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夏の終わりにカモメがいざなう海が見たくなる切ない歌5選!
夏も終わりかけの今頃の季節は、なんだかおセンチな気分になって、海が見たくなったりするもの。そこで昭和歌謡ベストテンDX 8月31日の放送は、『海が見たくなる歌』をテーマに、ちょっと切ない海の歌を集めました。
切ない恋を歌ったサザンの名曲!『栞のテーマ』
『海の歌』ということで、当然のようにリクエストが多かったのが、サザンオールスターズ。中でも今回は『栞のテーマ』がピックアップされ、青山新さんが歌ってくれました。
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『栞のテーマ』は昭和56年リリース、サザン初期の作品で、特に古参のファンの間で絶大な人気がある名曲。およそ40年前、この曲を聴いて青春時代を送った当時の若者は、栞という名の長い髪の彼女に美しい女性像のイメージを抱き、のちに結婚して娘をもうけた時、『しおり』という名前をつけた人も多いとか。
バラエティで大人気の佐藤栞里さんや、ももいろクローバーZの玉井詩織さん、女優の貫地谷しほりさんは、いずれもご両親がサザンのファンで、この歌から『しおり』と名付けられたそうです。
かもめは孤独の象徴?!
今回、早見世代が選んだ『海が見たくなる歌5選』の中に入っていたのが、
渡辺真知子さんの『かもめが翔んだ日』。
「♪人はどうして悲しくなると 海をみつめに来るのでしょうか♪」
という、そのものズバリの歌詞が出てきます。
そして、
「♪かもめが翔んだ かもめが翔んだ あなたは一人で生きられるのね♪」とあり、一羽のかもめに孤独のイメージが重ねられています。
(「かもめがと翔んだ日」作詞:伊藤アキラ)
また、研ナオコさんの『かもめはかもめ』も、今回選ばれた5選の1つ。
恋を諦めた主人公が、空飛ぶかもめに自らを投影し、
「♪かもめはかもめ ひとりで海をゆくのがお似合い♪」と歌っています。
(「かもめはかもめ」作詞:中島みゆき)
一方、関根世代のリクエストに入っていたのが、今回のゲスト・八代亜紀さんが歌ってくれた『おんな港町』。この歌の中には海猫が登場。
「♪それじゃさよならと 海猫みたいに 男がつぶやいた♪」
と、あっけなく別れを切り出す男の薄情さを嘆いています。
(「おんな港町」作詞:二条冬詩夫)
そして今回のリクエストの中にもう1曲、海鳥が登場する歌がありました。
それが、森昌子さんの『哀しみ本線日本海』。
「♪何処へ帰るの 海鳥たちよ シベリアおろしの北の海♪」
(「哀しみ本線日本海」 作詞:荒木とよひさ)
そんな、海鳥が寂しさを誘うこの歌は、丘みどりさんに歌って頂きました。
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詳しくは8月31日(木)よる9時『海が見たくなる歌特集』をお楽しみに!
ゲスト:八代亜紀、小沢あきこ、丘みどり、青山新
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構成作家 工藤ひろこ