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#あなたにとってポルノグラフィティとは


このハッシュタグ、中々の鬼畜タグだと思いませんか?私このタグに結構悩まされました。

先日から島ごとぽるの展の開催に合わせて公式から出たこのタグ。このタグを見ながら人々とポルノの出会いをこっそり覗くことが日課になりつつある今日この頃。

私にとって、自分にとって。みんなが自分のポルノ愛を語るのを見ながら、たまに自分のしたこのタグのポストが上がってくる。何度も、自分のポストを見た。何度見ても、どうしてか胸の中にあるしこりのようなものが取れない。

自分の書いた答えに自分で納得できてないのに気づくまで、そんなに時間はかからなかった。私は自分のしたポストを、改めて読んでみた。


一つ目のポスト

人柄ですかね(笑)

歌がいいだけじゃなくて「昭仁さんはこういう言い方しない」「晴一さんならどうするかな」とか、そういう事を考える存在。曲だけの良さじゃなくて、本人たちの魅力が詰まり過ぎてて目が離せないまま14年経ちました🤗もう逃げられません…


二つ目のポスト

人生で1番自分が嫌いで死んでしまおうと思った時に曲を通して「そのままでいい」と言ってくれた。声も出ないほど苦しい時とか、手が震えるほどの怒りとか、手に収まらないほどの幸せとか、長い夜とか。気づいたら側にいる、前を向くためのお守りみたいな存在


三つ目のポスト

ポルノグラフィティですかね

ネタです



三つ目はとりあえずネタだが、どの自分の答えにも納得が言ってない。というか、確かにそうなんだけどそれ以外の場面でも私はずっとポルノといたのだ。ツライ時に寄り添って貰った事や、人としての指標としての存在だけじゃない。

じゃあ、私にとってポルノグラフィティってなんなんだろう。

私は晴一さんが好きだ。人として男性としてロッカーとして、晴一さんを超える存在は自分に現れないと思ってる。晴一さんがポルノグラフィティじゃ無くなったとしてもきっと、私は晴一さんのことが好きだと思う。ゴルファーに転向しようが脚本家になってしまおうが、晴一さんが晴一さんなら、寂しいけど私はどんな生き方を選んだ晴一さんの事も愛してるだろうと思う。

それくらい、晴一さんの存在は私の中で大切な『愛そのもの』だ。

でも晴一さんがいなくなってもきっとポルノグラフィティの事が好きだと思う。そう考えるといよいよ、ポルノグラフィティの何が自分の心をこんなに強く引き寄せているのか。

自分とポルノグラフィティの出会いから、ルーツを辿ってみた。私はMUSIC LOVERSで初めてポルノグラフィティの「サウダージ」を聴いた時、本当に風が吹いた。熱くて茹だるような熱風が、テレビの前に座っていた私に確かに吹きつけたのだ。

あの日から、私の音楽はポルノを中心に構成されている。狂ったようにポルノの曲を聴き、周りの友達がソナポケや西野カナ、AKBを聴いて青春を送る中私だけ『瞳の奥を覗かせて』に狂っていた。

ここでとある事を思い出す。一昨年、私は恋人と別れた。結婚すると思っていた結局、結婚には届かなかった。恋人との出会いから別れはどうでもよい。どうでもよいというか、ここでは重要な点ではない。

私はこの恋人と別れた後に「サウダージ」の歌詞思い出した。この歌の意味を、初めてこの時知ったのだ。サウダージの意味を知れただけで、この恋人に出会った意味があったとその時は思えた。

「嘘を吐くぐらいなら何も話してくれなくていい」「あなたのそばでは永遠を確かに感じたから」ふふ、うまいこと言うもんだ。

しかし、ここである一つの疑念が生まれ、私は一気に答えに近づいた。サウダージの意味を知るために、彼に出会ったんだとしたら?サウダージに先に出会った以上、彼との出会いはサウダージに対する伏線回収ではないか?

だとしたら。だとしたら、だ。

#あなたにとってポルノグラフィティとは

この問いに対する答え、納得のいく回答がここに生まれる。

私にとってポルノグラフィティとは"伏線"だ。

私はここで初めて、自分の出した答えに納得した。ポルノグラフィティで得た聴覚情報の、追体験をする為の人生だとしたら私の人生は「伏線回収」であり「ポルノグラフィティそのもの」でもある。

ポルノグラフィティは人生そのものであると回答してるアカウントはちらほら見受けられた。逆である可能性はないか?一人一人の人生そのものが、ポルノグラフィティの一部なのではないか。

ポルノグラフィティの狙いは、私たちの人生における様々な場面でも「ポルノグラフィティ」という伏線を張ることだったりするのではないか。

総合デパートくらいの曲があるポルノグラフィティ。階ごとに私たちが回収できる伏線は限られている。

#あなたにとってポルノグラフィティとは

納得のいく答えが出なくて当たり前だ、私はまだ伏線回収の途中だ。

これからも人生は長く続く。ポルノグラフィティの張った伏線を、酸いも甘いも噛み締めながらじっくり回収していこうと思う。

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