2024GW温泉三昧①白神矢立 湯源郷の宿 日景温泉
世間では大型連休ということで、そうかゴールデンウィークなんてものがあるのか。私にはあまり関係ないな。毎日休みみたいなお気楽人生だからね(そっちかい)。
とはいえ、飛び石の平日はけっこう穴場になって高級宿もGW価格よりは比較的安く泊まれたりする。そこでバタバタと予約を始めた二ヶ月くらい前。
私の旅行はそのほとんどがアートツアーで各地の美術館を見て回ることが多い。だが今回の旅程はそれが一件もない。唯一仙台の美術館には行こうと思っていたがなんと改装中とのこと。まあたまにはのんびり湯治に集中するか。
かなりバラエティーに富んだセレクトをした。記事アップ次第リンク付けていこう。
①秋田の秘湯(湯源郷の宿 日景温泉)
②青森日本海のリゾートホテル(ホテルグランメール山海荘)
③仙台のビジホ(ホテルグランバッハ仙台)
④甲府 信玄の湯(湯村温泉 常磐ホテル)
最初の秋田日景温泉は一休さんでの評判もよく前から目を付けていた。ほんとはこの正月に行こうと思って予約もしてたのに体調不良でキャンセルしちゃった。リベンジである。
*以下他人にはどうでもいいグダグダ話が続く。そんなものいいからとっとと温泉の詳細を教えろという方は(ほとんどだと思うが)下の目次の「到着」あたりに飛んでください。
出発までいろいろあった。ケチのつき始めは交通手段の選択から。最初は何も考えず電車で行こうと思っていた。ふと気まぐれにANAのアプリで秋田の便を探すとあれま早割なら電車よりよっぽど安いじゃないの。それなら飛行機にすっか。
で、予約をした。だがその後の宿までの旅程を確認するとなにかおかしい。どうやら宿おすすめの最寄り空港は大館能代空港で、私が予約したのは秋田空港…。
いや秋田に複数の空港なんかあるとは思わなかったから(秋田の皆さん本当にすいません)これだろうと疑いもせず思い込んで取ってしまった。あららら…早割の格安便だから変更も出来ないや。やっちまった。
ただよくよく確認するとそれでもまだ電車よりも安いようだ。大館能代空港の便よりも安い。新幹線より時間は短縮されて朝のんびり来れるし(実はそんな変わんないけど)。
結果、羽田空港>秋田空港>リムジンバス>秋田駅>奥羽本線特急
というルートになった。到着は15時半近くになる。
ほんとはもうちょっと早く着きたかったがこれがベストのようだ。チェックイン可能時間をちょっと過ぎちゃってもったいないが仕方あるまい。
しかしこれですんだと思ったら大間違いであった。出発数日前、宿に最寄りの駅までの送迎を電話でお願いしたところ、「秋田から来るんだったらその時間の電車はないはず」と言われた。はて?? 青森から来る? 秋田から来る? しばしトンチンカンな会話になった。
これはつまり、えきねっとの言うがままにネットで秋田から出る特急の予約をしたのが、宿の最寄り駅は特急が止まらず、いったん通り越してまた普通電車で戻るルートになっていたからだ。なるほど。
えきねっともよくそんなややこしい接続を提案出来るものだ。意外に頭いい。しかしせっかく取った特急券どうしようか。eチケットじゃないし、もう紙で発券しちゃった。キャンセル料はともかくみどりの窓口は家の近くにないのよね。すでに会社は休みだから都心には出ないし…。
熟慮の末そのまま乗ることにした。考えてみれば特急で行って折り返しても後の普通電車でより早く着く。早いぶんには問題ない。それに普通電車だと長距離でもイスはベンチシートのはずだ。2時間とか乗り続けるのはかなりツラい。前回山形から秋田の移動で痛感した。ヨシっ!
