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いくつになっても好きなことって変わらないのかも
おうち時間が増えてテレビの無い我が家では、YouTubeを見るようになりました。勉強になるので教育系のYouTubeを観るのですが、何故かお勧め動画で編み物が出てきました。
夏服に衣替えした頃で、編み物は暑苦しいし暗いな・・・・と見ることも無かったのですが、あまりにも毎日お勧めされるので、つい観てしまったのです。
えっ・・・可愛い!!
最近の編み物の作品は、かわいいじゃありませんか!!
それに100円ショップで可愛くて便利な材料や道具が販売されているらしく、ついついYouTubeの編み物紹介動画にはまってしまいました。
そして気がつけば、100円ショップで編み物の道具や材料を買いそろえていました。
私の編み物のイメージは、「母さんが夜なべをして、手袋編んでくれたぁ~」そう、母さんの歌です。
母さんの歌は動揺なのに、私には暗く寂しい歌に聞こえて、胸が締め付けられる気持ちになります。
私も幼少の頃は、母にベストや帽子を編んでもらった記憶があります。母も私のために夜も寝ないで作ってくれたのか・・・と幼い心を痛めたこともありましたが、私の母は夜なべをするようなタイプでは無く、そのころ務めていた勤務先が、毛糸や布等を扱う生地屋さんだったということで、半分仕事をかねた趣味と実益を兼ねて作っていたようです(笑)。
編み物の動画を観ながら、編んでみるのですが、昔やったことがあるので、するすると手が思い出し進んで行くのです。
そういえば家庭科でお裁縫を習う頃から、手芸が好きでフエルト生地でマスコットを作ったり、刺繍や編み物が好きで、家庭科の先生のところによく遊びに行っていたことを思い出しました。
私の場合、成績が良かったとことと好きは別モノで、作ることが好きなんです。
私が社会人になった頃は、バブルがはじけた後ですが、まだまだバブリーな叔父様やお姉様が高級ブランド品に身を固めて、あっシー君、メッシー君、貢ぐ君、なんて言葉が流行していました。
だから手作りとか流行らなくて、いいものが安く売られていたので、いつの間にか自分で作ることが格好悪いなんて思い、忘れてしまっていました。
ハンドメイドが好かれている今だから、YouTubeのお勧めによって、何年ぶりかに編み物をしていますが、編み物をしている最中は、作品の出来上がり状態や、プレゼントして喜んでもらえる場面や使用している自分を思いながら、手を動かしているのが楽しい時間です。
作っているときは無心になれるので、頭が休まり気分転換にもなります。
人は何歳になっても好きなモノは好きだし、そんなに変わらないのかもしれないと思います。
ただ人を取り巻く環境が変化して行くので、好きなことをする時間が無かったり、体力がおちたり、生きる過程で好きなことを好き、と言えない何かがすり込まれたり、本当の自分を見失ってしまったり、諦めてしまったりしているのかも・・・と考えながら、せっせと夏糸を編んでいます。
そして好きなものは好きって言えて、好きなことを出来てる自分でありたいな、って改めて思っているわたしです。