感しました。でも、だからこそ、歌にして男性が歌うと心に響くんだなと思い、ますます
「おとこの女唄」が好きになった貴重な回でした。
2月17日(木)
夜9時の放送をお楽しみに!
ゲスト:森本英世
角川博
平浩二
「昭和歌謡ベストテンDX」
構成作家 川又唱史