✈✈✈
さて当日の羽田空港。GW中日だと空港もけっこう空くのね。秋田行きのANAは満員ではないな。当初の機長さんからの案内では到着時間が若干遅れそうだったが、無事予定時間に到着した。
秋田空港も何十年ぶりか。初めて秋田に来た時は飛行機だった。飛行機に初めて乗ったのもそれが初めてだった。
もともとひとつ気掛かりだったのは、秋田空港からリムジンバスで移動して秋田駅の特急に乗るのがギリギリになりそうだということ。
シャトルバスは1時間に1本しかないようで、12:00秋田空港発12:40秋田駅着。特急は12:49発。駅に時間通りに着いたとして発車時間まで9分しかない。バスがちょっとでも遅れたらアウトだ。でもその時は宿が言っていた普通電車で行けばいいのか。なんとかなるか。
果たしてすべては杞憂で結果的になんとかなった以上となったww。GWで増発されていたのか、秋田空港11:30出発のリムジンバスがあったのでそれに乗れた。ただ実際に出発したのは38分頃だった。秋田タイムか?
けっきょく楽勝で当初の特急に乗れる時間に秋田駅に着いた。
腹減った。すぐ食えるように吉牛にした。夕食もあるので軽めに「小盛り」牛丼。
タッチパネルで注文。これが量を細かく微調整できる。しかし「並盛り」のご飯少なめと「小盛り」の大盛りはどう違うんだろうか。
「小盛り」って頼むの初めて。めちゃちっちゃいドンブリで来たww。
そんなこんなで特急に乗り込む。
初めてこの特急使ったのは青森から秋田へ行った時。あの時は携帯も途中繋がらなかったな。今はもう大丈夫だ。
こっちのボタンはなんだろ。ひとつはリクライニングと違う。席が向かい合うようにグルンと回すボタンかなと思ったらシートが前にずれるのね。
大鰐温泉駅
折り返しの駅に着いた。次の電車までまだ時間があるので駅を出てうろついてみた。すごいね。駅員さんらしき方が1名の他ほとんど誰も降りなかった。待ちのタクシーはいたな。
子つばめはまだおらず、巣作り中ということかな。つばめ新婚夫婦? 共同作業なんだっけ?
足を浸けてみるとなかなかよい温度。
この金魚は弘前名物じゃなかったっけ?
その後秋田行きの普通電車に乗り込み無事目的駅に着いた。電車はワンマンカー。お若い女性の運転手さんだった。
駅ではすでに宿の迎えが待っていた。宿送迎の車中には同じ宿に泊まるお仲間がけっこういた。ってかこの駅で降りた人はみんなそうだった。
到着
なんとなく酸ヶ湯温泉と似た第一印象。
ラウンジっぽいところでチェックイン。ここであれこれ説明を受け食事や明日の送迎時間など決める。
おもしろかったのが、貸切風呂の予約。日に一回、5箇所ある貸切風呂を45分間使える。
宿の方の立ち合いのもとこの黒板に部屋番号のマグネットを置いて予約時間を抑える。早く来たもの順じゃんね。
ちと迷ったが今夜21時に滝見の湯、明日早朝に展望の湯を取ってみた。その後部屋までご案内頂く。
お部屋拝見
館内探検
この宿、一休さんのページで見た時はちっちゃい建物の印象だったが実際来てみたら広いこと広いこと。迷路のよう。実際迷うわ。酸ヶ湯温泉旅館とほぼ遜色ない。
歴史的展示も多く、さっそくこんなものを発見。
屏風に浮世絵貼ってるの珍しいかも。広重かな?
更に!
温泉に卓球が付きものってのはどこから来てるんだろうね? 世界的にそうなの? 卓球大国中国もそうなの?🐼
ランドリーコーナーもあり。
あ、そういえば部屋に(休憩所にも)テレビがない! へ〜📺 湯治全集中!
いよいよ大浴場へ(ぬぐだまる湯っこ)
まずお湯が真っ白! 昔行った白骨温泉みたい。硫黄臭はそこそこ。酸ヶ湯温よりか抑えめかな。変わんないかな。内湯はかなり優しい温度。そしてしょっぱい。そばに海はないので岩塩層でも通っているのだろうか?
