酸ヶ湯温泉ツアー2023夏②酸ヶ湯温泉
さて、青森観光も堪能できたので本命の温泉地へ向かう。
送迎バス
酸ヶ湯温泉では青森駅から送迎バスを出してくれる。乗車場所が「アウガ駐車場」とかでこれがなにげに分かりづらかった。ちょっと迷った。早めに行ってよかった。
HPにこんなふうな地図でものせてくれたらいいのに。
まず、建物に付いたAUGAのロゴ。これ読めないよ…。青森市役所駅前庁舎でいいのに変な横文字にするなって。
で、セブン前ね。バスは三十分前には来てたみたい。
思ったより大きめのバスだった。60席くらいあるかな。三分の一くらい埋まった。
ガイドさんによれば4名くらい乗り遅れたみたいw
酸ヶ湯温泉まで小一時間。車窓を愉しむ。
おお、以前浸かったまちなか温泉!
おお、以前泊まったリッチモンドホテル!
だんだん青森の地図が頭の中にできつつあるな。
添乗員さんは、途中で何人か従業員さんを拾ってくみたいな話をしていたと思う。かっぱの湯とかいう健康ランド?でも拾ったから系列なのかな。
小一時間後到着。バスを降りればすでに温泉の臭いがする。そして涼しい〜🎐
売店とか
チェックインが混んでいたので先にお隣の売店寄ってみた。
ソフトアイスって書いてあったけどカチンコチンでなかなか食えやしないww。
館内はいたるところに棟方志功画伯の作品が。郷土のヒーローなんだろうね。
ちなみに夜来たらちっちゃい作品は片付けられてた。パクるやつがいるんだろうなww。
お部屋拝見
秋田の角館温泉と同じような感じだね。
でもこっちの方が居心地良く感じるのは広さのせいかな(あっちより広いよね?)
平地と比べてたしかに涼しいから、もしかして冷房ないのかな。ってか、自分で温度調整できる空調がない気がする。それでも扇風機で全然間に合う。夜なんかひんやりして風が吹くと寒いくらいだった。秋になったみたいだよ🍁
ブラインドや遮光カーテンとかないのでこれは朝になると明るくなって起きやがれ攻撃がくるな。今度来る時はアイマスク持ってこよう。
コンセントはそこそこ数はある。
トイレ付き! わざわざトイレ付!というのはトイレなしの部屋もあるからだ。
写ってないが部屋の洗面所の水道の水がつべたい! 冬に来たら流すそばから凍るんじゃなかろうか?
布団はセルフだね。清掃も入らないだろう。湯治場って滞在中は万年床にするらしいから。
(ただ次の日替えのタオルとか持ってこられた。半裸に近い姿でうだうだしてたらノックされて焦ったw)
続いて館内を探検
湯治場らしく調理室が。コンロも鍋もまな板もある。スパゲッティくらいは作れそうだな。でも包丁がない。自分で用意かな。クルマで来るならいいけど包丁持って新幹線乗ったら下手したらパニックが起きるぞ。そりゃ厳重に包むけど。
館内で包丁の貸出があるにしても包丁持って廊下をうろつかれても困るよね。それこそ通報案件だ。どうやってんだろ。常に見張りをたてる?? まあしっかりとしたケースに入れて持ち運ぶようにしてるんじゃないかな。聞いてみればよかった。
階下にはさらに広い共同炊事場が。水が冷たいのでスイカとか冷やしてる。これは旅館でなくて湯治客がやってるみたい。次の日は冷やしてるものが増えてたw🍅🍆🥒
ひば千人風呂
ついに夢の混浴風呂である。ただ近年は日に2回女性専用時間を設けている。女性はその時間帯に入ることが多いのだろう。
いざ乳頭!でなくて入湯!千人風呂といってもそんなにゃ入れそうにない。ひとつの湯船としてはザ プリンス パークタワーの方が広かったかも。
ここは温泉で石鹸が泡立たないから(?)浸かるのみで体を洗うお風呂ではないそうだ。体を洗うには館内にこことは別に男・女風呂がある。しかし石鹸で洗ったとしても温泉の臭いはかなり体に残る。帰りに公共交通機関乗ったら「温泉くさっ」とか周りに思われるかもね。
熱湯と冷湯と四分六分の湯がある。冷湯は要するに掛け湯だね。そして大きな湯船二つ。熱湯よりも四分六分の方が温度が高かったのはなんなんだろ? 名前のイメージと逆じゃね? 後に聞いたが入湯作法としてまずぬるいのに入ってから次に温度の高いお湯に入るとより体が温まるという段取りらしい。
四分六分の方はポンプみたいのから絶えずお湯が足されていた。冷めないようにってことかな。
泉質は酸ヶ湯というくらいなので酸性が高いようだ。舐めてみるとしょっぱいというよりたしかに酸っぱい。タモリさんが「温泉はあそこ(敏感な部分)がピリピリくるようなやつが好み」とよく言ってるやつだな。私自身は特に先っちょにそんな刺激は感じなかったが。
謎な掟もある。熱湯と四分六分には、湯船の中でここから男、ここから女とかドッジボールみたいなゾーン分けがされているのだが、板とか線とかあるわけでもないし、ひとがいれば丸見えだし、なんの意味があるんだ…?
