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2024年春九州縦断の旅②永遠の都ローマ展(福岡市美術館)


この企画展は東京で既に見たもの。正直あんまり面白くなかった。よって記事にもしていなかった。でも九州巡回ではカラヴァッジョがくるというので寄ってみた。期待してなかったが「写真撮影OK」らしい。東京はかなり限定的(レリーフしか写せなかったよ)だったような…。なんで九州だけ?

そっか、東京の目玉だったなんとかのヴィーナスっていう彫像が九州には来ないんだ。あの作品も撮影禁止だったし、すっかり忘れていたよ。

九州の主催者が「え゛、ヴィーナスうちんとこにゃこないんですか?? それじゃ目玉がねえっすよ!」とイタリア側に訴えて、
「んじゃカラヴァッジョでもだしとっか? ついでに写真も解禁で」
「あっざーすっ」

ってな感じだったんだろうか(個人のフィクションです)。

まあいい、それなら撮りまくろう。

序盤の彫刻など

《カピトリーノの牝狼(複製)》

「軍神マルスと巫女レア・シルウィアの間に生まれた双子ロムルスとレムスを育てる牝狼の物語(公式HPより)」から来ているようだ。なんでよりによって狼なんだろ。牛はいなくてもヤギくらいいたんじゃないか?ワイルドさのアピール?


ひと目でわかるジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)

今回来て改めて気付いたのは、この辺の人たちのヘアスタイルや装飾具はジョジョ第5部のキャラっぽいな。パクリ?(逆だよ)

ジョルノ・ジョバァーナのなんかクルクル巻いた前髪とか

ミスタが被ってた帽子とか

これはちょっと違うか


デカっ
もう大仏様だよね

いよいよカラヴァッジョ

《洗礼者聖ヨハネ》カラヴァッジョ ミケランジェロ・メリージ 1602年

これを見に来た。カラヴァッジョはさすがに撮影禁止だろうと思ったらなんとおけだった(!) どうなってんだい??
構図とかはカラヴァッジョ最高傑作ってほどではないと思うけど、周りの植物の葉っぱ、髪の毛、座っている毛皮座布団みたいなやつとかヤギの毛並みとかの表現はさすがだね。

題名:洗礼者 聖ヨハネ
原題(英語だけど)は SAINT JOHN THE BAPTIST

バプテスト?

プロテスタント最大の教派の一つ。 幼児洗礼を認めず,自覚的な信仰告白にもとづき,全身を水にひたす浸礼によるバプティズムbaptism(洗礼)を主張するところからこの名称があり,浸礼派ともいう

AIくんの回答

この子が誰なのかは諸説あるらしい。聖人らしいけどまるっきりこどもだ。そういう意味ではイノセントな聖なるものは感じるけど。キリストのお弟子さんのひとりだから、キリストに出会って聖人になったわけで、こどもの頃から聖人ではなかろう。

…と思ってたんだけどこのヨハネさんは十二使徒じゃないのね。別人で洗礼者ヨハネ=バプティストと呼ばれるのか。キリストと同じくらい神がかった人らしいのでこどもの頃から聖人ってことでOKなんだな。

さっぱりわからんがこどもの洗礼はダメと。そしたら赤ちゃんお風呂入れないじゃん。まあ「自覚的な信仰告白」がキモなのか。赤ちゃんのうちに本人の同意なしに宗教決めさせたらいかん、と。

しかしプロテスタントはキリスト教が出来てかなりあとで出てきた宗派だよね。いまさらヨハネさんを担ぎ上げるのか。うーん、いろいろわからない。

***

ごく一部撮影禁止コーナーが最後に。なんでこれらが禁止なのかなそんな大した作品でも…と思ったら、カピトリーノ美術館所蔵の彫刻作品をかつて日本の学生たちが模造して学習したらしく、そのへんの作品が並べられている。そういやそんな展示も東京にあった。思い出した。それだと著作権あるのかもね。

企画展チケットで見れる常設展

前に来た時は見た覚えがない。時間がなかったかな。結構いい作品が並ぶ。でもこのダリのガラの絵は横浜になかったっけ?

で、ここは撮影不可。自分とこのもんなのに? ほんとややこしいこと。

一階の古美術仏像とかもよかったな。誰も写真撮ってないからここも禁止かと思ったらおけみたい。ほんとややこしい。

遠くにシーホークが

時は遡るが、今回は前回エロ画もとい伝統的浮世絵展見に来た時と逆方面から来たみたいで、かぼちゃがねーな、撤去された?んなことある? と思ったら反対側だった。

おなじみ 草間彌生《南瓜》

ちなみにこの記事で最後に触れたハイアットリージェンシー福岡はもう閉館して別のブランドになってるんだよね。

さ、熊本に移動だ。

これ好き


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