第86話 本日94才㊗。ひぃばあちゃん、我が家に初訪問。
ひぃばあちゃんが、我が家に初めてきました。
前から来てほしかったけど。
年齢をかんがえると、車で片道約1時間。
『ぜひ来てください〜。』とは、なかなか気安くお誘いできませんでした。
今回は、ひぃばあちゃんのたっての希望で、我が家を見たいと言うことで、初めて来ていただいた。
見せるほど対した家ではないけど、嬉しかった。
お昼前に、到着。
一緒にお昼を食べた。
一緒に来たおばさんから、お土産やお昼ごはんやら、たくさん頂いた。
そのおばさんが、申し訳なさそうに。
『今日、おばあちゃん誕生日なんや。おめでとうとだけ言ってもらえる?』
たまたまですが、今日は、ひぃばあちゃん、誕生日。
御年94歳。
そういえば、ひぃばあちゃんの誕生日、知らなかったし、当然祝ったこともない。
気を遣わせたくなかったからだと思う。
何も用意してなかった。
手土産だけ用意してた。
お昼ご飯前に、アレクサの曲に合わせ、バースデーソングをみんなで手拍子しながら歌った。
ひぃばあちゃんは、照れくさそうに、嬉しそうだった。
『本当にありがとうございます。94才になりました。』
いくつになっても、祝われるのは、嬉しいみたい。
奥さんは、ひぃばあちゃんのそんな姿をみて、うるうるしてた。
秋の昼、なんか幸せな時間だった。
話は変わるが、我が家、縫製が苦手のようだ。
今日、誕生日で主役のひぃばあちゃんに、娘が、制服の縫製のお願い。
制服のボタンが外れていたみたい。
ひぃばあちゃんは、自分の服を全て作れるくらい、縫製のプロ。
今日着ていたセーターも、手作り。
でも、年齢を考えると、無理なのでは(汗)
私と奥さんはそう思ってた。
『かしてごらん。』
ほんの数十分。すぐにキレイに縫ってくれた。
すげぇー。
目が見えないと言いながら、めちゃ早い。
やっぱ。ひぃばあちゃん凄ーい。
短時間でしたが、とても楽しかった。
来年の誕生日は、こちらからお祝いに行きます。
ひぃばあちゃん、いつまでもお元気で。
100歳も楽勝。
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