第257話 3匹の子ぶた
娘の帰宅が遅くて、とても心配してた。
奥さんから心配しすぎだと心配された。
LINEがきた。
「駅で友達の悩みを聞いているから遅くなる。」
高校生になって、慣れない生活や友達のことで悩んでいる友人の悩みを聞いてあげてたようだ。
なかなかええとこあるやん。
でも、あんまり遅いと心配になる。
一言、親として、言うとかなあかんなー。
と思ってたら。
「はい、パパ。」
帰宅した娘が紙袋を渡してくれた。
高松にある「三びきの子ぶた」の紙袋。
紙袋の中身は、美味しそうな「いちごのフルーツサンド」だった。
週末、会話していたのを、娘は覚えていてくれて、わざわざ買ってきてくれた。
晩ごはん後だったけど、コーヒーと一緒に食べた。
普段の何気ない会話だったのに。
めちゃめちゃ嬉しかった。
遅い帰宅に、一言言うつもりだったのに・・・。
「めちゃめちゃ美味しかった。ありがとう(笑)。明日も気をつけて帰ってきいや。」
娘の優しさに、すっかり牙を抜かれたしまった。
明日は金曜日。
幸せいっばい頑張ろう(笑)