住吉大社 追儺歩射式(ついなほしゃしき)
2025年2月2日、世間は例年と比べて1日早い節分。
私と言えば、前日に町内会のハイキングが雨で中止決定となり、不意に出来た休日をどう過ごそうか考えていたところでした。
妻からの提案
一緒にハイキングに行く予定だった妻。
ハイキングが中止になって、「明日はどうする?ゴロゴロ?」なんて会話をしていたところ。
は?なんで、また住吉大社?
え?でも、そんな急に言われても、しかもちょっと前に行ったでしょ、住吉大社。
あの目玉の人か、見たいかも・・・。
逃げ若に出て来るだいぶキモい人。敵方だからキモいんだろうけど、史実では凄い人っぽい。
という事で、急遽住吉大社詣でを決定。
住吉大社の節分祭
とは言っても、なんの情報もないので、そこからネットで調べまくりました。だいぶ参考になったのはこちらのブログ。
基本は住吉大社の節分祭の行事の一つで、豆撒きと、この追儺歩射式があるみたい。追儺歩射式は10時からとの事なので、9時30分ごろ到着を目指して出発。
住吉大社着
時間通りに住吉大社に到着して、まずは第四本宮から順にお詣り。
神使のうさぎさんも居て可愛かった。
第一本宮までお詣りしたところで、追儺歩射式の場所が分からない。
案内もどこにもない。
という事で、近くに居た神社の方に聴いてみると
とのこと。
なるほど、と思って歩いて神館に。
そこでまた、門の前にいらっしゃった守衛さんに聞いてみると
と。
え?10時からじゃないの?(この時9時50分ごろ)
うーん、1時間以上あるな。まあ、でもせっかくだし、前回お詣りした時にまわれなかったところもお詣りしよっか。
(我々も初めて来たので、2025年がたまたま11時からだっただけかもしれません。参考にして行かれる方はご注意を)
初辰さん(楠裙社)
前回お詣りに来た時は、もう午後4時過ぎでお詣り出来なかった初辰さんまいりに。
まずは「はつたつさん」こと、楠珺社(なんくんしゃ)から。
御祭神は宇迦魂命(うがのみたまのみこと)で、お稲荷さんの事が多いんだけど、こちらは珍しい「にゃんこ」の神社でした。
神社の前に大きな楠(?)のご神木があるんだけど、ご神木の下を歩いてたら、上から何かが降って来ておでこに命中。
「なんじゃ、こりゃぁ!?」
って、手に取ったら💩みたい。(鳥の糞ではなかったので、木の苔か何か?)
ご神木の💩を頭に食らうとは、これは相当の瑞兆。
ありがたや、ありがたや。
ここから種貸社に行く途中に、ニャンコに道案内されたのも、きっと神社に歓迎されたんだろうと思います。今回も瑞兆の多いお詣りでしたね。
一寸法師の種貸社
お次は、初辰まいりの1番参り「種貸社(たねかししゃ)」
住吉は一寸法師の発祥の伝承地だそうで、お手水舎が一寸法師になっててメチャかわでした。
こちらの神社は「商売の種銭(たねせん)」を奉納して、大きく発展することを願うそう。商売を始める、独立するという方は、お詣りになると良いかも。
サクサクのもっちもちのもちもちもち
初辰まいりを終えても、まだ少し時間があったので、住吉大社駅からの道中にあって気になっていた「縁起焼」を食べに一旦境内の外へ。
「サクサクの赤あん」と「もちもちのヨモギ」をいただきました。
メチャクチャ美味しかった。これは住吉大社詣での時は必食ですね。
ホント美味しい😋
(※サクサクは焼くのに5分ほど待ちました)
縁起焼 住吉大社店
調べてみたら、なんと山口県が本店!
でも、住吉大社店のサクサクが美味しかった~。
お店のお兄ちゃんのトークも面白かったです。
追儺歩射式(ついなほしゃしき)
腹ごしらえも終えて、再び神館門前に。
この時が11時ごろかな?門前には左右に分かれて約40人程度の列。
そうこうしているうちに、弓馬術礼法小笠原教場一門の方々が。
【ここで注意】
神館の門は閉じられてて、一門の方々が境内の方から列をなして来られて、門をくぐり神館の中に入ると、一旦門は閉じられます。
事前に待ってる人は、一門の方々の入門の邪魔にならないよう門の左右に並んでいます。しかし、よくご存じの人達は一門の方の後にぴったり続いて来て、一門の方々が門をくぐられるとそのまま門前に陣取ってしまいます。
なので、早くから門の左右で待っていた人は、結果的に後ろの方に並ぶことになりました。
この後、入門させてもらうと、前から詰めることになるので、ここは注意しておいた方が良いかも。
ただ、これも「より近い所で観たい」という人には大事ですけど、そこまででもない人はゆっくり行って、神館の縁側でもしっかり観れますし(しかも座って)、最初の鏑矢と太郎射手が終わるあたりから少しずつ空いて来るので、最後の方はめちゃくちゃのんびり観れました。(2025年はね)
鏑矢での悪鬼払いから、太郎射手、十郎射手(太郎は最初だけど、その後の順番は分からない。今日は二郎が最後でした)までの2手5組の射手の方が順に弓を射ていきます。
射手の方だけでなく、弓持ち、介添え、的奉行、弓拾いなど皆さんの所作があって歴史と伝統を感じました。
あとは、説明の方の蘊蓄が凄かったです。博識。
追儺歩射式自体は正味1時間くらいでした。
ずっと立ちっぱで観るのは少ししんどいかな。あとは途中から曇って少し寒かったかな。観に行かれる方はカイロとかあってもイイかもですね。
おまけのお好み焼き
追儺歩射式も無事に観れたので、住吉大社を後にして腹ごしらえ。
住吉大社駅から20mくらい南にある「お好み焼き 古々路」さんに。
お店の看板メニューの「古々路焼き」と、「なにわ焼のミックス」を注文。
(もちろんビールもw)
「古々路焼」は、焼きそばと豚ロースが入っています。豚ロースが凄く厚くて妻がメッチャこっちに寄せてきてお腹がパンパンになりました。
「なにわ焼」は、どうなったら「なにわ焼」なのかが良く分からなかったけど、美味しかったです。(ちょっと?かなり?量が多かったけど)
という事で、急遽決めた「追儺歩射式」でしたが、「逃げ若」効果や、その他の瑞兆、美味しい縁起焼やお好み焼きもあって、大変満足出来ました。
節分の日は毎年近くのお寺の星まつりのお手伝いで一日拘束される(実は明日2/3も)ので、普通の暦だと来れないんですよね。
そう思うと、強引に誘ってくれた妻には感謝感謝です。
今回も前回に引き続き神社回でした。
最後までお読みくださいましてありがとうございます。
良かったらスキ❤していってくださいね。