ポスターではごっちゃに入ってるじゃんねえ。
「マナーを守らないひと、覗き見するひとがいたので囲いを作った」? とかいう注意書きもあった。混浴に覗きもなにもあるのかね??
洗い場はないのだが、常温の水で汗を流すところはある。「この冷水を体の中心にかけると元気になります」…だそうだ。金冷法(キンレイ法)って最近聞かないけどね。
夕食
さあメシだメシだ。昔ながらの大食堂って感じ。混んでいる。ひとりだと相席になる時もあるのだな。あんま気にしないけど。
あれ? 青森サーモン?? なんだ青森でも鮭取れるんだww イカもあるしww(お昼にワ・ラッセで海鮮丼食べた時の勘違い)
渋谷和生民謡ショー
食後大広間を覗くと温泉場恒例演芸ショーだ。
三味線の弦は絹
太い弦は1600本とか縒るらしい
柄はウコンの木?
じょんがら節にもいろいろありまして…かつお節、ひつまぶし…ギャグも冴えとる🎸
会場にあったこの絵、なかなかいいね。ジョージ秋山先生テイストだよねw。緞帳のデザインも同じ方だと思ったけど。どなたの作品だか署名が読めねえ。
湯船のお湯ぜんぶ抜く
夜には他にもイベントがあった。千人風呂の女性専用時間になんか歌の催しがあるらしい。なによ!?女の人しか聴けないの??
お風呂の外から聴いてやる! と息巻いて行ったら、それとは別に夜10時からまたイベントがあるそうだ。
熱湯のお湯をぜんぶ抜いて入れ替える。湯船の底が見えるらしい。浴衣で見学出来て写真撮影も可能だということ。これは面白そうだ。行ってみよう。
撮影が OK なので、あちこち千人風呂の様子を激写することができた。
宿の説明の方が撮影者に釘を刺していたが、この写真を公開する場合は「これは特別に特別な時間に撮影できたものだ」と明言して欲しいと。普段は撮影不可です。
この後お湯を溜めていき、夜の1時からは湯もみをするそうだ。それも面白そうだが、さすがに起きてられないな。これ毎日やるんだろうか?
二日目
朝食はバイキング。
ヨーグルト。フルーツはりんごのコンポートかな。おいしいな🍎 自分で作れるかな。レシピをググったら要するにアップルパイの中身か。
以前失敗したっけダメじゃん
いつもの旅行だとまた次の場所へ移動したりバタバタしてなにげに疲れる。今日はもう一泊するので朝飯後好きなだけウダウダ出来るのはほんと至福だぜ。
午前中また千人風呂に行ってみた。空いてるかなと思ったら結構な数のおじさんたちがぐだーっとしてるのね。ガンジス河で1日ぼーっとしているインド人のようだ。今はもうそういうのいないのかな?
ふと見たらおばあちゃんが一人女性ゾーンに入っていた。その後、またおひとり現れた。意外といるのね。
昨日は気がつかなかった滝湯の袋? なにすんだこれ? 頭にかぶるの? 窒息しない? ゴミ箱に使用済みのものが入っていたので使った人もいるんだろうけど、どう使うのかな?
午後からまた歌のショーが。
美人さんが出てた。元看護師さんだとか。黒石八郎さんというお名前ではない。
日が差してるのに外に出ても暑くない! やっぱり涼しい。チェックしてみると、強羅より軽井沢より現在の気温は低いよ。帰りたくな〜い。
夕食前にまた千人風呂に。今度はおかあさんと小さな娘さんが。水着みたいな湯浴み着を着てたけど(レンタルできる)。
夕食(二日目)
席に通される時に昨日と同じものが見えたのであれ?と思ったがさすがに二泊目の人のメニューは違っていたそりゃそうか。
相変わらずバラ焼きうまいな。今回のは牛肉だった。
朝食(二日目)
これはほとんど昨日と変わらないメニュー。バクバク食べちゃったけど。
チェックアウトと総括(?)
事前にHPで確認した時、Mastercardは使えるクレジットカード一覧になかったので現金払いを考えていたのだが、フロントにある「取扱カード」を見ると使えそうじゃん。実際問題なかった。
さて2日過ごしてみて、コスパはどうだろうか。温泉の治癒効果込みならリーズナブルかな。布団の上げ下げはセルフだし、部屋の防音もあまりよくない。廊下を歩く音、話し声などけっこう聞こえる。
ドアにドアマンが付いてないからうっかりするとバーン!!とびっくりするくらい大音響で閉まってしまう。。
そういえばお風呂は露天風呂もないんだよね。サウナはなくてもいいか。温泉の匂いがかなりするので、真水でさっと流せるように各部屋にシャワーブースもしくは共同でもあってもいいかも。しかしそこまでしたらもう昔ながらの湯治場じゃなくなっちゃうよね。
とにかく最高の避暑であった。来る前は避暑地としての認識は全くなかったよ。今度は真冬にも来たいものだが、気温は零下10℃くらいには軽くなるんだろうな。雪とかも大丈夫なんだろか。豪雪のお風呂もワクワクするけど。