お風呂場にはペパーミントっぽい匂いが漂っていてこれも温泉?と思ったらどうやらボディーソープとかの香りね。POLA製のようだ。
昔ながらの湯治場らしくサウナとかはない。露天風呂はあり。ここは掛け流しかな? 温度は高め。桜の花を見ながら入れる。ほぼ散り際だけど。
ちょっと困ったのは真っ白なお湯で湯船の底が見えない。どこまでが段になっているのか最初わからず、段差で足の裏をこすって少しすり傷を作ってしまった。
また、部屋の鍵などを入れようにもコインロッカーが有料! たぶんこれは日帰り入浴客を想定しているのだろう。泊り客は連れがいるので貴重品の管理は分担して行うだろうと? でも私みたいなソロ活者は困る。けっきょくケチってロッカーは使わず、なんの被害もなかったが。あ、そうか、いま気付いたがカギはフロントに預ける手もあるか。
夕食
個室ではないが仕切られていて周りの目は気にならない。もともと私はそういうの気になんかしないけど。お隣とかの話す声はよく聞こえてくる。(個室もあるのかな? また大広間に通されることもあるみたい)
どっちの向きがバエますかね?と持ってこられた方がクルクル回してくれたw ご期待に添えず写真はイマイチだなスマソ。
豚トロは薄くスライスされていてそれでもコリコリした噛みごたえは残る
曲げわっぱのお椀は買うと高いのよ〜
隣で料理の説明している声を盗み聞き(普通に聞こえるんだもん)して判明したことに、どうも宿泊プランによって夕食の内容が変わるようだ。
貸切風呂(滝見の湯)
食事後、時間になったので貸切風呂へ。
貸し切りならお風呂の写真も撮れるだろうと期待して行ったら「撮影禁止」の張り紙…。自分(もしくは身内)しかいないんだからいいじゃん。でもルールはルールなので従うか。ネタバレ禁止ってことかな。
(でもここについて書いてるブログとか見るとみなさん写真載せてるんだよな…。いっけないんだぁ)
でもチラッと
これもアウトなのかな? でもここで撮ったとは言っていない キリッ(・ิω・ิ )
自慢の滝は、ゴー!と流れる滝ではなく、白糸の滝っぽく岩肌をサラサラと流れていく系だね。夜中は真っ暗かと思ったらちゃんとライトアップされていた。
なお、貸切家族風呂は純粋に浸かるだけで体を洗う真水(お湯)や石けん類がない。温泉臭が気になる向きは大浴場に改めて行くことになるね。ってか行っといたほうがいいと思う。服とかにもかなり匂いが付くから。
翌日朝からまたお風呂
朝飯前にひとっ風呂♨ 残念ながらここも撮影禁止。
たしかに眺めはよい。目の前はお山。針葉樹との一体感が楽しめる。今朝の空は曇り。いっそ雨でも降ってくれれば更に趣深くなるのに。と思ったら出た後で降ってきた。雪見もいいだろうな。しかしお風呂に行くまでに凍えると思う…⛄
朝食
場所は昨日と同じ。
お鍋は白いから豆乳鍋かなと思ったが(ちょっと入ってるかもだけど)比内地鶏のスープだね。絶品だわ🐓
ご飯とお粥が選べて、両方味わえるハーフ&ハーフも可能とのこと。せっかくなのでそれを頼む。これまで他のホテルでもお粥と白ご飯選べるところがあり両方試したかったので夢がかなった!
そんな予感はしていたが。多いよおw。超腹いっぱい。お昼いらないや。
これまでにない大作レポートになったことから満足度の高さがわかろうというもの。また冬の時期にでも来よう。試していない貸切風呂もあるし。
また駅まで送っていただき電車を待つ。完全無人駅。どうやって行くんだ?とりあえず弘前まで出ればいいみたい。
②へつづく
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