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瞬間の風景に出会う旅「車山と美ヶ原」
8/21長野県蓼科、ビーナスライン周辺にドライブに行ってきました。
車山肩から山頂までのハイキングコースが運動不足の自分にはちょうどよさそうだったので山頂の神社参拝を目指して出発です。
4年ぶりの蓼科エリア。果たしてどんな風景に出逢えるのか?
それではどーぞ!
8/20夕方出発。東名ー東富士五湖ー中央道を走って諏訪ICまで。上り方面のSA・PAやっぱりトラックで溢れています。
諏訪市内で素泊まりして翌日早朝、行動開始。
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10年ぶりの御射鹿池へ
6:00御射鹿池に到着。ここは実に10年ぶりです。
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まだ太陽光が差し込まず静かで幽玄な雰囲気。完全に無風で水面に綺麗に山々が反射しています。
そこは東山魁夷の作品「緑響く」そのままの風景が佇んでいました。岐阜のモネの池にも感動しましたが、ここも絵画がそのまま具現化したような場所です。
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白い馬はいませんでしたが、一羽の鴨がこの風景のアクセントになってくれました(笑
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4年ぶりのビーナスライン
続いてビーナスライン車山方面へ。
夏休み期間ですが思ったより交通量は少ないですね。
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ちなみに車山頂上は車山高原SKYPARKからリフトを経由して山頂まで行くことも可能です。
車山肩から山頂までハイキング
今回は車山肩駐車場から徒歩で山頂へ。
マップによると山頂まで1.9km40分ほどの道のり。
ビーナスラインのなだらかな山肌からは想像もつかない石がごろごろと露出したなかなか歩きにくい道が続きます。
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しっかりと踏面を選んでいかないと捻挫しそうな不安定な足場ですね。
おかげで余計な雑念が消えて歩くことに集中できます。
車山肩駐車場から山頂へ登っていくにつれて次第に周囲の音が少なくなり、やがて無音の世界に突入します。
眼下に広がる広大な草原と相まって、アンドリューワイエスのクリスチーナの世界を彷彿とさせます。
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このような岩肌を登っていくこと40分、ようやく目標の丸いレーダードームが見えました。
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モノクロ世界
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おそらく訪れた時間帯や天候によって、この場所の印象は全く違ったものになるでしょう。
この日は山頂付近に雲がかかり石と霧がどこまでも広がるグレーの景色。
石を積んだ風景が、五重塔が並ぶ仏教の世界。まるで三途の川、賽の河原のようです。
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このモノクロの世界はこの現世における最果ての場所のようでした。|д゚)
驚くことに標高1900m以上のこの周辺から、縄文時代よりももっと前の土器が出土しているそうです。
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自然と共存してきた太古の人々の生活には、祈りという行為が根付いてきました。( -人-)
そして実際に近年の量子論は、思考(祈り)は現実化することを解明しつつあります。
物事を思考している時点で、すでにコンマ何秒かのタイムラグがあるそうです。思考のトリガーは考え始める前から発動していると。
この原因は、直感を司る右脳から思考を司る左脳へと伝達されているからだそうです。
いくら左脳で思考をこねくり回していても、自然の中でダイレクトに五感を通した直感力にはかなわないということですね。
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じゃあ日々浮かんでくる思考って誰のものなのか?(((( ;゚Д゚)))
また、脳は五感フィルターを通して情報を処理する役割であって、センサーではない。そのセンサー役をしているのが肚(はら)。胃腸は神経が張り巡らされていて第二の脳とも云われます。(最近は第一の脳とも云われ始めてます)
日本語にも古くから、肚落ち、肚を割って話す、肚を決めるといった言葉があるように、肚を重要視していたことが伺いしれます。
なぜ数千年前の知恵と最先端の科学の理論が繋がってくるのか・・・とても不思議です。( `·ω·)
天空の鳥居、車山神社
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こんなことを考えつつ、天空に鳥居が立つ車山神社へ参拝。┏○ペコリ
この日は天空感はありませんでしたが、晴れていればこんな景色が見られるそうです。
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御祭神は建御名方神。大山津見神の国津神の二柱。自分の氏神様も同一神とされる大山祇命なので、個人的にゆかりの地とも言えそうです。
日本神話において重要な出来事、国譲りによって建御名方神がこの諏訪地方に鎮座しました。
古事記に登場する「国譲り」とは穏やかな表現ですが、天津神が国津神をその土地から追い出す話とも解釈できます・・・
ちなみに古事記には大山津見神。日本書紀には大山祇命。と表記されているそうです。
これは編纂目的が違う(国内、海外向け)ためらしいのですが、なぜ車山神社は大山津見神の表記なのか・・・( ˘ω˘ ).。oO
これは出雲系(国津神)の人々の声無き抵抗のような・・・気がします!爆(素人考察)だとすると実際にあった出来事・・・ってコト!?(ハチワレ風)
いずれにしても天津神、国津神みんなで共存してきた結果、美しい自然に溢れた日本列島がある。感謝ですね。
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下りでは少し晴れてきました。ビーナスラインのS字カーブが綺麗に見えます。
ニッコウキスゲは季節的に遅かったようです。
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車山肩駐車場まで戻って、こちらはビーナスの丘。
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白樺林の箱庭、白樺平へ
つづいて美ヶ原高原へ。
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前回(4年前)は閉鎖されていた白樺平がある奥美ヶ原方面へ。
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白樺林の箱庭っぽくてここは好きな場所。ヽ(^。^)ノ久しぶりでしたが変わってなくて安心しました。
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意外とみんなスルーしていく・・・
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ソフトクリームが・・・
美ヶ原から再び霧ヶ峰へ戻り、道の駅「霧の駅」へ。目的はここの売店にある生牛乳ソフトクリーム。
到着すると、あのランドマーク建物が見当たらない(・_・?)まさかの解体されて更地になっていました・・・(涙
すぐ横の建物に新たにお土産屋さんが入っており、その売店で生乳ソフトクリームが販売されていたので期待を持ちつつ購入。
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おいしいことは間違いないのですがまず見た目で違います。そもそも色と形が違う・・・そして味・・・これも当時のさっぱりとした甘さではない、ずっしりと重いので、このソフトではないと判断。
こちら↓が昔販売されていた生牛乳ソフト。
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もう無くなってしまったのか・・・λ............トボトボ
絶望しつつ帰宅後に調べてみると・・・
なんと!諏訪市内であのソフトクリームが引き続き販売されているようです!
場所はアーク諏訪内の2階
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そうそう!この真っ白な色にこの縦長シルエットですよ。
公式X(旧Twitter)も発見!
霧の駅アーク諏訪店
これは行かねば!
謎多き諏訪大社への参拝と含めて次回のお楽しみとなりましたー。
神話を巡る旅シリーズ▼
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