夏の蒸し暑さを感じると思い出すこと
誰かが生きたかった今日を精一杯生きる
誰かが生きたかった今日を感謝して生きる
知覧特攻平和記念館で自分と約束したこと。
8月15日が近づき夏の蒸し暑さを感じると、知覧特攻平和記念館を思い出す。十代二十代前半の若者の屈託のない笑顔の写真が、戦闘機とともに展示してある。私たちが生きてる平和な今日を、心から夢見ていたのだろうと思うと涙がとまりません。だから明日が来ることが当たり前な今に感謝して、日々を大切に生きていこうと決めた。
私が知覧の存在を知ったのは12~13年前で、あるセミナーの最終講義です。8か月間学んだセミナーの最後の最後に流れたエンドロールが、特攻隊で命をおとした若者の映像です。
涙がとまりません。
その時の私は父の会社で、父と一緒に仕事をしていました。もちろん不満たっぷりに(笑。そもそも私は女です。女の人の特徴として人を追い詰めるのが得意というところがあります。それに輪をかけて私は、逃げ道をふさぐのが得意分野だったりします(笑。
自覚はないのですが、私の教育係からプレゼントされた注意点です。
「だから?」と思ったら、どんどん追及していくので、父とトラブルことが多かったのだと思います。
言論の自由もなく将来の選択肢もなく、帰りの燃料が無い飛行機で飛び立つ心境は想像することもできません。
知覧特攻平和記念館にある写真に写る若者は、優秀な大学の学生もいます。
どんなに怖かったでしょう、お腹一杯好きなものを食べたかったでしょう、好きなことを学び好きなことで役に立ちたかったでしょう、旅行も行きたかったでしょう、親孝行もしたかったでしょう、家族と楽しく過ごしたかったでしょう、友人と笑いたかったでしょう、数え上げたらきりがない・・・。
知覧特攻平和記念館にある写真の若者たちが経験したかったことが、私は経験できている。
私の教育係から教えられることに「死ぬこと以外はかすり傷」と言われるが、知覧特攻平和記念会館に行ってからは、本当に心からそう思えるようになった。
生きているから悩みもあるしお腹もすく、そして喜びもある。
父とのトラブルだって感謝に変わる。生きてるから喧嘩もできるし、文句も言える。時間がたてば武勇伝にもなる。親子喧嘩だって生きてるからのイベントだ。だから今日があることに感謝しかないと思えるようになった。
私を支えてくれているみんなに、ありがとう
たくさんのご先祖様達に、ありがとう
誰かが生きたかった今日を精一杯生きる
誰かが生きたかった今日を感謝して生きる
そんなことを思い出す蒸し暑い夏の日。