見出し画像

昭和のテレビ黄金期を沸かせた時代劇のヒーローたち!人気作品の主題歌をベストテンにしてみた!

3月10日放送のテーマは、当番組でも初の試み、『時代劇歌謡特集』。
時代劇といえば、いにしえの頃より舞台・映画など大衆娯楽の主流であり、テレビ放送の草創期から黄金期を支えた鉄板のコンテンツ。
今回は人気を博したテレビ時代劇作品の主題歌や挿入歌を中心にベストテンを決定。
チャンバラごっこで育った昭和世代にとっては、ほんのさわりを聴くだけで当時の思い出が鮮やかに蘇る曲が勢揃いしました。

映画スターがテレビ時代劇に登場!『銭形平次』

例えば、今回、三山ひろしさんが歌ってくれた『銭形平次』


この捕物帖はフジテレビで昭和41年から18年間、全888回放送された長寿シリーズで、映画スターの大川橋蔵さんをテレビ時代劇に起用したことは、当時の業界では画期的な出来事だったそう。
当初は出演を渋った橋蔵さんを「これからは絶対テレビの時代になる!」と、プロダクションの社長がむりやり口説いたという経緯があるとか。
その予言は見事に的中し、橋蔵さんはこの『銭形平次』で、『テレビの1時間番組として世界最長出演』というギネス認定もされています。

技ありダークヒーローが暗躍!
『必殺シリーズ』

そして、『必殺シリーズ』からは、中条きよしさんの『忘れ草』や西崎みどりさんの『旅愁』がランクイン。必殺仕事人は藤田まことさん演じる中村主水たちが復讐の代理人を務めるダークヒーローもの。このシリーズで三味線屋の勇次役を務めた中条きよしさんがゲストとして登場し、三味線の糸を使った必殺技の裏話を語ってくれました。

粋でいなせなトリックスター!
『遠山の金さん』

個性的で遊び心溢れる主人公が次々と生まれた昭和のテレビ時代劇。中でも『遠山の金さん』は、長家住まいの遊び人を装いながら、その正体は北町奉行の遠山金四郎というトリックスター。お白洲で片肌を脱ぎ、桜吹雪の刺青を見せつける大見得がカッコいい金さん役は、片岡千恵蔵さんをはじめ、松方弘樹さん、高橋秀樹さん、杉良太郎さんなど多くの俳優が演じ、それぞれに違った魅力がありました。
そんな『遠山の金さん』で思い出されるのが、
杉良太郎さんが歌ったエンディング曲の『すきま風』。今回のベストテンにもランキングされましたが、果たして何位なのか、3月10日(木)よる9時の放送をお楽しみに。


局の垣根も時代も超えて、人気作品が続々と登場する、時代劇ファンにとっても、昭和歌謡ファンにとっても嬉しい回になりました。
 
ゲスト:中条きよし 市川由紀乃 三山ひろし
 
構成作家 工藤ひろこ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?