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【特別展】犬派?猫派? ―俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで―(山種美術館)
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いきなりドーンと
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竹内栖鳳(元治元-昭和17)
大正13年 60歳作
ほぼ撮影NGの中で二枚だけある撮影可能作品。これをOKしてくれたのは感謝だね。こりゃすごい。
毛並みの表現。周りが無地なせいもあって、いまにも消え入りそうな幻覚でも見ているような気持ちになる。虹の橋を渡った子がふらっと挨拶に来てくれたような🐱
化け猫とは言うが化け犬ってのは聞かないね。ケルベロスくらいか。
班猫=はんびょうってなんだろ? Tabby Catと英訳されてるな。
「地色と異なる色があちこちに入っている猫。 まだら模様の猫」
ということみたい。三毛猫とは違うのかな。三毛猫って猫の種類?
フジタの作品も興味深かったが、いちばん印象に残ったのが(写真はない)
山本丘人
《壁夢》1976年
大きな絵。水色のあじさいの群生。株の間に白い猫。こちらをじっと見ている。
右端に地面から何かを拾おうと屈んでいる女性、左端に腰まで伸びた長髪に右斜め前方を見る後ろ姿の女性。画面を上端をツバメ?の群れが左へ飛ぶ。
ちょっとアイコン詰め込み過ぎにも見えるけど夢の風景だと思えばそれもありかな。猫の視点は画家の視点か(あの猫の位置からこの絵の構図は見えないが夢だからアリなのだ)。
山本丘人さん。知らなかった。箱根芦ノ湖 成川美術館に作品があるみたい。そばまで行ったことはあるが入ったことはない。次回訪問予定にするか。